9月分工作機械受注総額は1,097.2億円 日工会
日本工作機械工業会がまとめた9月分の受注実績は以下の通り。
2015年9月分工作機械受注総額は、1,097.2億円(前月比+2.5%・前年同月比Δ19.1%)となった。前月比で4カ月ぶり増加も、2カ月連続の1,100億円割れ。1,000億円超えは25カ月連続。
内需は478.8億円(前月比+0.3% 前年同月比△2.6%)で、年度半期の期末月ながら、前月比微増にとどまる。前年同月比は27カ月ぶり減少。外需は618.3億円(前月比+4.3% 前年同月比△28.4%)で、アジア、欧州が前月より増加し、外需総額は前月比6か月ぶりの増加、2カ月ぶりの600億円超。
内需は政策効果の谷間の時期で今後の持ち直しに期待。外需では世界経済やVW問題の影響等について今後の動向を注視。
9月分内需
478.8億円(前月比+0.3% 前年同月比△2.6%)。
・前月比3カ月ぶり増加、前年同月比27カ月ぶり減少。
・年度半期の期末月ながら、政策効果の剥落もあって前月比微増にとどまる。
・受注額は比較的高い水準を維持。国内需要は堅調持続。
① 一般機械 183.7億円(前月比+1.1% 前年同月比△7.2%)
うち金型 28.8億円(前月比△12.7% 前年同月比+6.4%)
② 自動車 159.8億円(前月比Δ5.9% 前年同月比+11.5%)
うち部品 112.1億円(前月比+24.2% 前年同月比+8.5%)
③ 電気・精密 36.4億円(前月比+12.2% 前年同月比Δ31.0%)
④ 航空機・造船・搬送用機械 28.2億円(前月比△16.1% 前年同月比+15.9%)
9月分外需
618.3億円(前月比+4.3% 前年同月比△28.4%)
・2カ月ぶりの600億円超。
・前月比は6カ月ぶり増加。前年同月比は4カ月連続減少。
・主要3極は北米のみ減少。
①ア ジ ア:285.7億円(前月比+7.8% 前年同月比△33.1%)
・東アジア:218.7億円(前月比+10.8% 前年同月比△25.1%)
〈中国〉163.0億円(前月比+9.1% 前年同月比△31.0%)
・その他アジア67.0億円(前月比△0.4% 前年同月比△50.4%)
〈タ イ〉20.8億円(前月比Δ69.7% 前年同月比△28.3%)
〈ベトナム〉4.8億円(前月比+13.1% 前年同月比-)
〈イ ン ド〉26.8億円(前月比△12.3% 前年同月比+58.1%)
②欧 州:136.7億円(前月比+3.0% 前年同月比Δ7.1%)
〈ド イ ツ〉 38.8億円(前月比Δ7.0% 前年同月比△17.1%)
③北 米:181.1億円(前月比△2.9% 前年同月比△34.5%)
〈アメリカ〉 164.7億円(前月比△3.3% 前年同月比△35.0%)
〈メキシコ〉 9.4億円(前月比Δ5.4 % 前年同月比+2.1%)