Smooth Technologyにより、さらに進化したベストセラー機 新“QUICK TURNシリーズ”が登場! ヤマザキマザック

CNC旋盤 QUICK TURN 250MB
CNC旋盤 QUICK TURN 250MB
 ヤマザキマザック(社長=山崎智久氏)は、このほどベストセラー機の最新機種QUICK TURN 200, 250, 300, 350シリーズをリリースした。来る4月8日(金)~9日(土)に美濃加茂ワールドテクノロジーセンタで開催する「MAZAK QUICK TURNフェア」で実機を展示する。

 QUICK TURNシリーズは、1981年に世界初の対話式CNC装置マザトロールT1を搭載して発売され、現在までに世界累計販売台数約90,000台を記録する業界トップクラスのベストセラー機。今回、QUICK TURNシリーズは、高速・高精度な加工を実現するSmooth Technologyにより、さらなる進化を遂げた。

 従来から、旋削主軸に面粗度や真円度に優れるビルトイン高剛性主軸を採用していたが、新シリーズでは新たにミル主軸にもビルトインモータ駆動を採用し、振動を抑えた高品位な加工を実現する。また、高トルク5,000min⁻¹仕様に加え、オプションで10,000min⁻¹の高速仕様のミル主軸を選択可能とした。さらに、進化した熱変位制御機能サーマルシールド・プラスを搭載。温度・熱変位補正量の見える化や補正量の調整機能を追加し、安定した加工精度を保つ。

 CNC装置は、MAZATROL SmoothCを搭載し、最新の制御技術による高速・高精度な加工の実現と、シンプル操作キーなど操作性も充実させた。オプションで、タッチパネルでタブレット感覚の操作が可能なMAZATROL SmoothGも搭載可能としている。

 新“QUICK TURNシリーズ”は、ボルトオンタイプやVDI方式(オプション)の刃物台、サブスピンドル仕様やY軸仕様など、豊富なラインナップでユーザーの多様な加工ニーズに応えるとしている。特長は以下の通り。

特長

(1)ミル主軸にもビルトインモータを採用し高品位な加工を実現
 旋削主軸に加え、ミル主軸にも振動発生の原因となるギアやベルトが無いビルトインモータ駆動を採用し高品位な加工を実現。さらに、効率的な熱対策を行うことで連続加工精度にも優れている。標準仕様5,000min⁻¹、オプションで10,000⁻¹の高速仕様まで選択可能。

(2)進化した熱変位制御機能、サーマルシールド・プラスを搭載
 温度センサを増設するとともに位置を最適化し、さらに温度・熱変位補正量の見える化や補正量の調整機能を追加し、連続加工や急激な室温変化に対しても安定した加工精度を保つ。

(3)CNC装置MAZATROL SmoothCを搭載し、高速・高精度で操作性も向上
 最新の制御技術による高速・高精度な加工の実現と、シンプル操作キーなど操作性も充実させた。オプションで、タッチパネルでタブレット感覚の操作が可能なMAZATROL SmoothGも搭載可能。

(4)多様な加工ニーズに対応する豊富な仕様ラインナップ
 旋削主軸は高出力仕様および高トルク仕様の2タイプ、タレットはボルトオンタイプとVDI方式を用意。 1・2工程の連続加工を実現するサブスピンドル仕様やY軸仕様の選択も可能。

使用例

QUICK TURN 200、200M、200MS、200MSY

QUICK TURN 250、250M、250MS、250MSY

QUICK TURN 300、300MA、350、350MA

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