「JIMTOF2016」企画展示の内容が決定! ~次世代に伝えたい「へら絞り(北嶋絞製作所)」の日本の匠の技、福井・鯖江の世界最高レベルの技術力を発揮した「めがね」~

 アジア最大級の工作機械見本市「JIMTOF2016(第28 回日本国際工作機械見本市)」(主催=日本工作機械工業会/東京ビッグサイト)が、11 月17 日(木)~11 月22 日(火)までの6 日間、東京ビッグサイトにて開催されるが、開催期間中を通じて展示する企画展示の内容がこのほど決定した。

 JIMTOF2016 企画展示では、東新展示棟の東7 ホールにおいて、次世代に伝えたい「へら絞り(北嶋絞製作所)」の日本の匠の技、福井県の世界最高レベルの技術力を発揮した「めがね」を紹介する。

 「へら絞り」は、大正時代に日本に伝えられた金属の伸びる性質を利用した塑性加工のひとつ。金属を円盤状に加工したものを、横向きに回転する絞旋盤と呼ばれる機械の回転軸に固定し、ヘラと呼ばれる専用工具で絞って成形していく。

 今回の企画展示では北嶋絞製作所の協力により、「へら絞り」の職人による実演をはじめ、一般来場者による体験を予定している。また、職人へのインタビューやトークショー、技術の伝承取材映像の披露も会期中、毎日実施する予定。

 また、同時に、福井県眼鏡協会の協力により、めがね産地「福井・鯖江」の世界最高の技術力と品質力を有するめがねの作業工程の披露、インタビューやトークショーを実施する。福井市や鯖江市を中心に日本製めがね枠生産の95%以上を占める福井県のめがねは、チタンフレームなどの新素材開発や、優秀な加工技術などが世界的にも高く評価されている。100 年余の時間をかけ世界ブランドまで育て上げた職人の技術と良いめがねを作るために不可欠な工作機械との関わりを軸に紹介する。

 なお、東京ビッグサイトは、2016 年10 月に東新展示棟の竣工予定だが、JIMTOF2016 は、この東新展示棟を含めて全館使用する初めての展示会となる。

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