「MECT2017」の見所はココだ! 注目各社の新技術&目玉製品を要チェック!

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写真は前回の様子

 10 月18 日(水)から10 月21 日(土)までポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)で開催される「メカトロテックジャパン2017(通称MECT) 」(主催=ニュースダイジェスト社)が今回、リーマンショック前の2007年点に次ぐ史上2番目の規模の1933小間で開催される。会場内に展示される工作機械、各種装置は376台、また、1190の新製品(1年以内に発表されたもの)が華やかに技術を披露する今年最大の工作機械見本市だ。
 製造現場ドットコムでは注目メーカー各社の新技術や目玉製品を一挙公開する。

 (アマダグループ、イワタツール、オーエスジー、オークマ、OKK、岡本工作機械製作所、北川鉄工所、ジーベックテクノロジー、スチューダテック、住友電気工業、大昭和精機、ダイジェット工業、タンガロイ、DMG森精機、ナガセインテグレックス、日進工具、不二越、ブルーム-ノボテスト、牧野フライス製作所、三井精機工業、三菱日立ツール、三菱マテリアル、安田工業、ヤマザキマザック、ユキワ精工、碌々産業)

板金機械、プレス、研削盤、精密溶接機の全7機種を出展 「V-factory」でつながるものづくりも!
●アマダグループ

171016top1 アマダグループでは、機械カバーなどの板金製品、自動車部品、自動車電装品のモノづくりに不可欠なマシンとして、板金機械、プレス、研削盤、精密溶接機の全7機種を出展。また、工場の全工程視点での加工を支援するアマダのIoT 「V-factory」つながるモノづくりも併せて紹介する。 特に注目したい見所は、(1)自社製発振器搭載の低重心キャレッジと最新ドライブ機構で、高速・高生産を実現するグローバルスタンダードファイバーレーザマシン 「LCG-3015AJ (6kW)」、(2.)金型段取りの自動化・自動角度出しで、多品種小ロットアセンブリー生産に対応する全自動金型交換装置搭載 ベンディングマシン「 HG-1003ATC」、(3)継ぎ目のない高品位な加工面の「シームレス研削」を実現するオプティカルプロファイル研削盤「 GLS-150GL」など。他にも、 CNCロータリー平面研削盤 「SSR-5」や、 デジタル電動サーボプレス「 SDE-2017 GORIKI + LFD-300V」なども展示する。

期待に応えたトグロンⓇシリーズが豊富に展示! 高硬度深穴加工の限界に挑戦!
●イワタツール

171016top2 最近絶好調のイワタツールの見所は、HRC40~72の焼入れ鋼に穴があく「トグロン®ハードロングドリル」。焼入れ鋼に直接穴をあけることができ、金型のエジェクタピン穴加工をはじめ、ワイヤ放電加工のスタート穴、部品加工においても精度向上や工程短縮が可能な製品。さらに注目したいのは、 世界最速 1穴0.2.秒で40000穴以上加工可能なステンレス・調質鋼等の安定加工も出来る「GPドリル」(特許取得)。他にも切れ味、面粗度、精度と仕上がりの美しさにこだわった売れ筋No.1の「SPセンター」に加え、面取り加工に特化することでコスト低減と加工スピードアップを両立した「トグロン®マルチチャンファー」と、アルミ・樹脂・真鍮に最適な「トグロン®シャープチャンファー」を展示。また、今回加工実演として、碌々産業の「MEGA-SS」にて50Dの焼き入れ鋼穴開けを披露! 高硬度深穴加工の限界に挑戦する。

「shaping your dreams 2017 お客様の夢をカタチに」
●オーエスジー

171016top3 加工現場の多様化するニーズに応えて生まれた「Aブランド」が最新技術を駆使した高性能工具をラインナップ! Aブランドからの新製品、「ワンレボリューションスレッドミル(A-Thread Mill  AT-1)」が今回初披露となる。この製品は、不等分割・不等リード溝(PAT.in Japan)と右刃左ねじれ(PAT.in Japan)仕様を採用。左ねじれ溝により、口元と奥側との有効径差を小さくし、ゲージアウトが遅い。また、シャンク部側(口元)から加工が始まるため、倒れの少ない加工が可能となり、倒れ補正のゼロカットが不要――の特長を持つ。他にも「OSG-HAIMER Safe-Lock & Power Clamp Nano」が新登場! 加工能率を上げたいときや、チタン合金などの難削材加工・大径加工などに有効だ。
 また、独ZOLLER社製ツールプリセッタ「OZT-3」の新タイプも登場し、実機による実演も行う。「お客様ご自身の目でぜひともお確かめください」とのこと。

複合加工機「MULTUS B250Ⅱ」が日本初公開!
●オークマ

171016top4 今回は、新型複合加工機、量産向け旋盤と、レーザー積層造形可能な次世代型超複合加工機の合計3台の製品を出展。特に注目したいのは、日本初公開の「MULTUS B250Ⅱ」。このマシンは、コンパクトながら8インチサイズの主軸を搭載し高い加工能力と優れた操作性で、あらゆる加工現場で活用できる複合加工機。クラス最少の設置面積ながら、最大加工径は ø600mm、Y軸移動量はクラス最大級の200mm。横型平行2スピンドルCNC旋「2SP-2500H」も新製品で、こちらはローダ、計測、洗浄を含むシステム。5軸制御マシニングセンタに最先端レーザ加工を融合したスマートマシン「MU-6300V LASER EX」は、ミーリング、旋削、研削加工に、焼入れ、金属積層造形を加えた究極の工程集約を1マシンで実現。展示するすべての機械で実演を行う。また、IoTを活用した「モノづくりサービス」を提案、プレゼンテーションを実施する。今回も見所が盛りだくさんなオークマだ。

複合化・複雑化加工のニーズに応える
●OKK 

171016top5 今回OKKが出展するのは複合化・複雑化する金型・部品の高能率名工程集約加工に威力を発揮する「VC-X500」。このマシンは、Y軸移動量を240mm・Z軸移動量を150mm広げ、加工エリアを拡大すると共に、ワークの積載範囲を60%向上させ、さらに使いやすくなった。最大ワーク積載寸法に対するフロアスペースの比率もクラス最高レベル。従来機に比べ、円テーブルの速度を傾斜軸で2倍、回転軸で3倍と大幅に向上させ、位置決め時間及び加工時間の短縮を実現している。また、機械待機状態ではチップコンベヤ・油圧ユニット・サーボモータの動力を遮断することにより待機時の消費電力を約54%削減する。 
 他にも、ベストセラー機を一新し、本体剛性と主軸剛性を高めて切削性能をさらにアップさせた「VM53R」を展示、こちらは主軸トルクを最大限に活かすため、主軸軸受けに大径ベアリングを採用氏、高い主軸剛性を確保しているところがポイント。サドル・テーブル・コラムのリブを適正配置するとともに肉厚を厚くし、加工反力を確実にサポートすることで、安定した切削を提供する。

近未来を身近に感じる全自動平面研削システムが見所
●岡本工作機械製作所

171016top6 同社が提案するのは近未来の全自動平面研削システム。どのような平面ワークに対しても研削盤がワーク位置を検知し、必要最低限の動きで研削、作業報告を行うという。ワークをチャック上に搭載、総取り代を入力、サイクルタイムor面粗さ重視を15段階から選択、スタートボタンを押すだけ。後は研削盤が設置されたワークを各種センサーで検知、最適な研削条件を機械が設定し、自動で平面研削を行う。しかも研削後は自動測定も行い、目標精度に達するまで補正研削を行った後、報告をするというから驚きだ。MUJINシステムは3軸制御の研削盤『CNC精密平面研削盤PSG-CA3シリーズ』のオプションとして搭載可能。チャックサイズは最小で600×300mm、最大で1000×600mmまで対応し、従来のハンドル・NC操作盤に追加でMUJIN操作が可能となる。
 ワーク自動交換ロボットにも対応するので、24時間の量産加工やライン設備向けに最適な平面研削盤だ。

「自動化」「他品種少ロット」をテーマに展示
●北川鉄工所

171016top7 今回のKITAGAWAは、「自動化」「多品種少ロット」をテーマに展示。特に注目したいのは、新型グリッパ 「PROMANO NTSシリーズ」。この製品は、アルマイト処理による高耐久性とチャックメーカーのノウハウを活かした高精度設計を実現したグリッパ。従来モデルと比較して最大約10%の薄型化、約30%の軽量化を実現しており小型ロボットにも使用可能だ。ボデー前側から分解ができるため、ロボットから降ろさずに分解清掃可能な省メンテナンス仕様となっているのが嬉しい。また、同社では、ロボットの普及に伴い、拡大したロボット用グリッパ市場やユーザー要求の多様化に応えるため、「過去から製造、販売してきたグリッパをよりお客様に利便性をご提供できる商品として、新型タイプを開発し、リニューアル販売を開始します」とのこと。まさに自動化の強い味方である。なお、力強くも美しいこの製品は、2017年度グッドデザイン賞を受賞している。

バリ取り・研磨の自動化ニーズに応える! 先着2000名にリュックも配布!
●ジーベックテクノロジー

171016top8 今回同社は、嫌われているバリ取りや研磨の自動化によってどんなメリットがあるか、を丁寧に披露する。マシニングセンタのモックを使った動画で、来場者には機内バリ取り・研磨自動化のイメージがしやすいように工夫、また、ロボットでのバリ取りの相談が増加していることに伴い、「今回は、ロボットを検討している方に是非とも見学していただきたい実演があります」とのこと。なお、ロボットはファナック社製、スピンドルはナカニシ社製を使用。愛知県は、自動車部品の製造メーカーも多く、注目したい展示内容だ。また、今回、バリ取り・研磨の自動化というメッセージを記載したリュック2000個を配布する。ちなみにこのリュックは広い展示会場で有意義な視察をしてもらいたい! という思いで製作したものだというから、思いやりを感じる。

WireDress®装置で、ドレスの難しさを解消!
●スチューダテック

171016top10 スチューダテックが提案するのは難削材に威力を発揮するWireDress®装置を提案する。メタルボンド砥石は、特に高合金焼入れ鋼、セラミックなどの機械加工の難しい素材の加工でその能力を発揮するが、その一方で、ドレスの難しさが問題だった。こうした加工現場の問題を背景に、同社ではWireDress®によりこの問題を解決し、活用を広げるよう来場者に提案する。
 メタルボンド砥石のドレッシングには放電加工技術が有効だが、専用のドレッシング装置が別途必要だった。同社では、「スチューダ社はこうした皆様のお悩みに対応して、研削盤に内蔵出来るWireDress®装置を開発しました。これによりドレスの為に砥石を取外す必要は無く、生産性を犠牲にしません。細いワイヤーによるドレッシングにより、微細は凹形状のドレスが可能であるだけでなくワイヤーの磨耗が無い事で高いドレス形状精度を維持します」とコメント。高能率で作業時間を短縮する装置に注目だ。

世界をつなぐ最先端ソリューション
●住友電気工業

171016top11 今回同社は、幅広い被削材や加工条件に対応する超硬コーティングドリル「マルチドリルネクシオMDE型」、鋼旋削において絶対的な安定加工を実現するコーティング材種「AC8000Pシリーズ」、SEC-スミデュアルミルDFC型に拡充した切りくず処理に優れた「GS型ブレーカ」等、最新の切削工具を展示。自動車・航空機など産業別展示では目的・用途に応じた加工を提案。希少資源タングステンのリサイクルへの取り組みについても紹介。中でもホカホカの新製品、「マルチドリルネクシオ MDE型」に注目したい。この製品は、金属部品への穴あけ加工で小型旋盤や小型マシニングセンタの増加や要求品質の多様化に伴い、多様な被削材や幅広い加工条件でも安定した加工を実現する汎用性の高い切削工具だ。独自の刃型で切削抵抗の低減と切りくず処理性を向上させるとともに、新開発の超硬母材とコーティングを採用することで、幅広い被削材に対しても長寿命を実現している。

信頼のBIG製品がズラリと並ぶ!
●大昭和精機

171016top14 BIGでお馴染みの大昭和精機は、今回、操作性に優れ、チャックの中でも高精度な加工が行える「ハイドロチャック」を展示。標準タイプに加え、高剛性タイプ、複合加工機や5軸加工機におけるチャックの干渉を回避するため有効なスリムタイプや、口元先端から高圧クーラントを吐出するジェットスルータイプ、加えて小型マシニングセンタにおける高精度小径加工に最適な口元1µm以下の超高精度なUPシリーズをはじめとしたHSK-E25,32,40タイプ、そして、ワーク・治具干渉を抑え、突き出しの長い仕上げ加工用のストレートシャンクと豊富にラインアップしている。機械主軸に合ったインターフェイスも充実しているのが魅力的だ。他にもCCDカメラ・画像処理(演算)方式の非接触「ツールプリセッタ」が登場。これは自動認識のためスピーディーかつ人的誤差も少なく、高精度な測定が行えるのが特長。ノーズRや面取り角度等様々な刃具の測定ができ、刃先の摩耗やチッピングの確認も行え、刃先振れ測定もグラフ表示できる。測定した工具径・工具長・角度・半径などのデータはCSVファイルにて保存する事ができるスグレモノ。

加工の幅が広がる新製品群を展示
●ダイジェット工業

171016top15 今回のダイジェット工業は、加工の幅が広がる新製品を展示する。特に注目したいのは、炭素鋼、工具鋼、合金鋼、プリハードン鋼、ステンレス鋼、チタン合金など、金型の高能率荒加工や難削材加工をターゲットにした刃先交換式高送りカッタ「SKS-GⅡ」。刃先交換インサートは4コーナー仕様で経済的だ。本体は荒加工に最適な「Gボディ」を採用しており、切りくず排出性に優れ、かつ本体剛性を重視したボディバランスを実現している点も嬉しい。他にも高精度刃先交換式ボールエンドミル「ミラーボール」に、高速・高能率加工で更なる安定加工を実現したミラーボールインサート「SSタイプ」も新たに加わり展示される。この製品は3次元形状仕上げ加工に威力を発揮する。新PVDコーティング『DHコート』と超微粒子超硬合金の組合せによる、新材種『DH108』の採用で、汎用材種として一般鋼からプリハードン鋼、ステンレス鋼、鋳鉄など幅広い被削材に対応する。S字刃形ながらR精度は±0.006mm以下とソリッドボールエンドミル同等の高精度を実現している点は見逃すことができない。

信頼性の高い高能率3次元加工を可能に!
●タンガロイ

171016top16 タンガロイの一押し商品は、三次元加工用ラジアスカッタ DoTwist-Ball (ドゥーツイスト・ボール)。
 この製品は独自の小判型インサートを採用した曲面加工に最適なラジアスカッタ。インサートは両面仕様で、加工形態によらず、確実に4コーナの使用が可能。
 また、ヘリカル切れ刃と大きなすくい角によって切削抵抗を低減しており、ビビリの少ない安定した加工を実現している。さらに特殊形状の両面仕様であることから、インサートとボディとの接触面積が増え、極めて高いクランプ剛性を実現している。これによって負荷の大きな加工でも抜群の安定性を発揮、インサートは、ラジアスタイプの他に高送りタイプも選択でき、信頼性の高い高能率三次元加工を可能にしている。

ダイナミックに生産性向上に貢献するソリューションを提案
●DMG森精機

171016top17 DMG MORIが提案するのは、コネクティッドインダストリーズ/IoTを、ヒューマンマシンインタフェースCELOS、機械の稼働状況を監視するDMG MORI Messenger、センシング、自動化ソリューションで紹介し、生産性向上に貢献するソリューションを提案する。特に目玉となる出展製品は、「NHX 6300 2nd Generation」。このマシンは、①従来機よりさらに肉厚を拡大し剛性を強化した高剛性ベッドは重切削加工に最適、②DMG MORIグループがこれまで培ってきたノウハウの集大成で、圧倒的な切削能力をもつ主軸powerMASTERは、剛性が求められる重切削加工でその真価を発揮、③オートカプラ標準装備により、油圧治具や自動化にも対応、④標準搭載の任意割出しテーブルには、高速な旋回軸駆動方式DDM(ダイレクト・ドライブ方式モータ)を採用し、バックラッシゼロを実現、⑤複数のクーラントノズルを配置してクーラントを攪拌することで、微細な鋳物スラッジを高精度サイクロンフィルタで高効率に回収する新開発の鋳物スラッジ回収クーラントタンク(オプション)。

『驚異の生産性を生み出す超精密マシンと加工システム』がテーマ
●ナガセインテグレックス

171016top18 期待を裏切らない超精密かつ超能率なマシンを出展。しかも、マシンに搭載することにより、更なる超能率・高効率、省人化を実現し、生産性の向上へ導くナガセ独自の加工システムを出展する。特に注目したいのは、今回、まったく新しいナガセの高精度平面研削盤「SGS-75」を初披露すること。高精度かつ高剛性でありながらコンパクトな設置スペースとリーズナブルな価格を実現するというユーザーの期待が詰まっているこのマシンは、700×500mmの広範囲な研削加工が可能。0.1μmのNC指令値を活かせる高剛性なコラム型構造を採用し、高能率な研削加工を実現している。前後・左右軸は、独自の摺動面設計による動圧滑り構造を採用し、匠の手で丹念に仕上げられている。また、オーバーハングの無い優れた真直・直角精度を実現。NCには新制御システムNeo3を搭載。タッチパネルを採用し、平面・溝の自動研削加工を画期的な使い勝手で設定可能。ほかにも、超精密成形平面研削盤 「SGC-630αS4-Zero4」、AI GRINDING ROBOTICS『適削』、超精密クーラント濾過・改質・供給ユニット 『爆削』も展示。各種サンプルワークも見所のひとつ。

「つくる」の先をつくる
●日進工具

171016top19 微細切削加工の様々なニーズに応える製品をズラリと展示する日進工具は、キャッチコピーの「つくる」の先をつくる――からも分かるとおり、未来志向型の企業だ。
 今回注目したいのは、微細精密金型の「磨きレス化」を実現する多結晶ダイヤモンド(PCD)ボールエンドミル「PCDRB」と、焼き入れ鋼直彫りで長時間安定した仕上げ精度を加納にするSBNエンドミルシリーズ。
 他にも様々な難加工を実現した加工事例や、微細加工に特化したCAM「NS-MicroCAM」なども展示し、微細切削加工をトータルで提案してくれる。
 微細加工のトレンドに敏感な方にとって嬉しい展示内容となっている。

技術の集結で困り事を解決
●不二越

171016top20 今回は、「技術の集結で困りごとを解決」をテーマに、加工で困っている悩みを解決できる商品を紹介。工具、ロボット、工作機械、軸受など、ものづくりのあらゆるシーンに貢献するNACHIだからこそできるトータルソリューションを提案する。工具は、NACHIの技術を結集した革新タップ「Hyper Z タップ シリーズ」をはじめ、豊富なラインナップの超硬ドリル「アクアドリルEXシリーズ」を中心に、加工現場でのトラブル(切り屑の詰まり、絡みつきによる折損、抜けバリなど)を解決し、また、長寿命、工程短縮、高品位、高精度加工が可能な製品を紹介。このほかスカイビングカッタや精密工具なども業種別(自動車・航空機・産業機械)に展示。軽量コンパクトロボット「MZ07」を活用した機械加工セルでは、NACHIならではの工具とロボットの競演で、精密作業の自動化事例も紹介。他にもベアリング、油圧機器からは、高耐久サポート軸受や自動調心ころ軸受、IoTに対応可能な予防保全バルブや省エネ油圧ユニットなどを展示する。

次世代の加工プロセスに新しい価値を!
●ブルーノ-ノボテスト

 
171016top20z ブルーム-ノボテストは従来の「ワーク形状測定」、「工具形状測定」に加え、「ワーク表面粗さ測定」、「ワーク表面スキャニング」、「主軸負荷モニタリング」などに対応する数々の製品の展示、測定デモを通じ、次世代の加工プロセスに貢献可能な機上測定の新しい価値を紹介する。また、同社製品による生産ラインのIoT対応など、更なる生産効率の向上に向けた機上測定の有効活用を提案。一押し商品は、「ラフネスゲージTC64-RG」。特徴はMCの機内で面粗度を測定すること。通常はハンディータイプの測定機か専用の測定機を使う必要があり、大きな手間となっていた面粗度の測定を効率化する優位性がある。ギアを活用した独自機構「shark360」などの技術を採り入れ、高精度な計測が実現。機内で使うため、劣悪な環境にも対応できる頑丈な構造を採用した。最小分解能は0.2μm。主な仕様は、耐塵耐水性:IP68、最大計測速度:2m/min、繰返し精度:0.4μm2α、測定可能粗さ:>Rz2μm、粗さパラメータ:Ra,Rq,Rt,Rz,Rmax,。  

部品加工の最新技術で魅了する
●牧野フライス製作所

171016top21 今回、「部品加工の最新技術」をテーマに試作部品、一般産業部品、量産部品、精密部品と幅広い分野に対応するためにマキノが提案してくれる。特に注目したいのは、5軸制御立形マシニングセンタ「DA300」。特長は、高精度な部品加工において、サイクルタイム短縮により高い生産性を実現することと、同社の横形マシニングセンタで実績のある信頼性の高い俊敏主軸や、工具マガジン、切りくず処理装置を採用していること。
 従来機や他社製品との違いは、インテリジェントROI(Reduction of Inertia)デザインの採用。加工に必要な剛性を確保しつつ、移動物の質量を小さくするなど工夫を凝らすことで、慣性力(イナーシャ)が小さくなるような設計を採用している。位置決めなどの非切削時間の大幅な短縮を実現する期待のマシンだ。

さらなる高精度、高機能への挑戦!
●三井精機工業

171016top22 “最小の設置スペースで最大の加工エリア”を実現した初代「Vertex」の特長に加え、さらに精度・剛性を向上させた5軸立形マシニングセンタ 「Vertex55X III」と、砥石自動切り込みストロークの大幅な拡張で、異径穴の自動加工範囲を飛躍的に拡大させたジグ研削盤「J350G」の2台を出展する。
 特に「J350G」は今回、新たに開発したテーパー研削加工のデモンストレーションを行う。従来の機種ではテーパー角度が3°までだったが、本機は30°以上のテーパー角度の加工が可能となった。従来機では不可能だった加工を実現したことで、プラスチック金型等、本機が活躍できる範囲が大幅に拡大し、ジグ研削加工の新たな領域を広げることができた。

金型業界に更なる「加工イノベーション」をもたらす決意!
●三菱日立ツール

171016top23 今回は新ブランド「MOLDINO」を発足後、初のお披露目となる同社。金型の仕上がり精度の高精度化をめざし、基礎加工から仕上加工までのトータル工程で追及するHi-Pre²コンセプトと新商品を具体的なアプリケーションと共に紹介する。中でも一押し商品は、金型の長寿命化のニーズに応えた、金型材料の高硬度化が進み高硬度鋼の直彫り加工を高効率に行う「エポックハイハードラジアス EHHRE-TH3形」。小型精密金型に対応する小径工具の選択肢の幅も広がるのが嬉しい。他にも「高能率仕上げ用6枚刃ボールエンドミル EPHB-PN」も見所のひとつ。これは、金型を高精度かつ高能率に加工したいというニーズに機械メーカーは多軸加工機で高送りに対応したマシニングセンターを開発しているが、同社は切削工具も追従していく必要があると考え、ボールエンドミルのR刃を6枚にすることで、切込みの小さな中仕上げ・仕上げ加工で送り速度20m/min以上の高送り加工を可能にした製品。

高能率加工用多機能カッタが登場!
●三菱マテリアル

171016top24 国内展示会としては初めてお披露目される同社の新ブランド「DIAEDGE」の展開に要注目の同社。今回の目玉製品は近日発売予定の「PVXシリーズ」だ。高負荷加工はもちろん、ランピング加工まで実現。高強度だけでない縦刃カッタの登場だ。高能率加工用多機能カッタ「VPXシリーズ」は縦刃インサート搭載による高い剛性に加え、同一インサートでのランピング加工やヘリカル加工を可能にし、専用インサートに交換する必要のない、多機能性を高めた設計となっている。具体的には、インサートを縦に配置することで、高いホルダ剛性を確保し耐欠損性に優れ、高送り加工でも安定した切削加工ができるうえ、広い着座面を設けたことで、インサートをより強固にクランプさせることにより、切削加工中の振動による、インサートのブレを抑制する。豊富なアイテムで、さまざまな被削材の切削加工を可能する。

真の価値へ導くマシン2台が登場!
●安田工業

171016top25 同社の目玉は「YMC430」の特長を引き継ぎ、新開発の自社性2軸傾斜円テーブルを搭載した高精度マシニングセンター「YMC650+RT20」。微細加工ワークの大型化のニーズに応えるべく構造から一新! 主軸ヘッドなどをより軽量化する一方、安定性の高いベッドとコラムと超精密ガイドウェイの採用により微細な指令を正確に加工に反映する高い応答性と運動性を確保していることで、長時間の加工範囲全域における安定した微細加工を実現。今回は5軸機での展示となるので大注目! もうひとつの新製品は、他品種大量生産と安定した高品質加工を両立した立型5軸マシニングセンター「PX30i」。長時間連続加工、大量生産に特化し、パレット33面、ATC323本を標準搭載している。φ400mm以内の複雑形状部品をワンチャッキングで完品加工を実現、徹底したFEM解析により設計された基本構造は高剛性を確保し、左右対称なフレーム形状は熱変形の抑制に最大の効果を発揮する。

中部地区初出展のハイブリッド複合加工機を含む過去最多9台を展示
●ヤマザキマザック

171016top26 「SMOOTH MACHINING SMART MANUFACTURING イノベーションはここからはじまる。」が出展テーマの同社。自動車や航空機を中心とした中部のモノづくり産業向けの提案として、汎用機でのギアスカイビング加工、ハイブリッド複合加工機による工程集約、各種自動化システムなどは必見の価値あり。また、機械だけでなくIoTを含むソリューション提案も見所のひとつ。高まるギヤ製造の需要に応えた複合機・汎用機による最新加工技術を見せつけてくれる「INTGREX i-400S」、「QUICK TURN 300MY」、加えて中部初出展となる、擦攪拌接合(FSW:Friction Stir Welding)やワイヤーアーク積層造形(Additive Manufacturing)と切削加工を融合したハイブリッド複合加工機の「VARIAXIS j-600 AM」、「VTC-530/20 FSW」は一押しだ。特に「VTC-530/20 FSW」は、摩擦熱で軟化させた材料を攪拌し接合、材料以外の素材を用いず、材料も溶融しないため、変形や歪みが少なく強度の高い接合が可能。同じ金属同士の接合だけでなく、アルミと銅、アルミと鉄鋼などの異種金属の接合もできるため、電気自動車の冷却装置、半導体製造装置の冷却板などの製造に利用できる。

経済効果抜群の「G1チャック」
●ユキワ精工

171016top27 同社の目玉となるのは「スーパーG1チャック」。この製品は、加工用途に応じてサイクルタイムの短縮、切削工具の長寿命化などコストダウンに高い効果をもたらす。メリットは1本の工具での加工個数が増えること。振れ精度が良いツールホルダを使用することで、工具の振れも最小となるため、切削中の工具の磨耗を抑え、1本の工具での加工個数は飛躍的にアップする、というわけだ。また、振れ精度、剛性、把握力が抜群なのでミーリング加工時にはワーク面粗度が向上することも嬉しい。従来のツールホルダに比べ、剛性が高く、把握力も高いので、主軸回転数・送り速度を上げるなどの切削条件を変えることによってサイクルタイムを短縮することが実現する。他にも、ツーリングシステム、コレットチャック、ドリルチャック、キーレスドリルチャック、CNC円テーブル、ダイレクトドライブCNC円テーブル、CNC傾斜円テーブル等、加工の底力的な魅力ある製品群がズラリと並ぶ。

AndroidⅡの高精度5軸仕様「AndroidⅡ 5AXP」が初出展
●碌々産業

171016top28 今回の碌々産業はAndroidⅡの高精度5軸仕様「AndroidⅡ 5AXP」が初出展! 同社が従来から提唱している、①最適の微細加工機「四位一体提案」、②最適のソフトウェア、③最適の工具、④最適の加工環境――の“四位一体”に加え、今回は新たにIoT提案として加工精度維持を目的とした同社独自のシステム「RCMS機能」を展示する。その他、独自の加工技術を駆使したサンプルを併設し、合理化、差別化を提案する。
 また、今回、製品プラスαのサービスを組み込んだ高付加価値化で差別化を図る取り組みを展開、究極の加工精度を引き出すコンセプトが満載だ。
 なお、同社の「MEGA-SS600」をイワタツールのブースにて展示、このマシンを用いて高硬度深穴加工の限界に挑戦する。