三菱日立ツールが『アルファラジアスミルプレシジョン ARPF形 ねじれ刃形インサート』を開発

 三菱日立ツール(社長=増田照彦氏)の刃先交換式のアルファラジアスプレシジョンARPF形は、金型の構造部仕上げ加工用途にご好評を博しているが、このほど、加工精度と加工能率の向上を目的とした新インサートを開発し、平面、傾斜面を含む3次元形状部の中仕上げ、仕上げ加工に性能を発揮するSGタイプと、金型構造部の基準となる垂直側面部(立壁部)の仕上げ加工に性能を発揮するSWタイプの2種類のインサートを商品化した。金型、金属部品の中仕上げ加工、仕上げ加工に威力を発揮する。
 特長は以下の通り。

 インサートの切れ刃形状をソリッドエンドミルのねじれ刃形に近づけると共に、刃先交換式工具に求められる切れ刃の信頼性を高めたことで快削性と耐欠損性に優れる商品になっている。

 (1)SGタイプは、R切れ刃部の刃先強度と切れ味のバランスを考慮すると共に、ラジアスタイプの刃先交換式工具において最大級のねじれ角を採用したことで、加工能率の向上を図った。

 (2)SWタイプは、切れ刃先端部の食付き性を高めた刃形を採用したことで、削り残しが抑えられ垂直側面部(立壁部)の加工精度向上が図れる。

 (3)インサート単体のR精度は工具軸中心基準により±10μm以下とより高精度な設計にした。

 (4)新材種TH308の採用により、焼入れ鋼の高速仕上げ加工に性能を発揮する。

 (5)新材種PN215の採用により、炭素鋼からプリハードン鋼の高速仕上げ加工に性能を発揮する。

■価格
・SGタイプ (外径:φ6~φ32、コーナR:0.3~3.0、計96アイテム):8,330~15,100円
・SWタイプ(外径:φ6~φ32、コーナR:0.5、1.0、計26アイテム):8,330~15,100円

moldino_banner

 

 

intermole2024_大阪