アマダが世界初「LBCテクノロジー」を搭載したファイバーレーザマシン第一弾「VENTIS-3015AJ」を新発売

190605アマダ1LBC テクノロジーのレーザ光の発振イメージ アマダ(社長=磯部 任氏)は、世界初の革新的な「軌跡ビームコントロール(LBC)テクノロジー(*LBC テクノロジー:Locus Beam Control Technology の略)」をはじめて搭載したファイバーレーザマシン「VENTIS-3015AJ」(4kW)をこのほど発売した。

 「LBCテクノロジー」は、板金加工市場から求められているステンレス、アルミの加工における高生産性、高品位加工へのニーズを背景に、加工に最適な光の特性を分析、追求した結果、同社の強みであるレーザ光の加工技術を進化させた革新的なビーム制御技術。 

 ファイバーレーザのビームの軌跡を自由自在に操作し、無限に軌跡のパターンをつくり出すことができる。また「LBC テクノロジー」は、高輝度発振器との組み合わせによりさらに機能を発揮することができるため、世界最高レベルの高輝度4kW ファイバーレーザ発振器も併せて開発した。

 なお、この「VENTIS-3015AJ」は、2018年10月にドイツで開催された世界最大級の板金加工業界の見本市「EuroBLECH 2018」において、「LBCテクノロジー」が高く評価され、MM賞を受賞した。MM賞とは、ドイツで最も権威のある製造業界誌「MM MaschinenMarkt」が、先進的、革新的な出展製品に授与する賞である。

 このマシンは、市場で高まる板金加工のニーズに応えるべく、「LBCテクノロジー」搭載機の第一弾として、無限にあるレーザ光の軌跡パターンから3つの機能を搭載している。

画期的な加工を実現する3つの機能
①「生産性モード」 : ステンレス、アルミの切断加工における生産性を大幅に向上
②「品質モード」 : 高品位加工(面粗度向上、ドロスレス)が可能
③「カーフコントロールモード」 : 自動化システム運用時の長時間安定加工が可能

主な特長

190605amada2軌跡パターンの一部(1)世界初「LBCテクノロジー」を搭載
「LBC テクノロジー」とは、レーザ光を金属の材質、板厚に応じて最適な軌跡となるよう制御する技術。加工する材質、板厚に対して、高速、高品位といった加工ニーズに応じた光をつくり出すことができる。この新技術を用いることで、これまで以上の高速切断や高品位切断が可能となり、生産性を大幅に向上させることができる。

(2)画期的な加工を実現する「LBCテクノロジー」搭載機第一弾の3つの機能
①「生産性モード」 : ステンレス、アルミの切断加工における生産性を大幅に向上
ステンレス、アルミの中厚板N2無酸化切断において、従来機比2倍以上の高速切断に加え、最大75%の加工コストの低減を実現。
②「品質モード」 : 高品位加工(面粗度向上、ドロスレス)が可能
切断加工品質は、従来機比で面粗度が約50%改善し、ほぼドロスのない(10μm以下)高品位な加工が可能。
③「カーフコントロールモード」 : 自動化システム運用時の長時間安定加工が可能
光を振動させることで、カーフ幅(切断幅)を従来機比で約2.5倍までコントロールすることが可能。加工後、テイクアウト装置による部品の取り出しの安定性が飛躍的に向上し、自動化運用時の長時間安定加工を実現する。

(3)世界最高レベルの高輝度ファイバーレーザ発振器を搭載
 「VENTIS-3015AJ」はこの高輝度発振器で生成されるエネルギー密度の高い高品質なレーザ光を維持したまま、熱加工に用いることができるため、新型4kW発振器の性能を効率的に最大限発揮することができる。

仕様
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