三菱マテリアルが「重切削加工用インサートシリーズ」や溝入れ旋削工具「GYシリーズ」にコーテッドCBN材種「BC8110」を追加販売!

 三菱マテリアル(株)加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=鶴巻二三男氏)が、このほど「重切削加工用インサートシリーズ」や溝入れ旋削工具「GYシリーズ」にコーテッドCBN材種「BC8110」の追加販売を開始した。

重切削旋削加工用インサートシリーズのアイテムを追加

 鉄道や船舶・エネルギー産業の部品加工には、ステンレス鋼から硬鋼までの重切削旋削加工用として使用される片面ネガブレーカインサートが用いられているが、CVDコーティング材種「MC6025」「US735」の材種と鋼旋削加工用ブレーカ及びステンレス鋼・軟鋼旋削加工ブレーカを追加し、重切削旋削加工の選択肢を大幅に拡大するべく追加発売した。

 重切削旋削加工用インサートの追加アイテムの主な特長は、以下の通り。

 ① 一般鋼と合金鋼の加工において、刃先強度を優先し高送り、高切込みでも切りくず排出がよい「HRブレーカ」を追加。

 ② 軟鋼やステンレス鋼の加工において、低抵抗で高い切りくず分断性を実現した第一推奨「HLブレーカ」と刃先強度と切れ味のバランスをもたせた「HMブレーカ」を追加。

 ③ 安定した寿命として好評をいただいているCVDコーテッド超硬材種「MC6025」は鋼加工用として、「US735」はステンレス鋼加工用としてシリーズ追加。

 ・標準価格 :750円~4,620円 

溝入れ旋削工具「GYシリーズ」にコーテッドCBN材種を追加

 溝入れ旋削工具として発売している「GYシリーズ」は、“TRI-LOCK(トライロック)システム”の採用により、モジュラー型工具においても本体剛性を大幅に高め、高能率加工が可能な工具として発売開始以降ユーザーより高い評価を得ていることを受け、高硬度鋼旋削加工用に刃先の異常損傷を抑制し、寿命の安定を実現したコーテッドCBN材種「BC8110」を追加発売した。

 高硬度鋼旋削加工用コーテッドCBN材種「BC8110」の主な特長は、以下の通りです。
 ① 新開発特殊PVDセラミックスコーティングにより、耐摩耗性と耐チッピング性を向上。
 ② 新開発“超微粒バインダー”と微粒CBNを分散することで、クラックの進展を抑制し、切削時の突発欠損を防止。
 ③ 表面は耐溶着性を向上させ、コーティング剝離を抑制。

 ・標準価格 :12,300円~18,700円

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