【注目の展示会】「メカトロテックジャパン(MECT)2017」主催者企画展示 ~宇宙ビジネスで求められる加工技術を紹介~

170730メカトロテック前回の様子 メカトロテックジャパン2017(以下:MECT2017)を主催するニュースダイジェスト社(社長=樋口八郎氏)は、MECT2017の主催者による企画展示コーナー「コンセプトゾーン」(※1)で、民間のベンチャー企業からの参入が相次ぐ宇宙ビジネスを切削加工技術の視点から紹介する。

 これまで、国が中心となり限られた企業だけで進められてきた宇宙ビジネスは、昨年11月に成立した宇宙活動法の施行で、民間のベンチャー企業による宇宙ビジネスへの参入が活発化している。同コーナーでは、テーマを「NEWFRONTIER(ニュー・フロンティア)宇宙求められる加工技術」とし、ロケットや人工衛星を低コストで打ち上げるために必要な加工技術にスポットを当て、会場内に設置した工作機械で最新の人工衛星やロケットの部品を加工実演する。また、月面探査機「SORATO(ソラト)」や小型ロケットなど、新時代の宇宙ビジネスに挑む民間企業の取り組みも紹介。会場内の特設ステージでは、宇宙ビジネス成功への秘訣をテーマに特別セミナーも開催する。

コンセプトゾーン概要

◇テーマ:NEW FRONTIER宇宙 求められる加工技術
◇開催場所:ポートメッセなごや1号館内特設会場
◇実施期間:10月18日(水)~21日(土)
◇展示内容

ゾーンA:最新の人工衛星部品を削る(協力:アストロスケール、オーエスジー、安田工業)

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宇宙ごみ(スペースデブリ)除去を目的に2013年に設立された「アストロスケール」(※2)。同社が来年初頭に打ち上げを予定するデブリ観測用人工衛星「IDEA(イデア)OSG1」の最新部品(アダプター=ロケットと人工衛星の結合部品)を5軸マシニングセンタで加工する。

ゾーンB:宇宙で活躍する町工場の技(協力:由紀精密、DMG森精機)
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 売上高の約30%が宇宙関連という神奈川県茅ケ崎市の町工場「由紀精密」(※3)。従業員33人の町工場になぜ、宇宙の仕事が舞い込むのか。会場では、由紀精密がMECTのために新たに設計したロケットエンジン(スラスター)のインジェクターを複合加工機で加工。宇宙関連企業から選ばれる技の秘密に迫る。

 その他会場内には、新時代の宇宙ビジネスに挑む企業などをワークや模型展示とともに紹介する。
 ① 月面探査機「SORATO(ソラト)」(協力:ispace)
 ② ロケット「MOMO(モモ)」(協力:インターステラテクノロジズ)
 ③ ロケット「イプシロン」(協力:IHI)
 ④ 人工衛星「DESPACH(デスパッチ)」(協力:多摩美術大学)

(※1)コンセプトゾーン
 工作機械にまつわる最新加工技術を1号館特設会場で実演展示することで、来場者に少しでも仕事のヒントをつかんでもらい、国内製造業を活性化することが狙い。前回展では「軽量化革命Mg!」と題し、最新マグネシウム2種の加工を会場内で実演した。
(※2)アストロスケール
 衛星軌道上に浮遊する使われなくなったロケットや人工衛星、スペースデブリ(宇宙ごみ)の除去を目的に大蔵省(現財務省)出身の岡田光信氏が立ち上げた宇宙ベンチャー企業。本社はシンガポール。デブリ観測用人工衛星「IDEA(イデア)OSG1」を2018年初頭に打ち上げる予定。
(※3)由紀精密
 神奈川県茅ケ崎市の「研究開発型町工場」。従業員は33人。2012年に経済産業省主催の中小企業IT経営力大賞優秀賞を受賞。翌13年にはがんばる中小企業・小規模事業者300社にも選ばれた。宇宙航空開発研究機構(JAXA)や宇宙関連の大手企業と取引があり、売上高の約30%を宇宙関連が占める。

■MECT2017概要
 1987年にスタートした、工作機械を中心とするFA技術専門展。西暦奇数年の秋に名古屋市港区のポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)で開催される。奇数年のFA展としては、国内最大規模。通算15回目となった2015年展では、444社・団体(1,915小間)が参加、94,124人が来場した。
●会場:ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
●開催期間:2017年10月18日(水)~10月21日(土)の4日間
●会場時間:10:00~17:00※20日(金)は19:00までナイター開催、最終日21日(土)は16:00まで
●主催:株式会社ニュースダイジェスト社共催:愛知県機械工具商業協同組合
●出展対象製品:工作機械、鍛圧・板金加工機、射出成形機、機械工具、鋸刃、切削工具、工作機器、測定機器、試験機器、研削砥石、研磨材、油圧・空圧・水圧機器、歯車・歯車装置、環境・安全対応機器装置、CAD/CAM/CAE、制御装置・関連ソフトウエア、産業用ロボット、搬送装置、洗浄機械装置、品質管理・安全・試験認証機関、新素材、マイクロマシン、ナノテクノロジー関連など

【株式会社ニュースダイジェスト社】
代表者:代表取締役社長樋口八郎(ひぐち・はちろう)
本社:〒464-0075名古屋市千種区内山3-5-3
概要:1964年の創業以来、工作機械の専門誌《月刊生産財マーケティング》を中心に、FA業界向けの図書を多数出版。

【愛知県機械工具商業協同組合】
代表者:理事長伊藤高潤(いとう・こうじゅん=春日鋼機株式会社代表取締役会長)
組合員:249社賛助会員:105社(2016年10月現在)
所在地:〒456-0032名古屋市熱田区三本松町16-8
概要:愛知県内に所在する、機械工具(工作機械、周辺機器、工具、測定機器等)商社の協同組合。情報共有だけでなく、勉強会や若手経営者の育成・交流に力を入れている。

▼公式WEBサイト▼
http://mect-japan.com/2017/