【注目】タンガロイが続々新製品を投入! 「DrillMeister」サイズ拡充、「MATRIX シリーズ」に廉価版の「DLS キャビネット」を追加

 タンガロイ(社長=木下聡氏)が、続々と新製品を市場投入している。
 先端交換式ドリル『DrillMeister』工具径φ20.0-25.9mmサイズを拡充し、MATRIX シリーズ 「エコノミータイプ」DLS モデルも登場した。

「DrillMeister」工具径φ20.0-25.9mmサイズを拡充

 「DrillMeister」は、独自の自己拘束型クランプシステムの採用により、簡単で迅速なヘッド交換を可能にしている。工具交換は、ヘッドを付け替えるのみでツールホルダからのドリルボディの脱着や突出し量の調整が不要となることから、工具交換時間を大幅に短縮できる。さらにヘッドは小さな力で取付け・取り外しができ、必要に応じて機上での交換も可能である。

 今回の拡充は、フランジ付きボディTIDに工具径φ20.0-25.9、加工深さL/D=1.5~8をラインナップし、様々な被削材での大径の穴あけ加工で驚異的な性能を発揮する。フランジ付きボディは強ねじれ溝を採用し、さらに溝面に特殊な磨き処理を施すことで、安定した切りくず排出性を実現している。これによって、特に切りくず排出が難しくなるL/D=5以上の深穴加工時に、抜群の切りくず排出性能を示す。

 「DrillMeister」は、加工能率の向上だけでなく、工具交換時間の大幅短縮、再研削にかかわる費用をゼロにできるなど、トータル加工コスト削減に大きく貢献する。
主な特長は以下のとおり。

 ●工具径:φ20.0~φ25.9(0.1mm飛び)、加工深さ:L/D=1.5, 3, 5, 8に対応
 ●強ねじれ溝と特殊な磨き処理の採用で、抜群の切りくず排出性能を実現
 ●独自の自己拘束型クランプシステムによって、簡単かつ高精度のヘッド交換が可能
 ●本体部分の変形が少ないクランプ機構により、ヘッドの交換可能回数を大幅に増加
 ●革新的な刃先処理と材種性能により驚異的な寿命性能を発揮

 主な形番と標準価格
 ●ヘッド
 DMP200 AH72514,200円(税込み15,336円)
 DMP230 AH72515,300円(税込み16,524円)
 DMP259AH72516,600円(税込み17,928円)

 ●ボディ
 TID200F25-1.544,800円(税込み48,384円)
 TID230F32-358,600円(税込み63,288円)
 TID250F32-894,400円(税込み101,952円)

 

MATRIX シリーズ 「エコノミータイプ」DLS モデル

 工具在庫管理の効率化、管理コストの可視化ツール「MATRIX シリーズ」に、廉価版の位置づけとなる「DLS キャビネット」を新たに追加し、このほど発売を開始した。

 好評の工具管理ツール「MATRIX シリーズ」は、ハードウェアとソフトウェアが一体となった工具収納・管理システム。工具のトータルマネージメントで在庫管理を簡略化でき、出入庫作業の効率化が可能である。今回このMATRIX シリーズにDLS「エコノミータイプ」が登場した。DLS は、従来のビドマー感覚で在庫管理ができるエコノミー仕様で、間仕切りは可動式でレイアウトをお好みに設定できる。好評の既存モデルMATRIX「MAXI」「MINI」にこのDLS を追加し、場所をとるアイテムをDLS に収納するなどの活用ができる。

 複数台のキャビネットであっても同様に一元管理を確立できるため、複数台の導入コストを抑えることが可能。また、既存モデルMATRIX シリーズと同等のソフトウェアを搭載しているので、工具の入出庫や発注管理などの包括管理ができ、分析作業やレポートの作成も可能である。
主な特長は以下のとおり。

 ●工具管理、入出庫作業の効率化が可能
 ●管理コストの可視化(工具入出庫、手持ち在庫コントロール、在庫コストの収縮化)
 ●専用ソフトによる在庫のコントロール、レポート作成/分析を実現
 ●既存MATRIX シリーズ連結での在庫の一元管理
 ●可動式間仕切り装備で、引き出し内の自由なレイアウトが可能

 ■主な形番
 ●MATRIX DLS T0001 キャビネットモニター付き
 ●MATRIX DLS P0001 キャビネットモニター無し

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