コマツが自走式土質改良機「リテラ BZ210-3」を新発売

 コマツ(社長=大橋徹二氏)は、モデルチェンジによって最新技術を随所に織り込み、オフロード法2014年基準に適合した自走式土質改良機「リテラ BZ210-3」をこのほど発売した。自走式土質改良機「リテラ」シリーズは、主に建設発生土改良や地盤改良などの用途で使用され、高品質な改良土を効率的に生産する作業性能や、現場内でのリサイクルを可能にする自走式の機動性などで高い評価を得ている資源リサイクル機械。

 この製品は、NOx(窒素酸化物)とPM(粒子状物質)の排出量を大幅に低減し、特定特殊自動車排出ガス2014年基準の排出ガス規制をクリアした新世代エンジンを新たに搭載している。加えて、さらに進化したエンジンと油圧システムの最適制御、メインバルブ・油圧回路のロス低減、大容量高効率油圧ポンプの採用などにより、機械ポテンシャルを最大限に引き出すことによって、燃料消費量を同社従来機に比べ10%低減した。

 幅広い土質に対応する混合機、確実に定量供給する原料土ホッパー・フィーダー、添加性能に優れた固化材ホッパー・フィーダーは従来機種から継承しつつ、セカンダリエンジン停止スイッチや落下防止用ハンドレールの採用により安全性を更に高めている。また、高精細7インチLCD液晶モニタとKOMTRAX(機械稼働管理システム)を新たに標準搭載し、作業量や固化材の使用量に加え、排出ガス後処理システムの選択触媒還元(SCR)に必要なAdBlue®の残量などについても確認可能にしている。

 また、新車購入時に自動的に付帯される、パワーラインの保証延長と無償メンテナンスを取り入れた、サービスプログラム「KOMATSU CARE(コマツ・ケア)」の提供により、トータルライフサイクルコストの低減と長時間稼働に貢献する。

 工場裸渡し税抜き公表価格は5,500万円。

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