「景況感は良い状態」日本金型工業会が総会を開く

あいさつする牧野会長
あいさつする牧野会長
日本金型工業会(会長=牧野俊清 長津製作所会長)が6月5日、名古屋市内のANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋で第3回定時総会を開催した。

総会に先立ち牧野会長が、日頃の感謝を述べたあと、「2014年どの金型生産額は前年度より7.2%の上昇、リーマンショック直後の2009年度の121%を得た。本年4月に東京ビッグサイトで開催されたインターモールドでは、正会員71社が出展された。71社というと5社に1社が出展されたことになる。来年4月では同じく大阪でインターモールドが開催されるが、その時もぜひ皆様のご参加を期待したい。平成27年度より日本の金型PR事業の一環として経済産業省推進のJAPANブランドのシンボルマークをベースとして作成した金型バッチは非常にデザイン性の優れたバッチだと思うが、ぜひとも着用していただけたらと思っている」とあいさつした。

平成26年度事業報告の承認を求める件、平成26年度決算報告の承認を求める件並びに監査報告の件、平成27度事業計画案の承認を求める件、平成27年度収支予算案の承認を求める件がそれぞれ承認された。

遠山経産省素形材産業室長
遠山経産省素形材産業室長
遠山 毅 経済産業省製造産業局素形材産業室長が来賓を代表してあいさつをした。
この中で遠山室長は、「素形材産業の中で金型の数字が一番良い数字である。アベノミクスがはじまって2年が経過したが、金型については効果が波及しているように感じている。4月のインターモールドに出席をさせていただいたが、約4万7000人の来場者が足を運んだ。今年は真剣に商談をする姿が多かったと聞いている」と期待を込めた。

トヨタ自動車 車両品質生技部 安松 智 氏が「もっといいクルマづくり」に向けたトヨタの金型造りにおける取り組み」をテーマに講演をしたあと、懇親会が開かれ、会員の交流が図られた。

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