ものづくりの原点はデザインにあり

110422RDS1工業デザイン、カーボン成形、クレイモデル製作、CFRP/FRP成形などの企画からデザイン、モデル製作から、型および成形、そして機械加工までを全て自社で行うアールディエス(本社=埼玉県大里郡寄居町)は、インハウスによる物完を行うことで、より質の高い製品を低価格で提供する強みがある。

同社取締役の杉原行里氏は、「目の肥えたユーザーに訴えることのできる“インパクトのあるデザイン”を常に心がけています。われわれはゼロから製品を製作することができる強みを活かして、『アイデア力』、『デザイン力』、『技術力』、『アイデンティティー』を世界に発信することが目標です」と話す。

同社では、二輪・三輪・四輪をはじめ、フォーミュラー、ソーラーカー、グライダー、自動車のエクステリア、インテリアなどの工業デザインから家電や家具などプロダクトデザイン、医療機器や店舗デザインまで幅広く手掛けており、その豊富なデザイン力と実績により、顧客のニーズに的確に対応している。また、社外デザイナーや海外デザイナーとのコラボレーションにも積極的であり、強力なデザイン力を提供する。

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素材革命! 軽量化こそエコロジー!

110422c同社の得意分野は、オートクレープ成形によるドライカーボン製品。20年以上にもおよぶ実績で培った技術力はF-1等を代表するレース部品や、スポーツ用品、医療関係等など、幅広い分野において技術力が発揮されている。
「われわれは物体の軽量化こそエコロジーであるという意識があり、日本の素材革命において重要な役割を果たしていると自負しています。注目度の高いCFRPの比重は1.5~1.8.アルミの比重2.7と比べても軽いです。しかも強度や弾性率にも非常に優れており、強度が鉄の約5倍、弾性率も鉄の約7倍です。しかも疲労しない、錆びない、高温下でも安定しているといったこともCFRPの特長です。金属では難しい複雑な形状にも対応できる柔軟性を兼ね備えており、デザインの表現範囲が広がるなどの大きなメリットがあるんですよ」(杉原氏)

ところでCFRPといえばご承知のとおり“難削材”である。加工の難しい素材に対し、想いを製品にするための同社の取り組みに“微細な精密加工”がある。
「われわれは3Dデータによる平面、二次曲面、賛辞曲面などの機械加工ができます。5面加工機や3軸・5軸加工機を使用し、複雑な3D形状にも金属加工や樹脂モデル切削加工等で対応しています。旋盤加工やフライス加工、溶接、二次加工もお任せください」(杉原氏)
量産向け特殊アルミ金型のパテントも取得している同社は製品の機能美とデザイン力を駆使したプロダクトを展開している。

全てをインハウスで行うアールディエスはコストダウンはもちろんのこと技術力とセンスでユーザーのニーズに応えるとしている。