タンガロイが耐熱合金旋削加工用新シリーズ 新PVD材種「AH8000 シリーズ」、新ブレーカ「HRF & HRM」を発売

 タンガロイ(社長=木下聡氏)がこのほど、耐熱合金旋削加工用新シリーズとして、新PVD材種「AH8000 シリーズ」、新チップブレーカ「HRF & HRM」を発売した。

 耐熱合金旋削加工用新PVD材種「AH8000 シリーズ」は、世界初となる高Al積層被膜技術を採用したことで、驚異的な耐摩耗性と耐欠損性を両立し、耐熱合金加工で発生しやすい境界損傷、クレータ損傷、溶着の抑制に優れた効果を発揮する。「AH8000 シリーズ」のラインナップには、耐摩耗性と耐欠損性のバランスに優れた第一推奨材種である「AH8015」、耐摩耗性に優れた高硬度材種「AH8005」の2材種を設定した。この新材種には、従来から好評を博している新表面平滑化技術『PremiumTec』を採用し、さらなる安定加工と長寿命化を実現した。

 新チップブレーカ「HRF & HRM」は、耐熱合金加工における仕上げ~中切削までの幅広い範囲の加工に対応可能。仕上げ加工用「HRF」チップブレーカは、大きなすくい角とインクリネーション付き切れ刃により低抵抗な加工を実現、特に低切込み加工の切りくず処理において、抜群の切りくず処理性を発揮する。仕上げ~中切削加工用「HRM」チップブレーカは、特徴的なすくい面のドットによりすくい面と切りくずとの接触面積を減少させ、これによりすくい面への凝着を大幅に抑制する。

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