ナガセインテグレックスのJIMTOF展示マシンは見所が満載! 新規開発5機種を初披露


 斬新なアイデアを用いて愚直なまでに技術に執着するナガセインテグレックスが、「JIMTOF2016」で新規開発5機種を初披露する。今回の展示会で同社は「10年後を見据えた新たな概念を生み出すマシン・システム」を提案、既存のNAGASE商品に搭載できる最新ユニットや、数々の加工サンプルも展示する。

 長瀬幸泰社長は、「圧倒的な運動特性をぜひご覧頂きたい。お客様の希望に添った要素技術を搭載することは、すなわちお客様にとっては世界に一台のマシンということ。10年後の未来を見据えて市場変化に対応するためにも、機械の特性が陳腐化しないよう努力をしています。時代への変化に適応できるよう拡張性の高いマシンでありながら、圧倒的な運動特性で高能率加工を実現する数々の製品は、未来の需要を考えるお客様に貢献できるものと思っています」としており、今回は顧客の要望を具現化した“未来志向型マシン”を披露してくれるとのこと。一足先に注目5機種を紹介する。

これが新開発5機種だ!

(1)前代未聞の歯車研削盤! 超精密立型歯車研削「NGC300」
 新JIS級の歯車研削加工を狙える超精密立型歯車研削盤。ヘリカル・スプライン形状の歯車はもちろんウォームやねじ加工、さらには創成加工にも対応。高精度スキャニングプローブ(OP)の搭載で、加工後は機上での歯車形状測定を実現している。

(2)史上最強のナノ成形平面研削盤! 超精密成形平面研削盤「SGC 630 P
 このマシンについているPはプレミアムのP! というだけあって、史上最強のナノ成形平面研削盤。最小設定単位はなんと10ナノメートル仕様。NAGASEらしい“研削盤の常識を越えた”超鏡面、超平面、超形状を創成している。時流であるIoTを意識して、NCには最新インターフェースを採用しているのも特長だ。

(3)従来になかった超精密小型ロータリマシン! 超精密ロータリマルチ研削盤「RG 200」
 独自の油静圧内面によるφ200mmの超精密ロータリテーブル。同時制御による形状創成加工や高番手砥石による加工にも対応している。フォーマ用金型やベアリングの座間合わせなどの小物部品の超精密研削加工に最適なマシン。

(4)同時5/6軸サブナノマシン! 超²精密微細加工機「NIC 300α」
 自由曲面への多彩な超微細形状加工を実現するナガセのフラッグシップマシン。全ての直線軸(X/Y/Z)で最小設定単位0.1ナノメートル仕様。

(5)生まれ変わった! 高精度平面研削盤「SGE 520 Neo 3」
 このマシンはより機能的なのに汎用機感覚で使える小型平面研削盤。シンプルで高い潜在能力を秘めた新制御システム「Neo 3」を搭載している。

 マシン本体の他にも注目したいところが豊富なナガセインテグレックス。さらに進化した「真直度測定システム SMU-02」は、機械精度に左右されず、大型ワークの高精度な真直度測定を実現している。マシニングセンタや門形研削盤に取り付けて、大型部品の機上での真直度測定が可能になるというもの。加えて既存のNAGASEマシンに搭載可能な最新ユニットも展示している。

 さらに! 
 実は「詳細はまだ言えないが、ビックリするような機械を展示する」と聞いた。
 機械が自ら感じて制御するマシンらしく、JIMTOFの展示会で初披露するとのこと。
 世界にないマシンづくりでも開発者が怯まず挑戦するのがNAGASEだ。
 ぜひこの目で確かめたい!

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