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日本建設機械工業会 2020年11月度建設機械出荷金額統計まとまる

 日本建設機械工業会がこのほどまとめた2020年11月度建設機械出荷金額は以下のとおり。

 11月の建設機械出荷金額は、内需は16.7%増加の902億円、外需は15.8%増加の1,002億円となった。その結果、内需は2カ月連続の増加、外需は16カ月振りの増加となった。総合計では16.2%増加の1,904億円となり、14カ月振りの増加となった。

 内需について機種別にみると、油圧ショベル58.3%増加の296億円、ミニショベル75.9%増加の85億円、建設用クレーン1.4%増加の107億円、コンクリート機械12.3%増加の22億円、その他建設機械6.4%増加の66億円の5機種が増加し、内需全体では16.7%の増加となった。

 外需について機種別に見ると、トラクタ47.2%増加の108億円、油圧ショベル57.5%増加の400億円、ミニショベル73.8%増加の193億円、道路機械52.4%増加の22億円の4機種が増加した。地域別にみると、オセアニアが4カ月連続の増加、欧州が2カ月連続の増加、北米が13カ月ぶりに増加するなど、全9地域中7地域で増加し、外需全体では15.8%の増加となった。
 

牧野フライス製作所 5軸制御立形マシニングセンタ「D2」をリリース オンライン会見を開く

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 牧野フライス製作所が12月2日、中大型金型向け加工機である5軸制御立形マシニングセンタ「D2」(ディーツー)をリリースし、オンライン会見を開いた。

 「D2」は、自動車業界の転換期を踏まえ、産業構造の大きな変動とともに金型に求められる要素、要求の変化に対応したマシン。同社では、金型加工は金型上面の形状部と側面の構造部について加工工程が分けられるといった従来の手法に対し、同社が今回開発した「D2」は、1台で金型構造の複雑化や高精度化で分割している工程をまとめて加工ができる。これにより工程短縮が実現する。

 なお、現在開催中の同社特別サイト「MAKINO MEET NEXT2020」でも、これらの最新マシンを知ることができる。

■「MAKINO MEET NEXT2020」はコチラ↓
https://info.makino.co.jp/jimtof2020/

背景と新コンセプト

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説明をする髙山本部長

 同社執行役員 髙山営業本部長(以下髙山営業本部長)は、「現在、自動車産業は大きな変革期を迎えている。金型もそれに伴い大きく変わりつつある。」としたうえで、軽量化、燃費規制、Co2削減等が求められていることにより、材料も従来の金属から樹脂化していると説明した。また、「構造物も変化しており、今までにない大型のダイカスト一体化にして組み立て工数を大幅に改善する動きもある。」と述べ、金型における変化を示唆した。

 自動車の内装、外装、内部、ダイカスト部品を例にとり、金型の変化において、従来は長方形で高さ方向も高くないものだったが、最近の流れでは組み立てを容易にする動きから一体型からの大型化、形状の変化から従来の長方形から正方形の金型になっていくとし、また複数形状の統合から金型がより複雑化していくと言及した。

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形状部(上面)加工と構造部(側面)加工の両立

 また、金型産業においても現在、自動化の波が押し寄せている。対応するためのオプションも用意している。

 同社では、金型加工だけでなく、同社マシンを中心にソリューションとして金型加工全体の工程を短縮していくという新しいコンセプトをもって金型産業に貢献していくとした。

主な特長

(1)生産性向上
 ■スピードの追求
 重量ワークの加工が求められる金型製作において、ワークが設置されるテーブル軸を主に用いた加工ではワーク重量が足枷となり加工スピードを高めることができないが、同機はコンパクト且つ剛性のあるヘッド構造の採用で、高速加工を実現させた。
 ■特異点の回避
 同社のマシンであるV80S/V90S と同様の傾斜/回転軸を有する同機では、特異点(主軸位置を変化させるために生じる大きな軸移動のこと)通過時の急激な回転動作が発生しづらくなめらかな動作、良好な加工面を実現できる。

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(2)自動化対応
 長時間連続運転を実現する、パレットチェンジャー仕様やFMS(Flexible Manufacturing System)システムとの接続も対応する。

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(3)操作性
広い開口幅の正面扉で大きなワークも容易にテーブルへ運び込めるうえ、ワークの間近まで確認できるアプローチ性も確保する。

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【動画】イスカルジャパン 超高送り加工対応、高剛性、強化タイプ突切・溝入れ工具「ロジックFグリップ」(LOGIQ F GRIP)を新発売。

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 イスカルジャパンが、このほど超高送り加工対応、高剛性、強化タイプ突切・溝入れ工具「ロジックFグリップ」(LOGIQ F GRIP)を新発売した。

 最新ロジックFグリップの特長は、突切・溝入れ加工時にブレードに掛かる負荷を、従来のX軸方向からY軸方向に分散させる角型ブレードを採用し、極めて高い剛性での加工を可能とすること。また、耐久性の高いブレードは、防振性に優れ、加工中のビビリを抑制し、優れた仕上げ面と真直性を実現する。また、ロジックFグリップは高圧クーラント対応の内部給油式で、良好な切屑排出を可能とする。

 なお、ロジックFグリップには、下記2種類の角型ブレードが取付けられる。

1. タングFグリップ
 ・縦置き構造、タンググリップチップ取付用
 ・最大突切径Φ120mm (3~5mm幅チップ使用時) 
  →加工の無駄を省き、コスト削減
 ・高送り対応<HFブレーカー>の使用により、従来の2倍以上の送りで加工が可能
  →高生産性を実現

2. ドゥーFグリップ
 ・2コーナー使い、ドゥーグリップチップ取付用
 ・加工中のビビリを抑制し、優れた仕上げ面と真直性を実現
 ・最大突切径Φ120mm (4~5mm幅チップ使用時) 
 ・高生産性を実現

■レパートリー 
 「ロジックFグリップ (ホルダー)」  *高圧クーラント対応
 TGTBQ…JHP、突切・溝入加工用ホルダー

 「角型ブレード」
 TGAQ-JHP タンググリップチップ用ブレード
 DGAQ-JHP ドゥーグリップチップ用ブレード

驚異の送り4倍! 動画はコチラ↓


 

ダイジェット工業 ミラーボール用インサートに新材種「DH111」を新規ラインナップ

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 ダイジェット工業が、このほど好評の高精度刃先交換式ボールエンドミル「ミラーボール」用インサートに、新材種「DH111」を新発売した。一般鋼、プリハードン鋼、鋳鉄、ステンレス鋼、チタン合金、耐熱合金等の三次元形状仕上げ加工に威力を発揮する。

特長

 ●直刃・全R 形状の高精度仕上げ加工用インサート。
 ●インサートR 精度は±0.006mm以下とソリッドボールエンドミル同等の高精度を実現。超精密級(インサートR 精度:±0.002mm以下)のBNMAAA(トリプルA)形もラインナップ。
 ●新材種「DH111」は耐欠損性と耐摩耗性に優れた専用母材に、耐酸化性・耐衝撃性・密着性に優れたPVD コーティング『DH1 コート』を組み合わせ、乾式・湿式加工で従来品比2 倍以上の寿命アップを実現。
 ●一般鋼、プリハードン鋼、鋳鉄からステンレス鋼、チタン合金、耐熱合金等の難削材まで幅広い被削材に対応できる。
 ●プラ型やR 部を180°以上使用するブレード加工など、高精度な加工に最適。

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■サイズ・価格
 ・サイズ:3R(φ6)~16R(φ32)(計19 形番)
 ・形番:BNM 形およびBNM-AAA 形(超精密級)(インサート材種:DH111)
 ・標準価格 4,000 円~12,400 円(税抜き)
 〈*BNM-070 形(3.5R【φ7】)およびBNM-AAA 形全形番は、2021 年1 月発売予定〉
 

ヤマザキマザック 最新のCNC装置「MAZATROL SmoothAi」を搭載した同時5軸加工機「VARIAXIS i-800 NEO」販売開始

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 ヤマザキマザックが基本性能を強化した最新のCNC装置「MAZATROL SmoothAi」の搭載と幅広く自動化仕様に対応する同時5軸加工機「VARIAXIS i-800 NEO」を開発し、このほど販売を開始した。

 同社の同時5軸加工機のベストセラーモデルであるVARIAXIS シリーズに、高い基本性能と最新のCNC装置、充実した自動化仕様を備える「VARIAXIS i-800 NEO」をラインアップすることで、5軸加工機における提案力を強化することが狙い。

 「VARIAXIS i-800 NEO」は、テーブルに積載できる加工物のサイズと加工領域を拡大。イケール(治具)を利用した加工物の多数個取りなど柔軟な運用が可能。また主軸の移動速度を高速化し、加工サイクルの短縮を実現している。

 最新のCNC装置「MAZATROL SmoothAi」を搭載し、AIを活用した熱変位補正や“びびり振動”の抑制、デジタルツインによるオフィスPC上での加工シミュレーションなどにより、生産性と加工精度の向上に貢献する。

 また多種多様な自動化システムとの接続も可能としており、多段パレットストッカシステムや横形マシニングセンタとの混成ラインなど、顧客の生産形態にあわせた最適な自動化システムを構築することができる。

特長

(1)基本 仕様 を 強化 し、高い生産性を実現

a) 加工領域と最大積載寸法を拡大
 X/Y/Z軸の移動量と、最大積載寸法を拡大した。イケール(治具の一種)に加工物を複数固定して連続で加工するなど、さまざまな運用が可能。

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X軸移動量: 750mm  A軸移動量:-120°~ +30°
Y軸移動量: 890mm  C軸移動量:±360°
Z軸移動量: 600mm  最大積載ワーク 寸法:φ 1000mm × 415mm

b)加工サイクルの短縮
 より高速な軸送りに対応する自社製の新型ボールねじを新たに採用。X/Y/Z軸の送り速度が48m/minに向上した。工具交換装置は制御方式の改良により、次回に使用する工具の呼出し時間を短縮。頻繁に工具交換を繰り返す加工においてもスムースな工具交換が可能となる。

(2)最新のCNC装置「MAZATROL SmoothAi」を搭載

a)生産性と加工精度を高めるAI機能
 ■Ai サーマルシールド
 加工品の計測データ履歴をAIが深層学習することで、加工誤差の発生要因をパターン化。工誤差を自動で補正することで、加工精度を向上。

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 ■Smooth Ai 主軸
 AI適応制御により加工条件を自動変更し “びびり振動”を抑制、なめらかな加工面を実現。

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b)デジタルツインによる生産改善
 同社製CAMソフトウェア「Smooth CAM Ai」により、オフィスPC上に仮想のVARIAXIS i-800 NEOを構築。仮想マシン上で干渉チェックや加工時間予測、切削時の主軸負荷や切屑排出量をシミュレーションし、加工工程の改善に役立てることができる。

(3)充実の 自動化対応

a) 自動化システムの接続により、変種変量生産に対応
 同社製の自動化システム「パレテックマニュファクチャリングセル」に接続することで、変種変量生産の自動化が実現する。本機導入後の後付けや既存システムへの接続、横形マシニングセンタとの混成システムの構築が可能。
b) 多段パレットストッカ「MPP」に対応
 機械単体で多品種少量生産に最適な自動化システムを構築できる。システム導入後にストッカ数を拡張することもできる。
c) 多関節ロボットの運用を支援するソフトウェア「Smooth RCC」に対応
 加工スケジュールから必要なプログラム・工具を精査し、不足があれば作業指示として通知する。また、CNC装置上で対話式プログラムによる多関節ロボットの段取りが可能。これらの機能により、スムースな自動化システムの運用を実現する。

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主な仕様
 

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DMG MORI SAILING TEAM 世界一周ヨットレースにおいて海洋中のマイクロプラスチック調査研究に協力

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Vendée Globe2020-2021レーススタート時のDMG MORI Global One号とスキッパー白石康次郎選手

 DMG森精機はこのほど、外洋セーリングチームDMG MORI SAILING TEAMが現在参加中の世界一周ヨットレース「Vendée Globe2020-2021(ヴァンデ・グローブ)」において、海洋中のマイクロプラスチックの調査研究に協力すると発表した。

 「Vendée Globe」は、約80日間をかけて、単独無寄港無補給で南半球を一周(総走行距離約40,075km)する外洋ヨットレース。ヨットセーリングは、非常に環境に優しい競技で、エンジンを使わず風の力のみを動力とするため、有害な排気・排水は一切ない。また、船に積載した水力発電とソーラー発電によって電力を確保し、飲料水などは海水から真水に変える浄水装置を活用している。

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DMG MORI Global One号に搭載されたマイクロプラスチック採集用のフィルター

 レースの航行海域には、一般商船や海洋調査船の航行が少ない南氷洋等も含まれる。同社では、「研究がまだ行き届いていないこれらの海域でマイクロプラスチックのサンプルを採集することにより、近年、世界的な課題としてあげられるこの問題に対して、少しでも貢献できるのではないかと考え、本活動を実施するに至った。」としている。

 なお、採集したマイクロプラスチックのサンプルは、レース後に国立研究開発法人海洋研究開発機構(以下、JAMSTEC)に提供し、JAMSTECにて調査研究を実施する。

◆海洋プラスチック調査研究方法
・レース中、専用のフィルターを設置し、マイクロプラスチックを採集する。
・フィルターは、300μmプランクトンネットを使用する。
・使用済フィルターはパッキングし、採集期間とその期間に航行したルート情報等を加えて分析までの間、保管する。
・レース終了後、採集したサンプルをJAMSTECに提供し、調査研究を実施する。


“Vendee Globe”大会公式サイトhttps://www.vendeeglobe.org/fr
レースコース:https://www.youtube.com/watch?v=iD5ZHZz_H-k
JAMSETC公式HP: http://www.jamstec.go.jp/j/
白石康次郎選手公式サイト:https://kojiro.jp/

メカトロテックジャパン(MECT 2021)満小間で出展申し込み受付終了

 メカトロテックジャパン2021(以下:MECT2021)を主催するニュースダイジェスト社(社長=樋口八郎氏)は、このほど「MECT2021」の出展申し込み小間数が会場の収容力を超えたため、2021年2月26日までを予定していた出展募集の受付期間を前倒し、2020年12月14日(月)をもって締め切ったと発表した。

 今回展の最終小間数は、新型コロナウイルス感染症に対する政府や自治体の方針、指示に従い決定するため、1,700~1,900小間程度の開催規模となる予定(*小間数の確定は2021年6月を予定)。

 「MECT2021」は、日本国際工作機械見本市(通称JIMTOF)に次ぐ国内2番目の規模の工作機械と最新技術の専門見本市。前回のMECT2019では477社・団体(1,941小間)が出展し、90,244人が来場した。21年展は、20年11月2日に出展募集を開始して以来、前回展と同様の速いペースで出展申し込みが進んでいた。

 樋口社長は、「新型コロナウイルス感染症の影響で先行きが不透明な状況だが、多くの出展申し込みをいただいたことは大変光栄なこと。このような時期だからこそ、展示会を活用して新しい需要を取り込みたいとの機運の高まりを感じる。1年後の開催に向け、感染症への対策も含めて準備を進め、皆さまの期待にお応えしていく。」とコメントしている。
 

コマツ ブルドーザー「D71PX/PXi-24」を新発売

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 コマツは、最新技術を随所に織り込み、「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律」2014年基準に適合したブルドーザー「D71PX/PXi-24」をこのほど発売した。 同機は、同社のHST搭載(電子制御ハイドロスタティックトランスミッション)ブルドーザーの中で最大クラスの新規開発機種であり、D65PX-18 PATブレード仕様(パワーアングルパワーチルトドーザー仕様)を上位互換した機種。無段階変速が可能なHSTとアングル操作が可能なPATブレード仕様で、抜群の押し回しと整地性を実現している。

 また、HSTブルドーザーの特徴であるスーパースラントノーズデザインにより優れた前方視界性を達成しているほか、エンジン出力向上と新設計の大容量ブレードにより土工量を大幅に向上させた。 ICTブルドーザーであるD71PXi-24では新ICTシステムである「intelligent MACHINE CONTROL2.0」を搭載している。従来機能に加え、積層盛土制御機能、クイック設計面作成機能、ブレードチルトによる直進補正機能の追加によりさらに容易な施工ができるようになったほか、マルチGNSSに対応したアンテナを2個採用することで、施工精度の信頼性を向上させるとともに、施工時間の短縮・効率化を実現し、作業効率の向上やオペレーターの疲労度の低減に貢献する。

日立建機 中国市場で12トンと20トンクラス 土木専用機の発売を開始

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中国市場向けの土木専用機12トンクラスZX120-5A(左)と20トンクラスZX195-5A(右)

 日立建機の中華人民共和国(以下、中国)現地法人である日立建機(上海)有限公司は、12トンクラスの土木専用機「ZX120-5A」(標準バケット容量0.52m3、運転質量11.5トン)と20トンクラスの土木専用機「ZX195-5A」(標準バケット容量0.91m3、運転質量18.9トン)を、中国市場向けに2020年12月より正式発売を開始し、2020年度で「ZX120-5A」は200台、「ZX195-5A」は80台の販売を見込んでいる。

 「ZX120-5A」は、主に都市建設や農村地域での土木整備、港湾、その他軽負荷土木作業向けの小型油圧ショベル。「ZX195-5A」は、これらの作業に加えて工事現場での原材料の積込み作業や一般道路建設、上下水道の配管埋設工事などの社会インフラ向けの土木工事に用いられることを想定して開発した中型油圧ショベル。これまでの製品で評価されてきた操作性や燃費性能、品質を維持しつつ、土木用途に機能を集約することによって、高いコストパフォーマンスを実現している。

 また、「ZX120-5A」および「ZX195-5A」には、ICTを活用して顧客の機械を見守るサービスソリューション「ConSite®」を搭載し、機械の工事現場での安定稼働に貢献するだけで 
なく、トータルのライフサイクルコストの低減に貢献していく。

日本建設機械工業会 2020年10月度建設機械出荷金額統計まとまる

 日本建設機械工業会がこのほどまとめた2020年10月度の建設機械出荷金額統計は以下のとおり。

 10月の建設機械出荷金額は、内需は17.5%増加の869億円、外需は15.0%減少の1,039億円となった。その結果、内需は6カ月ぶりの増加、外需は15カ月連続の減少となった。総合計では2.8%減少の1,908億円となり、13カ月連続の減少となった。

 内需について機種別に見ると、トラクタ1.6%増加の132億円、油圧ショベル24.5%増加の270億円、ミニショベル20.7%増加の82億円、建設用クレーン50.1%増加の110億円、道路機械41.4%増加の42億円、基礎機械14.6%増加の25億円、油圧ブレーカ圧砕機21.4%増加の16億円、その他建設機械7.0%増加の67億円の8機種と補給部品5.0%増加の111億円が増加し、内需全体では17.5%の増加となった。

 外需について機種別に見ると、ミニショベル26.9%増加の215億円、コンクリート機械14.5%増加の1億円、基礎機械254.6%増加の7億円の3機種が増加したものの、その他6機種と補給部品が減少した。地域別に見ると、中国が2カ月連続の増加、オセアニアが3カ月連続の増加、欧州が13カ月振りの増加の3地域が増加したものの、その他6地域が減少し、外需全体では15.0%の減少となった。