セコ・ツールズがT4-12 スクエアショルダミル加工、ヘリカル加工カッタに大型チップサイズを追加
セコ・ツールズがこのほど T4-12 スクエアショルダミル加工およびヘリカル加工カッタに大型のチップサイズを加えた。鋼、鋳鉄および他の被削材の粗加工、中仕上げ時の切込み深さを高めて、切り屑排出量が向上する。
T4-12 の信頼性はそのままに、部品当たりの加工コストを削減して円滑な加工作業を可能にする 4 つの波状切れ刃を搭載している。これらのチップはカッタ本体へ接線方向に取り付けるので、安定性が向上し、取り付けねじに簡単アクセスできる。さらにこの取り付け方法では切削力がチップの最も厚い箇所にかかるため、切り屑除去率のさらなる向上が可能になる。
大型 T4-12 スクエアショルダチップのカッタ径は 25 ~ 125mm(1 ~ 5 インチ)、コーナ R は最大 3.1mm(0.125 インチ) 。また、チップには各種材種と形状を用意している。ノーマルピッチ仕様は溝加工とコンタリング加工、クロスピッチ仕様はコンタリング加工に適しており、カッタは内部クーラント供給口を備えているため、チップ性能も向上している。T4-12 スクエアショルダカッタの取り付けシステムは、シャンクタイプとアーバタイプのカッタに幅広く対応する。
大型 T4-12 ヘリカル加工チップのカッタ径は 50 ~ 100mm(2 ~ 4 インチ)、コーナ R は最大 3.1mm(0.125 インチ)。チップには高いポジすくい角をはじめ、各種材種と形状を用意している。ノーマルピッチカッタは溝加工とコンタリング加工に適している。クロスピッチカッタはコンタリング加工のみに対応し、軸方向の切込み深さが最大の場合、径方向の切込み深さが 30 %。ヘリカル加工カッタの取り付けシステムには、アーバ、ウェルドン、セコ・ウェルドンなどがある。