不二越が革新タップ「Hyper Z タップシリーズ」に高硬度鋼用を拡充!

 不二越(社長=坂本 淳氏)が、このほど「Hyper Z タップシリーズ」に高硬度鋼用を拡充した。

 現在、自動車部品や産業機械など幅広い分野の金型・部品において高硬度鋼が多数使用されている一方、その硬さにより工具が欠けやすく摩耗も早いため、刃先強度が強く、耐摩耗性に優れた高硬度鋼に適した工具のニーズが高まっている。

 同社では、2016年に安定した加工精度と切りくず排出性を両立する刃先・溝形状を有し、同社独自の特殊表面処理を施した革新タップ「Hyper Z タップシリーズ」を市場投入。驚異的な安定性と長寿命を実現するとして幅広いユーザーから好評を博していることを受け、今回は、高硬度鋼などの加工に焦点を当てた「Hyper Z ロースパイラルタップ」を新たにラインナップした。汎用、ステンレス用に続くHyper Z タップシリーズ拡充で、様々な被削材・寸法・切削条件に対応し、さらに、ドリルとタップのセットによる穴加工全体の最適化・高効率化を提案することで、ユーザーの生産性向上とコストダウンに貢献する。

特長

① 長寿命化の実現
 不二越独自の硬さと靭性を兼ね備えた粉末ハイスと表面処理で、刃先強度と耐摩耗性が向上。高硬度鋼に加えダクタイル鋳鉄でも、刃先の欠損を抑え、他社同等品と比較して2倍以上の工具寿命を実現。

② 安定した加工能力
 高硬度鋼用に最適化されたロースパイラル溝形状で、切りくずを細かく分断し、排出性を向上。切りくず詰まりや絡みによるトラブルが発生しやすい横形マシニングセンターでも、安定しためねじ加工を可能にする。

■シリーズと寸法範囲・価格
Hyper Z ロースパイラルタップ ZSP-LS
・寸法範囲 : M3~M12 並目・細目 10寸法
・参考寸法 : 代表寸法M6 (並目) 全長 62mm 1,830円/本(税抜)
       代表寸法M20(並目) 全長 82mm 4,880円/本(税抜)

 

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