ジーベックテクノロジーが8月10日を「バリ取りの日」に制定

 ジーベックテクノロジー(社長=住吉慶彦氏)はこのほど8月10日を「バリ取りの日」に制定し、日本記念日協会が認定したと発表した。

 記念日の由来について、同社は、「バリ取りは、“バリなきこと”という図面指示により、長きにわたって直視されずに来た分野でありながら、品質にこだわる世界に冠たる日本のものづくりの肝となる仕上げ工程。弊社では、独自開発の技術により、バリ取りの自動化・効率化を進めており、その活動は現在、世界40カ国にまで広がっている。そこで、8月10日を『バリ取りの日』と制定し、日本記念日協会に認定していただいた。バリ取り自動化100%実現への決意を新たにするとともに、ユーザの皆様がバリ取りの効率化・品質安定化を意識する日、バリ取りに懸命に取り組まれている方々への感謝の意を表す日としていく」としており、バ(8)リ取(10)りから、8月10日を「バリ取りの日」とした。

 同社が事務局を務めるバリ取り大学と連携させ、ただ製品を開発・提供するだけでなく、バリ取りの意識を改革できるようなイベントを提供していく考え。

 なお、社長ブログでは、「バリ取りの日」に込めた想いを綴っている。

▼社長ブログ
http://xebec-tech.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/810-8f08.html#more

バリとXEBECの取り組み

(1)バリとは
 バリとは、金属やプラスチック等素材を加工する際に出る、素材の出っ張りのこと。
バリが残っていると、部品を正確に組み付けることができず、期待する性能を発揮しなかったり、脱落して誤作動の原因になったりする。
 そのため、バリはしっかり取らなければならない。
 部品の設計図には、大抵「バリなきこと」と記載されている。
 バリを取って、しっかり仕上げる工程は、製品の品質、企業の信頼性を左右する重要な工程。つまり、世界で信頼されるものづくりを推進する日本の製造業の価値を上げられる工程なのだ。

(2)従来のバリ
 重要な工程であるバリ取りは、従来より人の手作業で対応することが常識化されていた。
 この理由は、前加工の工具の磨耗状態で、バリが変化したり、さまざまな場所に発生することから、人でないと対応できなかったから、という理由による。
 一日中、顕微鏡を覗きながら、非常に繊細なバリ取りをしている方もいる。
 また、何万回転も回るようなエア工具で火花を散らしながら、バリ取りをしている方もいる。
 大事な工程だが、どうしても負担の大きな単純作業になってしまうために、担当者のモチベーションが上がらないのが現実である。
 
 この件について、同社では、「残念ながらバリ取り作業を楽しいと思って取り組んでいる方にはお会いしたことがありません。これは、日本だけではありません。世界中で同じことが起こっています」と話している。

(3)バリ取り自動化とジーベックテクノロジーの取り組み
 同社では独自に開発したセラミックファイバー製の工具の特長を生かし、2007年より、本格的に、「バリ取りを工作機械やロボットで自動化しましょう」、という啓蒙活動を行っている。
 
 「作業者を単純作業から解放し、創造的で価値を生む仕事に従事してもらいたい。仕事にやりがいを感じ、明るく前向きな人生を歩んでもらいたい」との強い思いのもと、同社ではバリ取り工程の自動化を推進しており、今では、世界40カ国に展開し、世界の名だたる自動車関連メーカー以外にも、各分野の一流企業に採用されている。

 2014年からは、バリに関する知識やノウハウを提供する「バリ取り大学」事業も開始し、セミナーや展示会での企画を通じて、幅広いユーザで、バリ取り効率化を推進できるようサポートをしている。