5軸マシニングセンタ 「DMU 60 eVo」販売開始! 森精機

森精機製作所は、提携先である独国ギルデマイスター社製5軸制御マシニングセンタ「DMU 60 eVo」の受注を開始した。

「DMU 60 eVo」は世界中で3,000台以上の納入実績を誇るeVoシリーズの新たなモデル。近年、航空機や医療などの分野において複雑形状ワークの加工に対する需要が高まっており、そのニーズに応えるとしている。



DMU 60 eVoの特徴は以下の通り。
①高剛性・高精度を実現する新しいコンセプトの門形構造。
②進化した回転傾斜テーブル
③リニアモータ駆動(オプション)
④省スペース

①新しいコンセプトの門形構造
 DMU 60 eVoはX、Y軸を機械上部に配置した門形構造を採用。この構造により主軸のオーバハングを最小限にすることで機械の安定性と剛性を向上させ、高精度を長期間維持できる。またY軸サドルの配置方法を最適化し、機械前部を円弧状に設計することで作業エリアへの接近性と段取り性が向上した。

②進化した回転傾斜テーブル

軸構成
軸構成
定評あるeVoシリーズの回転傾斜テーブルを更に強化した。600×500 mm(コーナー部φ630 mm)の回転傾斜テーブルはそのコンセプトを保ちつつ、テーブル最大積載質量は従来機比2倍の400 kgにアップしている。旋回範囲は-5°から+110°で、幅広い加工が可能。オプションでC軸回転速度1,000 min-1の旋削仕様(FD仕様)も用意している。

③リニアモータ駆動(オプション)
 DMU 60 eVoのX軸、Y軸の送り駆動方式はボールねじ駆動(早送り速度50 m/min)を標準とし、更なる高効率な加工を要望される顧客には、リニアモータ駆動(早送り速度80 m/min)仕様を用意している。高速・高加速度での送りが可能な上、位置決め誤差もボールねじ駆動に比べ10分の1の高精度を実現。また消耗部品が少なく、メンテナンス頻度を抑えて生産効率を飛躍的に向上させる。

④省スペース
DMU 60 eVoの機械構造は設置スペースにおいても所要床面積6.1 m2と同クラスの5軸マシニングセンタの中でもトップレベルのコンパクトさを実現。また独自の機械構造により、工具マガジンの大小に関わらず所要床面積がほとんど変わらない。

moldino_banner

 

 

intermole2024_大阪