世界最大の産業見本市 ハノーバーメッセ2017に“産業の未来”を代表するフランス企業70社が勢ぞろい

前回の様子
前回の様子
 フランスは、2015年以降、その産業戦略として“産業の未来(Industry of the Futur)”を推進している。2017年4月24~28日に開催されるハノーバー・メッセでは、この“産業の未来”をテーマにしたホール8デジタル産業部門に、2年連続で、フランスを代表する企業70社以上が出展する。昨年、このハノーバーでローンチされたCREATIVE INDUSTRYの旗印の下、フランス企業が持つノウハウと創造性を全世界に向けてアピールするのが狙い。

 ビジネスフランスと産業の未来アライアンス(AIF)が主催する350m2におよぶCREATIVE INDUSTRYスペースでは、以下の7分野のテクノロジーを軸に、フランス産業の革新性をアピールする。

■バリューチェーンのデジタル化 - 人間の役割 - 新素材 - 付加製造
■監視&制御 - エネルギー効率及び環境フットプリント - 自動化&ロボット
 このCREATIVE INDUSTRYスペースには、2016年の成功を受け、グラン・テスト地域圏(旧アルザス、シャンパーニュ=アルデンヌ、ロレーヌ地域圏)と大手グループのオレンジビジネスサービスが連続出展。今回、新たに2つの地域圏、オー=ド=フランス、オーヴェルニュ=ローヌ=アルプが加わり、地元企業をご紹介する。他にも、AIFが「技術ショーケース(Vitrine technologique)」として、つい先日認定したばかりのSAV RESOとOptim Dataといった中小企業や、AMA(スマート眼鏡)、Diota(拡張現実ソリューション)、Monixo(予測保全)、Cetimなど、様々な規模のフランス企業、総勢70社以上があらゆるバリューチェーン段階における革新的なソリューションの提案力を披露する。

ビジネスフランスは、その国際ネットワークを生かし、フランスとドイツ、米国、中国の4か国の産業の未来戦略を紹介する4日間のイベントを展開する。これは、フランスの出展企業と関連各国の大手発注者や中小企業との交流促進を目的としている。特にハノーバー2016で公式に発表した“産業の未来”における協力関係を継承するものとして、SAP France、Bosch Franceと共同でフランス・ドイツ・デーを開催する。デジタル標準化、ユースケース、研究開発におけるプラットフォームやシナリオをテーマとしてとりあげる。

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