10月分工作機械受注総額は1,030.8億円 日工会 

日本工作機械工業会がこのほどまとめた10月分の受注実績は以下の通り。
2015年10月分工作機械受注総額は、1,030.8億円(前月比△6.0%・前年同月比Δ22.9%)となった。前年同月比は3カ月連続減少で、3カ月連続の1,100億円割れ。1,000億円超えは26カ月連続。

内需は444.9億円(前月比△7.1% 前年同月比△0.9%)で、9カ月連続の400億円超えと国内需要は堅調持続。前年同月比は2カ月連続減少。外需は586.0億円(前月比△5.2% 前年同月比△34.0%)で、欧州、北米が前月から増加したものの、アジアが減少。外需総額は2カ月ぶりの600億円割れ。

内需は政策効果発現も、一部に来年度の補助金待ちの動き有り。外需では世界経済やVW問題の影響等について今後の動向を注視。

10月分内需

444.9億円(前月比△7.1% 前年同月比△0.9%)

・9カ月連続の400円超。
・前月比2カ月ぶり現象。前年同月比は微減で2カ月連続減少。
・受注額は比較的高水準を維持。国内需要は堅調持続。

① 一般機械  146.3億円(前月比△20.3% 前年同月比△23.8%)
  うち金型   21.0億円(前月比△27.1% 前年同月比△24.2%)

② 自動車   154.2億円(前月比Δ3.5% 前年同月比+10.5%)
  うち部品   102.0億円(前月比△9.0% 前年同月比△7.6%)

③ 電気・精密 39.2億円(前月比+7.6% 前年同月比Δ6.5%)

④ 航空機・造船・搬送用機械 22.2億円(前月比△21.3% 前年同月比+35.9%) 

10月分外需

586.0億円(前月比△5.2% 前年同月比△34.0%)

・2カ月ぶりの600億円割れ。
・前月比は2カ月ぶり現象。前年同月比は5カ月連続減少。
・主要3極は欧州、北米が前月から増加したが、アジアのみ減少。

①ア ジ ア:212.2億円(前月比△25.7% 前年同月比△53.0%)
・東アジア:173.3億円(前月比△20.7% 前年同月比△32.5%)
〈中 国〉123.1億円(前月比△24.5% 前年同月比△30.0%)
・その他アジア38.9億円(前月比△42.0% 前年同月比△80.0%)
〈タ  イ〉11.1億円(前月比Δ46. 7% 前年同月比△67.7%)
〈ベトナム〉3.2億円(前月比△32.6% 前年同月比-)
〈イ ン ド〉14.2億円(前月比△46.8% 前年同月比+7.8%)

②欧 州:153.8億円(前月比+12.5% 前年同月比+5.4%)
〈ド イ ツ〉38.0億円(前月比Δ14.9% 前年同月比△20.3%)

③北   米:210.9億円(前月比+16.4% 前年同月比△21.5%)
〈アメリカ〉191.3億円(前月比+16.1% 前年同月比△15.5%)
〈メキシコ〉 8.9億円(前月比Δ5.3 % 前年同月比△69.3%)

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