「IT産業の躍進に期待」NaITO 賀詞交歓会を開く

あいさつをする坂井社長
あいさつをする坂井社長
 NaITO(社長=坂井俊司氏)が1月7日、東京・京王プラザホテルで新春賀詞交歓会を開催した。
 
 新年のあいさつに立った坂井社長は、「5Gの普及を中心にした情報化社会の発展と、人知に追い付くべくAIの進化とそれらを支えるIT産業の躍進ということが非常に多く語られている。昨今の景気の停滞感もあり、わが国経済産業界からも5Gに対する投資への期待も大きい。近いうちに大きな投資の波があるのではないかと感じている。」と期待感をにじませた。

今後のビジネススタンスについても説明した。第3四半期の損益状況は、売上高は353億5,100万円(前年同期比△6.2%)、営業利益は、7億3,100万円(同△2.8%)、経常利益は8億8,000万円(同△7.4%)となった。通期業績予想は売上高463億円、経常利益10億円としている。

 2019年度の活動報告の中で、坂井社長は、専門力の強化を挙げ、「商品知識、レスポンス、対応面で独自の特長を持ち、取引先の信頼を得た。」とした。具体的には①専門販売員研修、商品知識研修の実施、②専門力発揮の場として商品セミナーを積極展開、③ロボットを購入し、得意先の展示会、ユーザーでの実演PRを実施した。

地域密着、対面営業についても、市場に基づいた提案、きめ細やかなサービスを提供した。昨年は南東京支店を神奈川県川崎市に新設し、「主要の顧客に近い所で営業をするというスタンスで、より一層南東京、蒲田、大田、川崎、横浜の一部含めて重点的にカバーしていきたい。」と述べた。

 また、有力販売店、仕入先の展示会に役員が積極的に参加し、訪問して現場に支援を図り、情報発信機能の強化についても機械要素技術展、メカトロテックジャパンへ出展、同社オリジナルブランドも含め展示した。海外展開については、海外岡谷鋼機メカトロ部との協業し、とくに北米、インドネシアへ社員が出向し、新規顧客の開拓に注力したと説明した。
 
 
 沼田恵明 ミツトヨ社長が乾杯の発声を行い、宴もたけなわの頃、散会した。

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