アマダマシンツールがデジタル電動サーボプレス SDEシリーズGORIKI「SDE-1515 / SDE-2017」を新発売! ~ 剛性を高めた力強いサーボプレス誕生で加工領域を拡大~

 アマダマシンツール(社長=田所雅彦氏)は、これまで好評を博してきたデジタル電動サーボプレスSDE シリーズに、新たなラインナップとして冷間鍛造順送加工専用の高剛性タイプ「GORIKI(SDE-1515 / SDE-2017)」を市場投入した。

 「GORIKI」(ゴウリキ)は、その名のとおり「剛性(GO)を高めた、力強い(RIKI)サーボプレス」を意味する高剛性タイプのプレスマシン。多工程順送金型の搭載を可能にしたワイドスライドエリアに加え、ソリッドコラムフレーム構造を採用した独自設計により剛性を高め、加圧時のフレームの伸びを抑える。またセンターギブフルガイド構造により、耐偏芯荷重特性を高めることで、板鍛造加工や高張力鋼板などの高付加価値成形、ならびに超精密な高精度加工に対応する。

 同社では、「現在、製造業ではIoT と自動化へのニーズが盛んになっていますが、本マシンもネットワーク対応が可能となっており、稼働状況の把握はもちろんのこと、モーション作成、荷重波形解析、金型管理など、業界に先駆けて取り組んできたプレスマシンのIoT 化にも対応しています。また自動化においても順送ラインなどの周辺装置を含む導入を考慮した、トータルソリューションとしてご提案しています」としている。

SDEシリーズ「GORIKI(SDE-1515 / SDE-2017)」の主な特長


(1) ソリッドコラムフレーム構造
 前面フレームの上部を山型構造とし、またベッド前面板の切り欠きを減少した新たなソリッドコラムフレーム構造により、加圧時のフレームの伸びを抑え(従来機比 約15%抑制)、縦剛性を強化。また従来機に比べブレークスルー※量が軽減されることで、高精度・高品質なモノづくりのサポートを実現する。

(2)センターギブフルガイド構造
 スライドギブ構造を従来の後方からセンターに配置し、かつフルガイド構造にすることで、従来機よりも横剛性を強化。耐偏芯荷重特性を向上(スライド左右の動的平行度は従来機比 約40%向上)させ、生産時の安定した加工精度を維持する。

(3) 高付加価値を生みだす多彩なモーションパターン
 アマダ独自の制御システムにより、多彩なモーションパターンを搭載。数々の加工ノウハウをデータベース化することにより、加工種別ごとに最適なモーション選択が行えるようになり、サーボプレスの使いやすさを追求する。

(4)順送加工の多工程化に対応したワイドスライドエリア
 高剛性構造に加え、スライドエリアを拡大(スライド下面の左右寸法で従来機比 約40%拡大)することで多工程金型を搭載可能とし、板鍛造・高張力鋼板などの高付加価値成形ができ、幅広い加工ニーズに対応する。

(5) 加工ニーズに合わせた生産性の追求
 金型交換などの作業性や後方からの接近性を向上させるため、フレーム前後の寸法を抑え、さらに振り子モーションによりストローク数を高める(従来機比 約40%アップ)ことで生産性を向上する。

仕様

*1作業面高さ、マシン高さには、防振装置の高さを含んでいない。
掲載された情報は予告なく変更される場合がある。

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