直目

【注意】恥ずかしい写真? バカバカしい迷惑メール

in

自分のメアド表記から、バカバカしい迷惑メールが来たので注意喚起の意味を込めてご紹介します。

以下コピペ(本文ママ)

****************
こんにちは!

私のニックネームはjone69です。
私は半年以上前にこのメールボックスをハッキングしました。
私が作成したウイルス(トロイの木馬)をあなたのオペレーティングシステムに感染させ、あなたを長い間監視してきました。

その後もパスワードを変更したとしても、それは問題ではありません。私のウイルスはあなたのコンピュータ上のすべてのキャッシングデータを傍受しました 私のために自動的にアクセスを保存しました。

私はすべてのあなたのアカウント、ソーシャルネットワーク、電子メール、ブラウジング履歴にアクセスできます。 したがって、私はすべてのあなたの連絡先、あなたのコンピュータからのファイル、写真、ビデオのデータを持っています。

私はあなたが時折訪れる親密なコンテンツサイトに最も襲われました。 あなたは非常に野生の想像力を持っている、私はあなたに言う!

あなたの喜びと娯楽の間、私はあなたのデバイスのカメラを通して、あなたが見ているものと同期してスクリーンショットを撮りました。 何てことだ! あなたはとても面白くて揺らめいています!

私はあなたの連絡先のすべてがこれらのスクリーンショットを取得するのを望まないと思いますよね? もしあなたが同じ意見を持っていれば、私は500ドルが私が作った汚れを破壊するのにかなり公正な価格だと思います。

指定された金額を私のBTCウォレット(Bitcoin)に送ってください: 1D1dYQYMP5toHtCZjJ466X1ENUAzVirQ5V
上記の金額を受け取るとすぐに、私はデータが削除されることを保証します、私はそれを必要としません。

そうしないと、これらのファイルとサイト訪問の履歴があなたのデバイスからすべての連絡先に送信されます。 私はすべてのあなたの電子メールの対応を保存しました! これはあなたの連絡先にも送信されます!

あなたがそれを読むとすぐに - 私はそれについて知るでしょう!
あなたは50時間持っています!

私はあなたのことを覗き込む多くの仕事をしてきました! あなたはセキュリティを見ない!
実績のあるリソースだけに行き、どこにでもパスワードを入力しないでください!
さようなら!

**************************

なんてことでしょう! 翻訳ソフトを使ったような怪しい日本語でわたしの大切なPCがハッキングされたと書かれています。

しかも、長期にわたり、ワタクシを監視してきたようで、「時折訪れる親密なコンテンツサイト」というなんとも怪しいワードが! 時折訪れる親密なコンテンツサイトの意味が分からぬ一方、「あなたは非常に野生の想像力を持っている」と、あながちウソでもないような本当のことを述べています。

要するに、「あなたは、PCで人に見られては恥ずかしいものを見ましたね。あなたのPCカメラを通してそれを見ている姿のスクリーンショットを撮ったので、あなたの友人知人にバラ巻かれたくなければビットコインで500ドルを払ってね♪」ってことを示したいのでしょう。そのくらいのハッキングは朝飯前! といわんばかりのドヤ文です。

この自称ハッカーはワタクシのどんな恥ずかしい写真を撮ったのかしらね。ドすっぴん眼鏡の古くなった女が、穴のあいたボロ切れ同様の布をかろうじてまとい、巨大化した鳥の巣そっくりの頭髪を揺らしながら、ニヤついて画面を見ているところでしょうか。

しかも、働き者の気の良い木こりのような生活を送っているワタクシの写真がたった500ドルの衝撃! ショボ過ぎる!

「何てことだ! あなたはとても面白くて揺らめいています!」

と、まるでPCを前にしているワタクシを見ているかのように記載されていましたが、おっしゃる通り、お腹を抱えて今、まさに揺らめいているわよ。あはははは。

まあいいわ。もうね、ここまで生きてきて、今さら恥ずかしいものなどなにもないの――。太宰治の人間失格じゃないけれど、恥の多い人生を送ってきた中年女の恥ずかしい姿なんて気持ち悪いだけ。目や胃に不快感などの症状が出る前に、聡明な皆様ならソッコーで削除するってもんよ。

というより、キモである親密なコンテンツサイトを覗いてニヤついている中年女の隠し撮り写真が添付されていないじゃないか。これでどうやって「オマエの恥ずかしい写真を撮ったぞ」と言えるわけ? 小学生でももう少し、パンチの効いた愉快な脅し文句を考えると思うわよ。まったくつまんないわね。警察に届ける時間ももったいないわ。

実は、神経質で疑り深い性質のワタクシ。以前、本当に不正アクセスをされたことがあったのよ。幸いにして覗かれたのが楽●会員情報並びに同サービスのログイン履歴だけだったので被害はなかったんだけど、それ以降、万が一のことを考慮して、カメラレンズ部に付箋を貼っている。だから、恥ずかしい写真の撮りようがないわけ。もちろんウィルス対策もバッチリよ☆

自分のメアド表記で迷惑メールが来ると、一瞬、やばい! ハッキングされた! とヒヤッとしそうですが、これは、簡単に偽装できるので気にしないこと。(ランダムに文字列を組み合わせるとヒットする迷惑メールのひとつらしい)。

本来、ITは人々の暮らしをラクチンにするためのツールなはず。最近は、便利だけを追い求めた研究開発が目立ち、不便で面倒臭い問題については、置いてけぼりを喰らっている状態に見えます。地上ではカネも情報も国をまたいであっという間に移動できますから、これらの対応策については、世界共通の課題として足並みを揃えて解決していくことが望ましいと感じる今日この頃でした。

不良開業医には行政処分を求む

in

 近所の町医者とのやりとりで、大きなダメージを喰らった。重篤な症状のため約1カ月もの間、廃人同様の生活を送っていた。

 既に発行しているベストブック社の月刊ベルダ9月号にもこの件についてコラムを書かせていただいたが、文字数に限りがあるため、かなりの部分を割愛した。まだまだ書き足りない。それほど怒りの炎はいまだに燃え上がっている。

 おそらく、わたしのような経験をした方は日本中にいるだろう。特に地方にいけばその被害は多くなると推測できる。実際に、わたしの生まれ育った田舎では、なぜかメモをするだけでこっぴどく叱られた。患者やその家族の質問に答えられずに逆ギレした医師もいた。横柄なキャラを剥き出しにしても、「先生、先生」と神のように崇められる。理由は、「診てもらえなかったら困る。」からだ。もちろん善良な医師もいたが、こうした不良医師の独善的な振る舞いに遭遇したのは事実である。それももう過去の話だが。

 わたしが今回経験したことは大都会東京で起きた話だ。上京してからというもの、こうした地方にありがちな町医者に遭遇するどころか、どの医師も親切だった。疑問に思ったことや分からないことなど、親切に説明してくれた。都内で引っ越しを数回繰り返したが、その度、近所にあるかかりつけ医を見つけては、頭が痛いだの、熱があるだの、お腹が痛いだの、といっては診ていただいた。医師もヤバめな病が潜んでいる可能性を感じたならば、専門医が在籍し、検査設備のある大きな病院へ行くようにと速やかに紹介状を書いてくれた。

 少々前置きが長くなったが、ここからが本題だ。
 7月に高熱が出たため近所の診療所に診てもらった。このクリニックは、今から5年ほど前に開業した内科クリニックだ。立地条件も良く、最寄り駅のすぐそばにある。自由診療でプラセンタも処方し、また、疲労困憊時にはニンニク注射も打ってくれる。肌と肝臓に効果的なプラセンタと馬力アップのニンニク注射に魅力を感じたわたしは、そこに通っていた。

 今年は5月から休みがなかなか取れず、いつもは風邪の症状が出た場合、このクリニックとは別の病院に行くのだが、時間の余裕がなかったのでプラセンタの処方と同時に手っ取り早く診てもらった。6月も同様の理由でこのクリニックの診察を受けたときに、肺炎になりかけていると指摘され、仕事をキャンセルし、休養したところ、すっかり回復してしばらく経ったのちの出来事だった。

 今回は、熱も高く、39℃という数値を叩きだしたが、医師によると、「風邪の症状」ということで薬を処方された。ところが一向に熱が下がる気配もない。激しい咳も止まらない。夜中になれば症状はより悪化し、咳が止まらず満足に眠ることもできなくなっていた。

 これはおかしいぞ、と思い、再度、診察をしてもらい、レントゲンを撮ったものの「異常はありません。薬を飲んで寝ていればそのうち効いてきますよ。」とはっきり大事には至っていないと説明を受けた。とりあえず安堵したわたしは、処方された大量の薬を枕元に置き、布団に潜って手負いの熊のごとく症状が回復するのをじっと待ったが、この時、すでに息苦しさを感じ、口からでた言葉も空気が漏れている感じでスッカスカだった。もちろん食欲もないので、ポカリスエットやおかゆで肉体の維持に努めた。

―――そうして己人生、最大のピンチとなる重篤な症状がいよいよ現れる。

突然、味覚と嗅覚が消え、絶望のどん底に

 若干熱も下がり、肉体的な苦痛から少し解放され、食欲が出てきた。それまでは食欲もなく、風邪特有の症状で味覚が鈍くなっていたのは分かっていたが、全く味が分からないことに気付いた。症状が回復しつつあるのに、食べ物を口に入れると、プラスチックやゴム、砂を噛んでいるような感覚なのだ。風邪をひいたら味が分からなくなる、という症状が出るが、そんなものとは比べものにならないほど、突然、味が消えたのだ。単なる工業製品を噛んでいる感覚はとても気持ちが悪く、生まれてから一度も経験したことがないものだった。

 さらに追い打ちをかけるように匂いを感じなくなっていることにも気付いた。お風呂に入っても入浴剤の香りがしない。シャンプーの香りもしない。マッサージ用のオイルも無臭。焦ったわたしは、さらに匂いのキツイ香水を大量にふりかけてみたものの、香りを認めることができなかった。鼻呼吸はできるので、すぐに「嗅覚をやられた!」と焦った。

 散々調べたところ、ウィルス等が嗅粘膜や臭いを感知する神経にダメージを与えると、完治するかどうかも分からないほど、予後が悪いらしい。一刻も早く治療をしなければ、回復が遅れて治らない可能性が大きいと知った。また回復をしても完治するまではいかず、人によっては臭いや味が腐ったもののように感じてしまう深刻な症状が出る場合もあるらしい。

 これはただの風邪ではない、と確信したわたしは、検査設備のある大学病院の耳鼻咽喉科に診てもらうべく、紹介状を書いてもらう準備をして、再度クリニックに向かった。単なる風邪と診断したこのクリニックには、レントゲンくらいしか設備がない。一連の深刻な症状を訴えた段階で「すぐに紹介状を書くから専門医の所へ行ってください。」と指示されるものだと思っていた。

 ところが――医師の反応は信じがたいものだった。
 「こんなに抗生剤を飲んでいたら、風邪なんて治らないよ。」と言い放ったのだ。

本性を現した不良医師のトンデモな言い訳

 処方したのは紛れもなく、この医師である。さらにたたみかけるように「これは鼻炎なの。大したことがないから、うちでも薬を出せるし、紹介状は書きたくない!」とキレ気味に退けた。おまけに責任を追及しているわけでもないのに、「ぼくは悪くない。」と、きた。

 こちらの疑問に応えることなく、一方的に、「6月にも抗生剤を飲んで、きちんと休まなかったから風邪が悪化したんだ。だから大学病院に行くほどでもないし、紹介状は書きません。大したことないんだよ、大げさな。」と、嗅覚と味覚に異常が出たことを一蹴し、「だいたいこんな症状で大学病院の耳鼻咽喉科に行ったって医者は診たがらないよ!」という信じ難い理屈をまくし立てた。

 大学病院が正当な理由もないのに診療拒否等があれば大問題だ。そんなことがあるわけがない。味覚も嗅覚もやられて精神的なダメージを負っている患者に向かってこの言葉はないだろう。

 「本性を現したな! この不良医師め!」(←わたしの心の声)

 すっかり忘れていた6月のことを持ち出した医師。しかしながら、この医師本人が以前、6月のものはすでに回復していると自ら説明している。これについて質問すると、「いいや、6月から繋がっているんだよ!」とこれまた全く違う説明を始めた。「抗生剤を飲みすぎなんだよ。それに仕事したでしょ? 治らないのは当然なの!」と声を荒げた。こちらが抗生物質を出してくれとも頼んだ覚えもないのに、なんて言い草なんだ。わたしは医師ではないので、全てはこの医師の指示を信用して薬の処方に従っただけであり、おまけに6月のものは、仕事もキャンセルして休養し、すっかり回復しているのを認めているはずだ。一体何を言っているんだ? 

 自らが抗生剤を処方しておきながら、「抗生剤の飲みすぎで風邪は治らない。」、「単なる鼻炎だ。」とは一体どういうことだ。風邪が治らないのを分かっていて抗生物質を出したということではないか。6月のものはてっきり回復しているのに、6月からずっと風邪が続いていると主張するし、支離滅裂でまったく理解できない。挙げ句の果てには、「この程度では大学病院も診たがらない。紹介状は書かない。」だと? これほど深刻な症状が出ているにも関わらず、「大したことない。」とは!

 不良医師はどうしても紹介状を書きたくないと態度で示した。何度も、「こちらは風邪の症状でお願いしているわけではない。嗅覚と味覚に異常な症状が出たので、専門医のいる大学病院で診察をお願いしたいのだ。」と怒りを抑えつつ当たり前のことをお願いしているのに、話の趣旨を変え、「あなたが悪い。」と牽制するあたり不信感が募る。常識ある医師なら、検査設備の整った病院へ行くよう勧めるだろう。耳鼻咽喉の検査設備もないのに、よくいうよ、と怒りの炎がメラメラと燃え上がる。

 この腹立たしいやりとりは、1時間近く及んだ。医者とのやり取り中に、待っている患者が気になり、紹介状なしで大学病院に行こうかと一瞬迷ったが、こんなデタラメを納得するわけにもいかず、割り切って交渉を続けた。

 「向こうの先生に、クリニックでは親切丁寧に診察をしてくださいました。仕事も忙しく、抗生剤を飲み過ぎた私がよくないのです。と、こちらからもきちんと説明しますよ。」(←もちろん嘘)

 一か八かで、こんなくだらないことを言ってみたところ、「分かりましたよ。紹介状を書けばいいんでしょ、書けば。書いてあげますよ。」と、ようやく投げやりにも紹介状を承知したというパンチの効いた思考回路を見せつけてくれたトンデモ医師の態度に、(なんて単純なヤツなんだ)と、こいつの考えていることが透けて見えた。つまり、自分の診察に自信がなく、それを指摘されるのを恐れていただけだの話じゃないか! なんで深刻な症状を抱えているわたしが、犬のエサにもならぬ、ちっぽけなプライドに振り回されなきゃならんのだ!(怒)

 腹立たしいのはそれだけではない。しぶしぶ紹介状を書いてくれたものの、撮ったはずのレントゲン画像は添付されておらず、指定した医師名も「書きたくない。」という理由で却下された。崩壊した論理でも、押し付ければ患者は黙り込むと本気で思っているとしたならば、とんでもない医師である。

 2年ほど前にクリニックの正面ガラスが大きな石で割られていたことを思い出した。今考えると、患者とモメ事でもあったのかもしれない、と邪推してしまうのも当然だ。そんなことを思い出しながら、紹介状があればなんとか午前の初診に間に合う! と、放たれた弾丸のように大学病院へ向かった。もう、二度と、こんなクリニックには通うもんか!
 
 大学病院では希望した医師でなかったが、きちんと診察をしていただいた。当初は、「時間がかかるかもしれませんが、気長に治しましょうね。」と言われ、ステロイド治療が始まった。完全に治るかどうかも分からず、布団の中で連日泣いた。

 食べ物が美味しく感じられない、匂いが分からない、となると生活の質は著しく低下する。食べることがなにより好きなのに、これからなにを楽しみにすればいいのか。美味しいそうな肉の焼いた香りも、リフレッシュするためのアロマオイルの香りも分からない。疲れを癒やす入浴剤も、テンションを上げるための香水の匂いも、飼い猫のトイレの臭いすら分からないとなると、トイレを汚されても気付かないままだ。洋服に付いた臭いも分からないので外出の際は注意が必要だし、腐ったものを知らずに口にするかもしれない。そして、なにを食べても飲んでも、味がない。五感の一部が消失するという絶望感たるや筆舌に尽くしがたいものだった。

 そうして、しばらくステロイド等の投薬治療を続けたのち――――。

 なんと! 奇跡的に回復したではないか。(回復に至った経緯と歓びは後日ブログに掲載します)

 医師によると、治療が早かったことも今回の回復に結びついた可能性があるとのことだった。遅くなると臭いが完全に戻らないケースも多々あると聞いた。これを聞いたときは、あのデタラメな不良開業医に対して無性に腹が立った。もし、あのとき輩のいいなりになっていれば、おそらく嗅覚・味覚に障害が残っていただろう。不良医師の独善的なしょぼいプライドのせいで、落ち度のない患者が診療の選択を狭められ、振り回されるということがあってはならない。

トンデモ開業医にはペナルティを!

 紹介状は診療情報提供書のことだが、これは患者が依頼をすれば医者は作成する義務があり診療行為であるはずだ。これを作成すれば診療報酬を得られ、患者は遠慮することなく依頼できる。診てもらいたい病院名、診療科のほかに医師名まで書いてもらうのがポイントで、医師名まで書くのは病院の受付で振り分けられないようにするためである。医師が紹介状の作成を拒むのは正当な理由がある場合だけだ。

 クリニックの開設許可を出す保健所は、監視・指導の役割があるはずなので、紹介状を正当な理由なく拒否した場合はどうするのか聞いてみたところ、「保健所は医師と患者間の話に口を挟むことはできない。」とのことだった。

 医師法や医療法に抵触するようなことがあっても行政指導もできないとは驚いた。最近のニュースでも感じたことだが、行政が口出しできない理由はなんなのか。例えば、飲食店で食中毒が出た場合、店は営業停止の処分を受けるのに、これはおかしな話だ。

 この流れこそ諸悪の根源で、医療現場の不祥事を加速させる一因ではないのか。人の命や人生を大きく左右する医療の分野だからこそ、厳しい法の監視下に置くべきで、そのためには法改正をして罰則規定を厳格化し、問題医師を厳しく処分することがあってもよいはずだ。

 なお、問題医師が言い張っていた〝単なる風邪〞は肺炎だったことが判明した。どおりで声がスッカスカだったはずだ。鵜呑みにしていたら専門医に診せることもなく、ますます障害が残っていた可能性が大だ。

 法に触れる行動をすれば罰を受けるのは当たり前のことで、今回のように誤診の挙げ句、患者の疑問に応える義務を放棄しておきながら、患者の権利を踏みにじり、正当な理由もなく紹介状を書かない医師には何日かの診療停止処分があって当然だ。罰則がないからといって、不良開業医に好き放題されたら、たまったものではない。こんなことがまかり通ると、患者は大事に至る前に予防すらできなくなる。

↓関連記事 ブログ「味覚・嗅覚障害からの回復」↓
http://seizougenba.com/node/10237

個人情報搾取につながる卑怯な手口

in

ネットで買い物をした。品物は化粧品。
実はこの7月、体調不良でかなり長く床に伏せていた。プライドの高い町医者の誤診から始まり、肺炎と嗅覚障害、味覚障害を経験した。1カ月近くも行動を制限せざるを得ない状態に陥り、思い出してもムカムカするのだが、この貴重な経験については後日掲載するとして、今回は気持ちの悪い個人情報のやりとりについて書くことにする。

というわけで、話を本題に戻す。

床に伏せていた時間が長く、行動も制限せざるを得なかったわたしは、ちょいと気になることがあった。お肌のお手入れをサボると、皮膚が乾燥して萎み、ガサガワのシワシワになってしまうことだ。それなのに、クリームも化粧水もすっかり切らしてしまった。しばらく39℃の高熱でうなされていたこともあって、長年生きてきた古い女の肌の傷み具合はなかなかのものだった。気が付けば唇もガサガサだ。

そこで、布団の中でスマホを眺めながら、皆さまお馴染みの大手ポータルサイトが運営しているインターネットショッピングモールの中から、某ショップに愛用している化粧品を注文した。このショップを選んだ理由は、口コミの評価が高かったからだ。

支払い方法は、コンビニ後払いにした。ネットショッピングのコンビニ後払いは請求書が届いたら、その請求書をコンビニのレジ担当者に渡すだけで良いので、こちらとしては案外便利なのだ。しかも、今回は、“手数料無料”と目立つように記載してあった。これはラッキー!

突然ゲリラ的にやってくる特殊詐欺ソックリの手口

それから数日後、スマホに怪しいショートメールが入ってきた。

どう見たって怪しいだろう
180813b

「〇〇〇カード(株)です。コンビニ後払いの件で確認があります。恐れ入りますが、045-〇〇〇-〇〇〇3へ連絡お願いします。10:00~19:00」とある。

こちらの名前も記載しておらず、発信元を示す顔丸の下には0032からはじまる数字の羅列があった。

〇〇〇カードなんて会社は知らないし、使った覚えもない。一方的に怪しげなショートメールを送っておきながら、連絡をして欲しいとは。電話代をケチるという、みみっちさも透けて見える。このような怪しいメールは架空請求の手口とされている。折り返し電話をするほうもどうかしているので、放置した。

すると数時間後、今度はスマホが鳴った。電話に出ると、〇〇〇カードだった。「あなたは那須さんですか。ネットで〇〇〇(←ネットショップ名)で買い物をしましたね。ネットショッピングでコンビニ後払いを指定したので、本人確認のお電話をしました。最近詐欺が横行しているので念のために」との旨だった。

なんだ、この電話。
確かにネットショップで化粧品を購入したが、今までコンビニ後払いを指定してもこんなことは一度も無かった。滞納もない。なのに、ものものしく、本人確認だと?

実に怪しい。
一連の流れから、特殊詐欺の手口そのものではないか。

――――詐欺はオマエだろ!(怒)

わたしは詐欺の地雷を踏むまいと、乱暴に電話を切った。

としつつも、ちょいと気になるので、このカード会社が存在するのか調べてみたところ、ありましたよ、ありました! 昭和の時代を生きてきた中年のわれわれにはピンとくる、そう、昔は“サラ金”と言っていたあの会社。今ではすでに死語となってしまったけれどサラ金よ。

本人の知らないところで情報のやり取りが?

詐欺事件が頻発し、警察も注意喚起を呼びかけまくってるこのご時世に、取引のないカード会社が、ショートメールで購入者の名前も書かずに、特殊詐欺の見本のような文言を送りつけてくる自体が理解できない。折り返し電話をするのも気味が悪いので放置していたところ、今度はスマホに本人確認の電話をよこしてきた。なお、今まで、ネットショップでコンビニ後払い(NP後払い)を指定しても、このような問題は一度もない。

(本当にこの口コミ評価の高い化粧品ネットショップは存在しているのだろうか?)

体調不良の最中、大手ポータルサイトに尋ねたところ「存在している。」とのことだった。加えて「この詐欺の手口そっくりの流れでは、ショップが詐欺なのかどうか判定できない状況なので指導をしていただきたい。」旨を述べたところ、「お客様よりご連絡いただきました件につきましてはガイドラインに照らし確認いたします。弊社にてガイドラインに違反すると判断した場合は、ストアの利用制限など、規定に則り対応いたします。」と返答をいただいた。一方、昔のサラ金と繋がっていたネットショップにはこの流れについて穏やかに苦情を申し入れたところ、早急にお詫びとご丁寧な返答をいただき、支払い方法を代引きに変更することができた。

だが、知らない会社へ個人情報をダダ漏れさせるのは、すでにこのご時世、やってはいけないことの一つだ。このネットショップが、手数料無料のコンビニ後払いについて“カード会社”から本人確認の連絡が来るとはどこにも記載していなかったことにも問題がある。なにより、こちらが与り知らぬところで自分の情報がやりとりされるのは気持ちが悪いものだ。しかも、それが昔のサラ金だったらなおさらである。もちろんこうした金融会社も人によっては助け船となったことは否定しないが、あまり良いイメージがないので本音をいえばかかわりたくない。

いくら繋がる社会とはいえ、不要なものとは繋がりたくないのは当然だ。ネット販売において本人確認を求めるのであれば、しっかりショップ側が購入の手続きに当たって、「コンビニ後払い指定した方は〇〇(カード会社名)から本人確認の連絡を行います」とショップが連携しているカード会社名を記載すべきだ。少なくとも消費者側は昔のサラ金会社に個人情報を流出させる危険も減少するだう。

この一件で、昔のサラ金と呼ばれる会社が化粧品を販売する某ネットショップの料金収納代行をこっそり隠すように請け負っていたことが分かったが、通常、料金収納代行は手数料で儲けるものである。今回のカード会社は、すでに世では行き渡っているコンビニ後払いに、“手数料無料”をエサにして、それに食いついた消費者に電話をかけた。つまり今回、目的を探ると、個人情報の収集そのものだったのじゃないかと疑いたくもなる。

ネットショップで買い物をしたばかりに、かかわることのないワケのわからぬ会社や、ひょっとしたら反社会的な会社など、つまりは半分黒い企業から、出会い系サイトやエロサイト誘導、高利貸し等の営業のメールや電話などが絨毯爆撃のようにやってくることも簡単に想像できるわけで、ゾッとする。

本人確認という名のもと、あの手この手で個人情報を仕入れる様を垣間見たが、繋がる社会がトレンドになっているとはいえ、まだまだ法の整備や責任の所在をどうするか、が、ついていかないのが現状だ。対応が急務であると感じている。

このご時世、気持ちの悪いことが増えた。

誤爆系センサーのお節介

in

 またも新幹線の中のトイレの話なんだけど、手を洗う場を設置するのは良いとしても、勝手に反応して水が出るという、あのお節介機能、あれ、なんとかならないのかしらね。

 女性はストールやジレ、スカートなどヒラヒラしたものを身に付ける機会も多い。新幹線のトイレの中という狭い場所に手洗い場を設置しても、このお節介機能が勝手に反応してさ、衣類を汚すわけよ。今まで、何度水浸しになったか。アッ! と思ったらストールがズブ濡れ。

 だいたい、用を足そうと便座に座る気満々でさ、トイレに入った瞬間に鍵をかけ、衣類を下げる、あるいは捲り上げると思うんだけど、その時にセンサーが反応して、必要もないのに勝手に水が流れちゃうんだもん、なにかの罰ゲームかよ! って感じよね。疲れている時なんか、漏らしたわけでもないのに衣類が濡れちゃってさ、不潔だし汚いし、情けなくて泣きそうになるわよ、ほんと。

 これは私の勝手な憶測だけど、こんな狭い新幹線のトイレの中に、このような迷惑極まりない誤爆系センサーの設置を考えたのはきっと男だな、と思った。勘違いされたらいけないので補足しておくと、男性が企画した、ということに怒っているわけではなくて、様々な方の立場に立ってきちんと検証したのかどうかが甚だ疑問だ、ということ。女性の場合、ポーチを持っていたり、様々な動きをすることがあるので、そうした配慮があっても良かったはずで、女性や身体の不自由な方、お子様連れ等、トイレを利用するありとあらゆる方の意見を取り入れていたら、私のような善良で働き者の女性が不意を突かれたように濡れ鼠にならなくて済んだはずよ。

 手をかざすだけで水が出るのは、とても便利でありがたい。だけど、それも場所による。使い勝手が良いのはそれなりの面積を確保している場所であり、新幹線のトイレの中のようにすこぶる狭い場所に設置したとしてもあれじゃあ、身体の不自由な方も子ども連れもヒラヒラしたものを着用している人も予告無しに水に濡れる危険を孕んでいる。ほんと、トイレに入って座る気満々でさ、中腰になって衣類を下げた瞬間に水に濡れたら、ビックリしちゃっうって。漏らしちゃったらどうしてくれるんだよ(怒)

 もう一度、狭い空間の中でなにが起こるか検証してみることを勧める。

2017年を振り返って

in

 今年はご承知のとおり、「不正」が流行言葉のように報道された。無資格者検査、データ改竄等でもわかるとおり、不正行為が発覚した時の対応は大変厳しいものとなった。この損失額が甚大なだけでなく、メイド・イン・ジャパンの信用が失墜し、日本企業全体の印象が悪くなるというトバッチリも心配になった。

 さて、ほとんどの方は、職場や友人、コミュニティなど、「シガラミ」のある環境に身を置いている。心の中で不満を持っても利害がぶつかり合わないように、“上手に折り合い”を付けながら過ごしている。ところが、まとわりついて切りたくても切れないシガラミは、様々な問題のタネになっているといっていい。これが仕事方面で出てきたときに、本来解決できるはずのチャンスが狭められてしまう場合もあるのだ。互譲、玉虫色、根回しといった曖昧な文化も和を保つための方策ともいえるが、ゆくゆくはなぁなぁ文化の成れの果て、緊張感の欠落に繋がる。

 なにをいいたいのかというと、わたしは今年起きた一連の不正問題を風土の問題と捉えている。例えば仮に、「この精度で充分高精度なはずですが、この厳しい納期でこれ以上の精度を要求するなら、今の金額の10倍かかりますよ」と先方に説明することができない、あるいは時代とともに製造現場が変わっても、もし、「昔からこのやり方でやってきたからこれでいいんだ」という風潮があったとするならば、問題の本質がうっすら見えてくる。企業間のシガラミ、あるいは上司と部下等のシガラミが負の方向に流れていったならば、おそらくこうした問題は企業規模問わず、どこの会社でも起こりうる危険性を孕んでいる。「うちの会社は絶対にあり得ない!」と胸をはっていい切れる企業はどのくらいあるだろうか。

 たまたま表面に出てしまったから大問題になった、というのも考えもので、こうした問題が世間に発覚してしまうのは、ほとんどの場合、内部告発者によるものだといわれている。不正という名の弾をつめたピストルの引き金を内部告発者が世間に向かって引くと、冒頭述べたとおり、不正行為が発覚した際の企業における損失と対応は大変厳しいものになる。こうした問題を避け、不正行為を防止するための策が必要だ。

 以前、月刊ベルダにも書かせていただいたのだが、それには従業員も目を光らせる仕組みの構築が必須であり、企業の「内部通報制度の拡充」が鍵となる。従業員が職場などでルール違反や不祥事を発見したら、例えば、設置した「内部通報ホットライン」など、こうした機能のある担当窓口に連絡する。これは、不正や不祥事を早期に発見・対応することが目的だ。そうした仕組みを採り入れている企業は少なくないが、コンプライアンス・コーポレートガバナンス・リスクマネジメントの側面もあり、うまく機能しているとは言い難い。

 従業員の間にも「通報したら密告者として不利な扱いを受けるのではないか」という不安も当然あるだろう。しかし社内で問題を解決するための「内部通報制度」を活性化するためには、「匿名の者による密告」というネガティブなイメージを払拭する必要がある。

 そこで通報内容を可能な限りオープンにすることを提案したい。通報した内容を担当窓口で止めるのではなく、社長や監査部門にも自動的に届くシステムにする。これらは社長が直接、調査や対策を指示する仕組みだ。通報を「前向きな問題提起」ととらえ、それによって問題が改善した暁には通報者に『報奨金』(←これ重要☆)を支給するなどの表彰制度を設ける。我ながら良いアイデアだ、と実は思っている。

 いつの時代もピンチは改善のチャンス! さぁ、2018年もはりきっていってみよう!

研削盤メーカー担当者が見た世界三大工作機械見本市 『EMO Hannover 2017』

in

171001jtop

 ドイツで開催されたEMOが盛況のうち終了しました。
 現場で働く方の生の声が聞きたい!
 今回は研削盤メーカーの岡本工作機械製作所のマーケティングを担当する西上和広氏にEMOの様子を執筆していただきました。

********************************

171002j1岡本工作機械製作所のブース 2017年9月18日~2017年9月23日迄の6日間、世界三大工作機械見本市と呼ばれるEMOショーがドイツ・ハノーバーにて開催されました。世界三大工作機械見本市とはEMO(2年に1度ドイツのハノーバーorイタリアのミラノ)、IMTS(アメリカのシカゴ)、JIMTOF(日本・東京)の3つがあり、EMOの特徴としては日本国内では見ることのできない、欧州の小さな工作機械メーカー等を見ることができるというものがあります。

 もちろん日本の工作機械メーカーも多く出展、欧州・欧米・アジアのワールドワイドな展示会ですが、やはり欧州の感覚でデザインされた工作機械を見ることができるというのが最も魅力的な展示会です。(研削盤メーカーだけで30社を超える展示会は筆者にとって初めてでした)また地方の小さな展示会とは異なり、来場メーカー数・来場人数・小間数を含めて圧倒的な規模です。

171002j1会場間をバスで移動 会場の建物が違うため、敷地内はバスの運行があり、バスに乗って施設間を移動します。初日は使いませんでしたが、2日目からは大変お世話になりました。また会場内ではビールを出すお店、ソーセージの販売、パンの歩き売り等もあり、日本では考えられない展示会でした。(当社もですが、各ブースでは歓迎としてビールと軽食をブースで振舞っていました)

 ちなみに当社ブースでは5台の研削盤を展示、複雑な形状の研削を可能とするCNC精密平面研削盤PSG106CA3、簡易ソフトによる使いやすさを重視したNC精密平面研削盤PSG104CA-iQ、高能率研削(1パスで100μmの切込み)を実現するCNC門形精密平面研削盤PSG208CH-iQ、ヨーロッパで主流の複合円筒研削加工を実現するCNC精密複合円筒研削盤UGM360NC、リニアモータ駆動採用により高速反転を実現するCNC超精密成形研削盤UPZ52Liの展示を行いました。

写真左:PSG106CA3 ワーク 右:UMG360NC ワーク
171002j3

工作機械を見て感じたこと

171002j4商談中 筆者も学生時代に勉強をしたドイツ語を活用してアテンドを行いましたが、欧州ユーザーの方は国内ユーザーの方とはまったく違う箇所に興味を持つことに驚いてしまいました。(一概には言えませんが、欧州ユーザーはじろじろと工作機械を3分くらい見て、数値に関する質問をし、なぜその数値が可能かを質問してきました。そしてフムフムという顔をしてカタログを持っていきました。国内では1から10まで質問をされて機械の説明をする流れですが、どこか違う空気を感じました)。

 
 欧州の研削盤に限らず工作機械は、下記の特徴が見受けられました。

 ① 工場内いっぱいに機械を並べることをしないため、機械専有スペース・設計にゆとりがある。
 ② 自動化を好む。
 ③ CEマーク対応もあり、人がけがをしないような設計をしているor外部に汚れが飛ばないような設計。
 ④ 電気・配線関係を床を這わないように、また電源ボックスから出さないように設計。
 ⑤ 操作画面関係に関して、欧州勢は多少苦手?
 
171002j5 また町中がEMO歓迎ムードでした。
 どこに行ってもEMOの看板が出ており、町中の歓迎を感じることができる非常に良い展示会でした。現地のドイツ人の方も非常に良い人が多かったです。

 ドイツと言えばパン・ソーセージ・ビール!!
 筆者はオクトーバーフェストの洗礼に合い、机の上でビールをもって踊っていたそうです。。。ヨーロッパ支社ではクレイジーボーイと呼ばれていたそうです。(写真はありましたが、記憶は御座いません)

171002j6

(文・写真:岡本工作機械製作所 西上和広)

中年の「っす」

in

 まあさ、赤坂界隈って、メディア関係者がわんさかいるイメージがあるんだけど、その筋気取りの偉そうな男性が悪目立ちしている。大声で偉そうに「〇〇(←誰もが知ってるタレント)がよぉ~」、「D通の〇〇さんてマジやべぇの!」とか、さらりと大声で芸能関係者であることを周囲に匂わせ、言葉遣いが乱暴なのも特長のひとつだけれど、このようなステレオタイプの輩の全てがその筋の関係者か、といえばそんなことは全くなく、実際、ご活躍されている方の多くは表向き、公の場では礼儀正しい・・・と思われる(笑)

 ところで、いかにもギョーカイ人を気取る男の悪目立ちをしている言葉使いでダントツ気になるのは、「――っすよ」ってアレよ、アレ。若いならともかく、「っすよ」を連発する中年男のこれがもう―――気になってしょうがないのよね。

 先日、外出していたところ、ちょいと久々に赤坂界隈に寄り道をしてランチを食べたわけ。わたしのテーブルの横には、「――っすよ!」、「マジすか!」を連発するチャラそうな中年男2人。

 まぁ、そのうちの1人が大声で喋る喋る。しかも、会社名や名前をモロ出ししている。こんな公の場で、ものすごく偉そうに相手の素性を口にしても平気な中年男が、本当にまともな仕事をしているのか気になって仕方がない。仕事関係者のことは、通常であれば、噂話をしているのがバレたら怖いので誰が聞いているかワカラナイ公の場では話さないよう気を遣うだろう。しかも、案外、世間ってのは狭いもんだしね。

 「なんっすかね、あれなんっすよー、あの話、マジヤバイっすよー、テレビジョンがさあー、すぐに結果を出すオーラが出てるじゃないっすかー(←結果を出すオーラってどんなオーラだよ!)、そうっすかー、個人事業ってたいしたことないじゃないっすかー(←ひどい!)。でも独立したいんすよー、世の中いい会社ないしー、〇〇さんの企画ってなんかイケてないっすよねー、よくやってけると感心してるんっすよ―、プロダクトは介入じゃないっすか〜(←意味不明)、マジっすかー、俺の友達ハンパないんっすよー、ヤバいっすよマジ、デキル男なんっすよー、D通の〇〇さんと仲が良いみたいっすよー、すげーんっすマジ! 」って、っす、っす、っす、っす、すすすすすすすすすす―――。

 あああああうるさいっ! 
 それにアンタ、もういい熟男だろう、そんな言葉遣いをしちゃダメよ! と思わず説教をしたくなる。言わないけどね(笑)

 2人組のひとりはお友達なのか、ずっと聞き役に徹しており、ときおり相づちを打っては、もくもくと食事を口に運んでいた。

 勝手な憶測だけれど、どうやらメディアをあやつるIT関連関係者らしい。要は、自分を取り巻く知人たちは活躍している凄い人たちばかりだ、だから俺も優秀なのだ――といいたいのだろう。

 ところが、だ。
 大声で喋る中年男の口からは、なぜか、すごい人たちと一緒に仕事をした、という内容には至らない。どうも怪しい(笑)

 ふーーーーーん。
 他人のカッコイイと思われる点を利用して、自分と同一化させ、そんな俺もカッコイイと勘違いしている幼稚な思考を嗅ぎつけたわよ。

 そもそも他人様を牽引するような仕事をしている大人の男性は、誰が聞いているか分からない公の場で、仕事の話にかこつけた噂話はしないもんだ。それよりなにより、デキル男は、こんな言葉はまず使わないんだよ―――と、心の中で毒づいた。

 続いてこんな言葉が耳に入ってきた。

 「いやね、わかってくれないんっすよ、まあ、どうせそんな会社だからたいしたことないし、落とされてよかったっんすけどねー―あ――独立してぇ――!! で、そちらも忙しそうっすけど、片腕いないんすか?」だと。

 ああ、おじさんは就職活動中だったわけね。
 いやね、わたしがいうのもなんだけど、独立するのは大変だし、その前に中年男が「っす」を連発すると、小物感、というか、はっきりいうと、使いっ走り感が拭えなくなるからやめたほうがいいわよ。それよりなにより、公の場でありながら、大声を張り上げて社名が特定できるような人様の噂話をするのはよくありません。大人のマナーだと思うけれどね。

メガトン級のディープインパクト! 

in

「このはげーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

耳をつんざく、モモヒキを引き裂いたような金切り声。

女性暴言議員のニュースに目が釘付けになったわたし。
久々にメガトン級のディープインパクトではないか!

止まらない抜け毛の恐怖をイメージすることもできない。
せいぜい働く男達の死滅した毛根の呪いを受けるがいい――と思っちゃったわよ。

暴言議員の眩しい経歴をみると、記憶力は良いかもしれないけれど、想像力に致命的な欠落が見て取れた。こんなことをしたら、逆恨みされるかもしれん・・・・と通常ならばイメージするはず。ましてや暴力は反社会的なことなので、この事実がバレたら大問題になる。

感情をコントロールする術も知らず、まったく関係のない秘書のご家族までに話しがおよび、その内容は、残酷すぎて文字に出来ないほど。即興の歌であんな気持ちの悪い言葉がスラスラ出てくるんだもん、おそらく日常的にそんなことを考えているのか、こういうことが平気な環境に長らく身を置いていたとしか思えない。ひぃ~~怖いわ。

しかしまぁ、暴言議員のような中年女が「公人」として堂々と存在しているから、わたしのように善良な中年女でも、男社会にいるとちょっと怒っただけで「やっぱり女は」って言われやすくなっちゃうんだよね。働く女性たちがあらぬ誤解を受けるから、困っちゃう。

取り柄が学歴だけ―――せっかく勉強したのに、学んだことが活かせないというのは罪なことだ。こんな結末を迎えるなら、わざわざ勉強することもなかっただろうに。

暴言議員の言葉は全て不愉快なのだけれど、さらに引っかかったのは、

「わたしの評判を下げるなぁぁあああ! オマエを叩くよりよっぽど痛いよーー!」ボコッ(←殴)

という台詞。

つまり、怒らせるオマエが悪い。という他罰的思考ね。
自分が怒ったからといって、不当な暴言・暴力も許されるというのは、己に正当性を持たせるための言い訳にしか過ぎない。この類いの思考は、正直いうと日本でもまだ蔓延っている感じがしている。

たとえば、若い女性がスカートを履いて電車内で痴漢にあったとしたら、「そんなカッコするから悪いんだ」っていうアレに感覚が似てると思ったのよ。

若い女性がスカートを履こうがなんだろうが、勝手に触っていい、ってことにはならないだろう。
そこには己の都合に合わせた勝手な解釈に基づく行動理念が見て取れるわけ。
つまり、この女性議員は、電車の痴漢となんら変わらない思考の持ち主といってもいいでしょう。

運転中は身体の自由がきかない。そんな秘書をボコるなんて、運転操作を誤って事故に遭う可能性も大きいはず。万が一事故にあったとしても、きっとこの議員は、「怒らせるオマエが悪いんだから、責任はオマエにあるーーーーーー! このはげーーーーーーーーっ! こののろまーーーーーーーーーーー!」って言うんだろうなと、勝手に想像しちゃった。

しかしながら、業務がいっぱいいっぱいで、心の余裕がなくて治療を必要とするほどのダメージを精神的に喰らっているとしたならば、人ごとではないわ! 「こんな風に絶対にならない」、と言い切れない自分がいます。女性ホルモンの減少も気になるお年頃だもん、わたしも気をつけなければいけません。

健全な精神は健全な肉体から! とはよくいったもんです。
やっぱり仕事をするなら楽しく――ですね。

DVもパワハラも行き着く先は、犯罪です。
170623b

働き方改革

in

 「働き方改革」が議論されている。以前、月刊ベルダでも書かせていただきましたが、現在の働き方は週休二日制がベースになっている。これは‘80年代から大企業を中心に経営効率化を目指して導入されたことから始まる。‘89年には銀行窓口業務は土・日が休日になり、その数年後には公官庁が、立て続けに公立学校も土・日が休日になった。

 今では週休二日制が当たり前のような風潮があるけれど、ところがどっこい、週休二日制の普及率は厚労省の「2015年就労条件総合調査」によると、隔週など含む「何らかの週休二日制」を採用している企業割合は85.2%、「完全週休二日制」を実施している企業割合は50.7%と、辛うじて半分を超えているのが実情なんですね。日本企業が本格導入を始めてから35年が経過しているにもかかわらず、この数字は予想外に低いもので驚いた。これじゃあ、プレミアムフライデーどころじゃないわ! 

 要は、この数字から、なんとなく労働政策の矛盾をうっすら感じるということ。個人的にはバブル経済崩壊後が実は大きなターニングポイントで、この時に、働き方の改革について本腰を入れてやるべきだったと睨んでいる。

 働き方改革は、従来の生活を変えることに等しい。現在、「月末の金曜日は豊かな週末を過ごそうじゃないか」という消費喚起や働き方の改革を促すキャンペーンのプレミアムフライデーも、製造現場からみると、「ええっ!? 月末の金曜日に休んじゃたらウチは大変! 納期は月曜日だ!」って感じ。営業だって、売上げを伸ばすのに追い込みをかけられて必死よ、もう。

 というわけで、現実をみると、当たり前のように見えている完全週休二日制も、いまだ完全とはいえず、まずはその普及を加速することが最初の一歩だ。そのためには、大胆さも必要で、従来のやり方、風土を見直さなければならないと思う。

 最近は、大手宅配会社が改善に乗り出したが、企業にはまだまだ過剰な業務が多々あるようで、これらは育児や家事と仕事のワークライフバランスにかかわる課題なので、こちらも併せて議論すべきだろうと感じている。

ものづくりという言葉をなるべく使わない理由

in

 ものづくり、という言葉が悪いというわけではないのだけれど、ものづくり、という言葉をなるべく使わないようにしている(←本文を分かりやすくしたり、依頼した原稿を掲載したとき、屋号や製品名等で使うことはある)。
 
 確かにものづくりというのは、ものをつくること、という意味なのでイメージしやすいかもしれないが、ここ数年、ものづくりがカオス状態だ。とにかく、ものづくりと言えば、汗を流して製品をつくる=正義、と連想しやすく悪いイメージがない。こうしたことから、最近はブームのようにものづくりの言葉が溢れている。現在起こっている課題や問題をぶっ飛ばして、「なんだかよく分からないんだけど、頑張ってるし、いいんじゃね?」的な気分にさせてしまう“ものづくりマジック”すら感じている私。もうね、「ものづくりで10才若返る」、「ものづくりで痩せる」というタイトルの書籍があってもおかしくない勢いだもの。ああ、そういえば「リケジョでモテ女」的なものもあったわね(笑)

 こうしたものづくりブームの中で使われているワードの多くに、女子力、逆襲等がある。長年(←本当は5年ほどと言いたいところだが)製造業の取材をしているなかで、どうもピンと来ない。

 高度成長期の良い時代を思い出して「あの時代は良かったな」と、その大量生産でたくさん儲かった時代を懐かしんでも、すでに時は流れている。今や地球上を人・もの・金が自由に行き来できる時代だ。本当に考えなければならないのは世界情勢にみる政治的リスクだったり、グローバリズムを背景とした企業格差等の拡大だったり、製造業を取り巻く環境のほうに注目しなければならないのではないか。そんな時代でありながら、女子力がものづくりを変える、元気にするっていうのも、いまいちセンスが感じられない。男子はものをつくることを変えられないのか、女子にしかできないものなのか、という話にも繋がる。逆差別にもなりかねない。ましてや優秀な人材に性別は関係ないわけで、製造業が元気になるには、儲かることが1番である。なんだか良く分からない生っちょろいカラ元気よりも、受注量増加で笑みがこぼれるのが現実なのだ。

 常日頃しつこく言っているが、これは人間の多様性を尊重したダイバーシティの考え方が普及している中において、時代錯誤も甚だしく嘆かわしい話だ。老人だって子どもだって、中年だって、どんな方でも製造現場を変える力を秘めている。製造現場である近年の工場革新は目覚ましい進歩があり、その進歩の元にあるのは人間の知恵。知恵はいつの時代も必要だ。こうしたことに疑問を持たずに、注目させることにやっきになっていると、なんのための女子力だか、なにに訴求しているのかよく分からない。とにかく注目させれば良い、という考え方の蔓延は、混沌としたものづくりのイメージを増幅させる一因であると考えている。女性が活躍して成功した事例も多くあると思うが、それは性別うんぬんよりも、ご本人の能力の高さとニーズが合致したことで成し遂げたことであり、女性だからうまくいったわけではない。こうしたことから、〇〇女子といって騒いでいるうちは、まだまだ社会が時代についていっていない証拠だと感じている。

 さて、ものをつくる方がどこから攻撃されているのかよく分からないのが、逆襲だ。過去に良い思いはしなかった、という皮肉を込めて方々で使われているように感じるが、そこには製造業が弱者であるという前提がつきまとう。もちろんビジネスは先述のとおり環境に左右されやすいが、製造業を取り巻く環境が絶好調の景気でも、悪い景気でも、万年「製造業の景気が悪い」と主張する方がいるならば、それは製造業でも社会の問題でもなかろう。

 多くのメディアも近年“ものづくり”を捉えており、トレンドに乗っかればなんとなく、賢明さを装える、という安易な考えが、世の中に蔓延しているのではないか、と感じることもある。製造業は国の政策にも影響を受ける上、多くの知識が要求される場合もあるから、簡単に旗幟を鮮明にできない。注目されるのはいいが、旗幟を鮮明にしたところ、ひょんなことから、「こいつ、あまり勉強していないな」と批判にさらされる場合がある。それを避けるために有効なのは、女子だったり逆襲だったりするのではないか。なぜなら、この言葉からは、弱い、嫌な思いをさせられた、という人間が持つ感情に訴えることができるからだ。こうなるとなんのために訴求しているのかさっぱり分からなくなる。

 物事が間違いだろうが正しかろうが概念を植え付けやすいツールでもあるメディア(書き手)は、“無意識”に価値観を植え付ける効果がある。したがって、書き手は間違った認識が垂れ流されぬよう細心の注意が必要であり、その努力を怠ることをしてはならないと思っている。

 なにをつくるか、それがどんなところで役立つのか、という部分に重要性を感じているので、一般ウケをしないことも充分承知をしているが、製造業の重要部はマニアックなのでそれでいいと思っている。全く使わない、ということはないが、なるべく“ものづくり”という言葉を使わないようにしているのはこうした理由からである。