ヤマザキマザックがブレーキディスクなどの量産加工に適したコンパクトかつ高性能な立形CNC旋盤「MEGATURN 400」の販売を開始

 ヤマザキマザック(社長=山崎智久氏)は、ブレーキディスクなどの量産加工に適したコンパクトかつ高性能な立形CNC旋盤「MEGATURN 400」の販売をこのほど開始した。

 この製品は、高性能ビルトインモータ主軸を搭載し、両面同時加工が可能なバランスカットユニットやドライカット仕様、加減速特化型主軸なども取り揃え、様々な形状のブレーキディスクを高速・高精度に加工するのに適している。

 量産ラインの構築においても、クラス最小レベルの機械幅(1,690mm)と後方への切屑排出構造により、横並びや対向配置など柔軟かつ小スペースな機械レイアウトが可能で、人間工学(エルゴノミクス)に基づいた旋回式の操作パネルにより操作性を向上させ、機械背面にバルブ・潤滑装置を集中配置するなど日常の保守点検を容易にした。また、LEDライトの機内照明による省エネや潤滑油と切屑・切削水の完全分離で廃棄処理頻度を減らすなど環境保全にも配慮している。CNC装置は、タッチパネル式の「MAZATROL SmoothG」、またはコンパクトな「MAZATROLSmoothC」のいずれかの選択が可能。

 同社では、「MEGATURN 400はブレーキディスクだけでなくφ400mmまでの様々な加工アプリケーションに対応し、お客様の多様な量産加工ニーズにおこたえします」としている。

MEGATURN 400の優位性

1. ブレーキディスクの加工に最適な仕様と特別装備
 1)高出力・高トルクのビルトインモータ主軸
 高出力26kW(40%ED)、高トルク467N・m(15%ED)のビルトインモータ主軸を搭載。

 2)各種防塵対策とドライカット対応(オプション)
 ・主軸エアカーテン、X/Zウェイカバーダブルワイパー化、防塵密閉型チャック(オプション)、金属製シュータ(オプション)、集塵機ダクト準備(オプション)
 ・ドライカット対応(オプション)
 3)ブレーキディスク両面を同時加工するバランスカットユニット(オプション)
 ブレーキディスクの加工において、高精度な両面平行度の実現と加工時間を大幅に短縮するバランスカットユニット。

 4)加減速特化型主軸(オプション)
 加減速特化型主軸(オプション)を選択すれば、主軸加減速時間を削減。

2.最小スペースで量産ラインの構築が可能で、作業性も向上
 量産ラインの構築も、クラス最小レベルの機械幅(1,690mm)と後方への切屑排出構造を採用し、横並びや対向配置など柔軟かつ最小スペースで機械レイアウトが可能。

3.操作性と保守性
 1)人間工学(エルゴノミクス)に基づき操作性と保守性を重視したデザイン
 人間工学(エルゴノミクス)に基づいた旋回式の操作パネルにより操作性を向上させ、機械背面にバルブ・潤滑装置を集中配置するなど日常の保守点検を容易に。

4.省エネと環境保全
 LEDライトの機内照明やドライカット仕様(オプション)による省エネ、潤滑油と切屑・切削水の完全分離で廃棄処理頻度を減らすなど環境保全にも配慮。

●主な仕様

・販売価格
SmoothC搭載17,800千円(税別)
SmoothG搭載18,800千円(税別)

moldino_banner

 

 

intermole2024_大阪