三菱マテリアルが難削材旋削加工用インサート材種「MP9000/MT9000シリーズ」にチップブレーカを追加

 三菱マテリアル 加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=鶴巻二三男氏)は、難削材旋削加工用インサート材種「MP9000/MT9000シリーズ」にチップブレーカを追加し、このほど販売を開始した。

 難削材加工用インサート材種「MP9000/MT9000シリーズ」は、航空機や医療器具などを中心としたチタン合金、耐熱合金、耐食合金などの難削材といわれている旋削加工用のインサート材種。

 耐摩耗性、耐欠損性、耐溶着性を向上させ、突発欠損や切りくずトラブル対策としてユーザーから高い評価を得ていることを受け、メインブレーカのアイテム追加と補間ブレーカとなる「MJブレーカ」を追加し、用途の拡大を図る。

 「LSブレーカ」「MSブレーカ」「RSブレーカ」「MAブレーカ」「MJブレーカ」の主な特長は以下の通り。

 ① 「LSブレーカ」は、軽切削領域でのコーナR以下の切込み量において、切りくずコントロール性能が大幅に向上。
 ② 「MSブレーカ」は、大きな2段すくい角により、中切削領域での切りくず絡みを防止。
 ③ 「RSブレーカ」は、荒切削領域用として、ポジランド採用により耐溶着性を高め、低速加工時に発生しやすい溶着チッピングを抑制。
 ④ 「MAブレーカ」は、汎用切削領域に対応する切りくず処理性で、ポジランド刃形により切れ味が良好。
 ⑤ 「MJブレーカ」は、軽切削領域用メインブレーカの「LSブレーカ」と中切削領域用「MSブレーカ」の補間ブレーカとして、軽切削領域から中切削領域に対応し、難削材切削加工時に見られる境界損傷を抑制。

標準価格(いずれも税抜価格)
CNMG120402-LS MT9015:760円
 (代表型番)DNMG150404-MJ MP9005:1,180円
SNMG190612-MS MP9015:2,400円

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