人の両腕のような複雑作業に対応! 「アスタコNEO」を発売 日立建機

日立建機(社長=辻本 雄一氏)は、双腕仕様機ZX135TF-3(呼称:アスタコNEO〔ネオ〕)をこのほど発売した。

アスタコNEOは、ベースとなる13t級油圧ショベルと同等のパワーを持つ主腕と、それを補助する副腕の組み合わせにより、単に2つのアタッチメントを同時に使用できるだけでなく、主腕でつかんだ対象物を副腕で切るなど、人の両腕のように、より複雑な作業にも対応することができる。

この双腕仕様機「アスタコNEO」を使用することにより、今まで複数の重機を用いて、あるいは人手作業に頼っていた産業廃棄物の中間処理作業など、複雑な仕分け作業を安全かつ効率的に行えるようになる。

生まれたばかりのアスタコNEOの活用方法はアイデア次第で、将来に向けて無限大の可能性を秘めており、まさに油圧ショベルの歴史を変えるロボット化への挑戦といえよう。

<主な特長>
1.安全性向上
今まで人手作業に頼っていた産業廃棄物の中間処理作業など、複雑な仕分け作業に対して、機械化が図れる。

2.作業効率向上
対象物を機械で所定場所までハンドリングし、人手による加工作業を行った後、再び機械で戻すような作業に対して副腕に適応するアタッチメントを用いることで、機械だけで一連の作業が行えるようになる。

3.経費削減
重量物ハンドリング用と細かい作業用の2台の重機を使用していた作業に対して、アスタコNEOで置き換えられれば、2台分の維持費が1台分で済む。

4.省スペース
作業スペースが限られた現場においても、1台分のスペースさえあれば、2つのアタッチメントを用いた作業を行うことができる。

5.多様な作業が可能
2つのアタッチメントが必要な作業や片方で支えて他方で切る、あるいは片方で押さえて他方でつまみ出すなど、様々な作業に対応することができる。

*なお、 写真の主腕と副腕に装着している解体用アタッチメントはオプションであり、
製品には含まれない。

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