オーエスジーが第102回定時株主総会を開く

オーエスジー(社長=石川則男氏)が、2月21日に同社アカデミー グローバルテクノロジーセンター(豊川市一宮町)で第102回定時株主総会を開催した。

議長の石川社長が開会を宣し、監査報告、計算書類報告をしたのち、剰余金処分、取締役11名選任、役員賞与支給についてそれぞれ上程され、審議の結果、いずれも原案どおり承認可決した。
 
同社の事業の経過・成果(2013年12月1日から2014年11月30日まで)については、海外需要が総じて堅調に推移するとともに国内も回復傾向を維持し、加えて円安傾向の進展による追い風もあり、売上高は1,010億3千1百万円(前期比14.3%増)、営業利益は174億1千5百万円(前期比35.8%増)、経常利益175億6千8百万円(前期比26.3%増)、純利益99億8千9百万円(前期比15.9%増)となった。

また、地域別売上高でみると、国内は632億4千6百万円(前期比13.5%増)、米州183億9千9百万円(前期比13.0%増)、欧州99億1千7百万円(前期比26.3%増)、アジア279億3千4百万円(前期比17.3%増)となった。同社の今後対処すべき課題については、2020年度に売上高1,500億円達成のために、次の諸施策に取り組む。

1.大手ユーザーの開拓
最適な加工方法の提案、最先端技術を取り入れた製品を投入するとともに、対面型販売組織をグローバルで拡充することにより、自動車、航空機産業をはじめとする大手ユーザー開拓を推進する。

2.フラッグシップ商品戦略
主力製品ごとにフラッグシップである「Aブランド製品」のラインナップを拡充することにより、OSGブランドの価値向上を図るとともに、海外販売代理店網の強化に取り組むことにより、ボリュームゾーンでのシェアアップを目指す。

3.重点顧客産業の拡大
注力すべき主要ユーザーを自動車産業、金型産業、航空機産業に加え、エネルギー、建機、IT部品、塑性加工、精密加工、医療分野へと拡大し、成長分野での顧客開拓を推進する。

4.新興国市場での受注力の強化
アジア及び中南米地域に積極的に経営資源を投入し、生産、販売組織の増強を図るとともに再研磨、再コーティング等アフタービジネス分野の拡充にも取り組む。これらにより、サービスの一貫体制を充実し成長分野での受注力の強化を図る。

株主総会終了後、2015年の成長戦略並びに海外戦略についてのプレゼンテーションが行われた。本年は、①新たな市場インドネシア、 ②インド銘柄の条件 ③メキシコ市況報告、について約1時間にわたり説明があった。

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