三菱マテリアルが難削材加工用ラジアスカッタ「ARPシリーズ」を発売

 三菱マテリアル 加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=鶴巻二三男氏)は、このほど難削材加工用ラジアスカッタ「ARPシリーズ」の販売を開始した。

 削材加工用ラジアスカッタ「ARPシリーズ」は、同社刃先交換式工具のスクリューオン式(注:刃先交換式工具の取り付け方法の中で、インサート正面からねじで固定するもの)としては、最高クラスの振れ精度により、チタン合金・耐熱合金・ステンレス鋼の加工時に発生しやすい異常損傷の低減を実現させた航空機や発電機に使用されるタービンブレードなどの荒加工に最適なラジアスカッタである。

 難削材加工用ラジアスカッタ「ARPシリーズ」の主な特長は、以下の通り。

 ① 研磨級インサート搭載時の従来品との比較では、正面振れを1/4に低減を実現。
 ② 広い着座面と2か所の回転止めによる強固なクランプシステムを実現し、インサートが切削時に回転することを抑制。
 ③ 切りくずの流れとインサートのすくい方向を同一にする新設計の採用により、切削抵抗を低減。
 ④ インサートのブレーカは汎用タイプのMブレーカをはじめ、刃先強化タイプのRブレーカと切れ味重視タイプのLブレーカを規格化。
 ⑤ ステンレス鋼には、新開発のCVDコーティング超硬材種「MC7020」により、熱亀裂やチッピングを抑制し、安定加工を実現。

 〇標準価格:カッタボディ 39,500~107,000円。インサート 800~1,500円。
(代表型番)
 ARP5PR3204SA32M 52,500円。
 ARP6P-080A08AR 79,000円。
 RPHT1040M0E4-M MC7020 1,200円(いずれも税別価格)

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