「INTERMOLD2019/金型展2019 金属プレス加工技術展2019」(名古屋)」 注目各社の見どころはココだ!

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(前回の様子)

 インターモールド振興会は、6月19 日(水)から22日(土)までの4 日間、ポートメッセなごや(名古屋市港区金城ふ頭2-2)で、「INTERMOLD2019/金型展2019」(主催:一般社団法人日本金型工業会)ならびに「金属プレス加工技術展2019」(主催:日本金属プレス工業協会)を開催する。金型業界の動向を反映し、工作機械などの設備機器メーカーや、国内外の金型メーカー、プレス加工メーカーが一堂に集まり、出展者数376 社・団体規模の開催となる。基調講演は、トヨタ自動車 執行役員 工場統括 安全健康推進部統括 副社長 河合 満 氏を講師に迎え『モノづくりは、人づくり~技能伝承と人材育成~』と題した講演が行われる。名古屋開催における注目企業の見どころを紹介する。

 (アマダオリイ、オークマ、大昭和精機、ダイジェット工業、ナガセインテグレックス、日進工具、不二越、ブルーム-ノボテスト、牧野フライス製作所、三菱日立ツール)

「成形加工テクノロジーと自動化」がテーマ 
●アマダオリイ

190616top1SDE-1515 GORIKI 今年の4月に発足した新生アマダオリイは「成形加工テクノロジーと自動化」をテーマに、プレス加工工程全体に最適なソリューションを提案する。高剛性デジタル電動サーボプレス「SDE-1515 GORIKI」は、縦剛性と横剛性の強化により安定した製品精度と板鍛造などの高付加価値成形を実現。またコイル材供給装置「LCC03KR3」は、TP-CCSコントローラーを搭載したことにより、情報の一元化でオペレーターの負担を軽減する。会期中は、この2つを組み合わせたプレス自動化システムの得意とする順送板鍛造を実演する。また、ソフトウエアを駆使したプレス工場の見える化の紹介や、デジタル電動サーボプレスを用いた新しい鍛造工法のヘリカルギアの加工を実演する。なお、6月21日(金) 13時から第2会場にてテクニカル・ワークショップ(事前登録制)を開講する。

独自技術で金型加工に革新!
●オークマ

190616top2MU-6300V LASER EX オークマでは、レーザー積層加工が可能な5軸制御立形マシニングセンタ「MU-6300V LASER EX」をはじめとする機械3台を出品し、金型加工、レーザーによる積層補修など様々な加工を実演。独自の知能化技術に加え、IoTを活用した次世代のものづくりを提案する。注目の「MU-6300V LASER EX」は5軸制御マシニングセンタに最先端レーザー加工を融合したスマートマシン。ミーリング、旋削、研削加工に、金属積層造形を加えた究極の工程集約を1マシンで実現する。会場ではスライドコアのレーザー積層、仕上げ加工による補修を実演する。機械以外にも、3m超の大きさの自動車サイドアウタパネルから60mmのリフレクタなど大小各種の金型展示と、オペレータの負担を軽減しながら生産性を向上する独自の知能化技術、IoTを活用した稼働率向上支援システム「Connect Plan」を紹介する。また、会場では展示内容を詳しく紹介するプレゼンテーションを実施する。

刃先の摩耗やチッピング状態などを明確に確認!
●大昭和精機

190616top3エッセンティア BIGでお馴染みの大昭和精機は、インターモールド東京でも注目を浴びた各種工具の測定に最適な非接触ツールプリセッタ「エッセンティア」を展示。この製品は、フロントライトの採用で、刃先の摩耗やチッピング状態などが実写で明確かつ正確に確認できるもので、プリセット画面に写っている影の最大値を画像処理により自動的に測定、ネジレ刃の工具の回転軌跡を確認できる輪郭抽出機能を備え、各刃先のX,Zの測定値をグラフ表示することで刃先の振れ状態も確認できるスグレモノだ。スケールの移動はX軸、Z軸の単独移動および2軸同時の移動も簡単・スムーズに行えるため、カメラ位置へのセッティングもスピーディーに行える。使いやすい15インチの大型タッチパネルにより、測定用途に応じた各種アイコンが抽出でき作業性も向上。鋳物ベースで安定した測定精度が得られる非常に頼もしい高精度プリセッタなのだ。

「高硬度材 ヲ 攻略 セヨ!」
●ダイジェット工業

190616top4ハード1(ワン)ボール ダイジェット工業では、今回、難削材・高硬度材加工の高能率・高精度・長寿命化など最新切削工具による生産性向上のアプローチを提案し、耐摩耗用工具ではレアメタルレスの複合新材料「サーメタル」製品を展示する。また、6/22(土)11:00からは、テクニカルワークショップ第2会場において「高硬度材 ヲ 攻略 セヨ!」と題しワークショップを開講。日々、難加工へ挑戦している皆様は足を運んで欲しい。同社ブースで注目すべき点は、高硬度材の高能率・高精度加工に最適なソリッドエンドミルシリーズを新たにラインナップしたこと。注目の「ハード1(ワン)ボールSFSB形」は刃長1D・スーパーショートタイプの2枚刃ソリッドボールエンドミル。ボールR および外周切れ刃のシームレス化により高精度加工を実現。焼きばめホルダやハイドロツーリングに適応可能だ。また、70HRC高硬度材対応の多刃ソリッドスクエアエンドミル「ワンカット70 SEHH形」は高硬度材加工における加工寿命2倍(他社品比)を達成している。

お客様にとって本当に価値ある生産性向上を実現!
●ナガセインテグレックス

190616top5SGi-520αS4-Zero3 ナガセインテグレックスによると、「超精密加工と超能率加工を両立するマシンと加工システムによってお客様にとって本当に価値ある生産性向上を実現します!」とのことで期待が高まる。驚異の生産性を生み出す超精密/超能率なマシンや、加工時間の短縮や工程の改善を実現する加工システムなどを展示。目玉となる出展機種は、超精密成形平面研削盤「SGi-520αS4-Zero3」。このマシンは、“100年先の超精密マシンのスタンダード”という同社らしいキャッチコピーがいきている小型の超精密成形研削盤。かつてないイノベーションを生み出すとして注目を浴びている。特長は、①圧倒的な加工精度を実現、②左右送り速度60m/minの超高速平面研削を実現し、各種精密パーツの加工に最適、③脅威のピッチ送り精度と同期運動精度を実現し、さらに砥石軸はモータ出力を従来から50%アップした高剛性仕様、④徹底的な合理化により、従来機の45%の省スペース化を実現、⑤1pass切込み量を増やした重研削加工から仕上げの鏡面加工まで、様々な加工に対応可能――である。

銅タンの加工も長寿命な銅電極加工用エンドミルにラジアスタイプが追加!
●日進工具

190616top6銅電極用ロングネックエンドミルシリーズ 日進工具の目玉は、銅電極加工で優れた切削性能を発揮する同社の銅電極用ロングネックエンドミルシリーズ。切れ味と耐久性を兼ね備えた刃形状とDLCコーティングの相乗効果で、一般的な電極材であるタフピッチ銅だけでなく、難削材の銅タングステンでも長寿命で安定した加工品質が得られると好評だ。昨年にボールタイプ「DRB230」、スクエアタイプ「DHR237」を発表、今春にはラジアスタイプ「DHR237R」が追加となり、豊富なラインナップでユーザーニーズに応える。今回の展示会では、これらの製品で加工した事例を多く展示し、銅電極加工ユーザーに訴求してゆく。6月21日(金) 午前11時から第二会場にてテクニカル・ワークショップ(事前登録制)を開講する。
↓事前登録はこちら↓
https://eventregist.com/e/ns-im-nagoya2019

用途にあった金型材料や工具を提案!
●不二越

190616top7Hyper Z ロースパイラルタップ 総合力が強みの不二越は、材料部門と工具部門の合同で出展する。目玉となるのは、独自開発した高機能金型材「DURO」、「PROVA」と、工具の新商品「Hyper Z ロースパイラルタップ」、「アクアREVOドリル」。特に注目したいのは、驚異的な安定性と長寿命で好評を博している革新タップ「Hyper Z シリーズ」に今回新たに「Hyper Z ロースパイラルタップ」を追加したことだ。高硬度鋼やダクタイル鋳鉄などの加工に適し、切りくず詰まりや絡みのトラブルが発生しやすい横形マシニングセンターでも、抜群の切りくず排出性により、加工機械を問わず、安定した加工を実現した。同社では、今回の展示に、「高精度で長寿命な金型製造を材料から加工まで、トータル的にサポートいたします。会場では、お客様の“困りごと”を直接お伺いしながら用途にあった金型材料や工具をご提案いたします。」と意気込みを見せている。

設備や生産ラインに合わせた提案を提供 
●ブルーム-ノボテスト

190616top8 ブルーム-ノボテストは、生産現場でのさらなる生産効率の向上に貢献する製品群を提案。今回は、測定工程の自動化、加工精度の見える化、自動データ補正などに加え、生産現場のIoT化に有効活用できる数々の製品を紹介する。注目したいのは、加工機上でワーク輪郭形状測定をする「TCプローブ/Form Control」。PC操作で測定箇所を任意に選択、測定結果を帳票や、グラフ表示などでする。また、先月東京で開催されたINTERMOLDでも大きな注目となった独自の“DIGIROG技術”による工具の高速・高精度測定を実現し、加工回転数で工具長・径・振れ等を測定する「LC50-DIGILOG」も引き続き展示する。機上測定製品の実機デモ等を通じて現場の解決策を提案する。同社では、工作機械の新規導入時の搭載のみならず、既存機械への後付け工事も実施しているとのことで、測定に関する相談など、設備や生産ラインに合わせた提案をしてくれるというから心強い!

稼働率の向上に貢献!
●牧野フライス製作所

190616top9D800Z 牧野フライス製作所の目玉となるのは、5軸制御立形マシニングセンタ「D800Z」。このマシンの特長は、独自の構造が高い精度を実現すること。直径800 mmのテーブルを傾斜面が下から支え、工作物を回転させても重心位置は必ず傾斜軸の回転中心付近になる構造を採用している。工作物の質量変化の影響をほとんど受けない構造なので、テーブルのたわみ量を最小限に抑え、剛性の高い軸受とダイレクトドライブモータによる振動の少ない滑らかな回転が高精度を実現する仕組となっている。また、工具の差し間違えや工作物、治具の段取りミスにより生じる衝突を未然に防ぎ、簡単に加工前の準備を行える取り組みを見せてくれる。同社では、「確実で早い段取りを実現することにより、稼働率の向上に貢献します。」とコメントしており、頼もしい限り。

来場者が「MOLDINO」を実感し、ものづくりの根幹を体感できるブース
●三菱日立ツール

190616top10プラスチック金型ではARによる金型内部の動きも観察できる。 2017年に新ブランド「MOLDINO」をスタートさせた三菱日立ツールでは、「お客様の課題に真摯に向き合い、お客様と私たちの笑顔のために未知の領域にも果敢に挑戦し続け、共に成長するかけがえのないパートナーになることを目指しています。」としている。今回は、金型メーカーが金型製作の過程でどの様な苦労をしているのか、「実際に体験しないで“MOLDINO”は語れない」との思いから、プロジェクトチームを立上げ “学ぶ”ためのプラスチック金型づくりにチャレンジして制作したプラスチック金型を展示する。ARによる金型内部の動きの観察もできるとのことで、これは必見! 同社では、金型における形状部以外の様々なパーツが組みあがって成形した製品ができることを踏まえ、プロジェクトでは最終製品の検討から金型構想、3Dモデリング・製図・部品表作成・材料、備品発注、工具選択・CAM操作と切削加工、磨き、そして組み立て作業に至るまでの一連の作業を行った。この作業を通じて、「金型づくりの奥深さとモノづくりの根幹であることを改めて感じた。」とのことで、悪戦苦闘しながら進めたコップ用プラスチック金型と製作過程のビデオを会期中に流す。「ご意見・ご指導を頂けますと幸いです。」とのことで、金型加工に必要かつ特長的な工具群がズラリと並ぶ。