三菱マテリアルが鋼旋削加工用CVDコーテッド超硬材種「MC6035」を発売

 三菱マテリアル 加工事業カンパニ-(カンパニ-プレジデント=鶴巻二三男氏)は、鋼旋削加工用CVDコーテッド超硬材種「MC6035」の販売をこのほど開始した。

 鋼旋削加工の断続切削など不安定な切削条件や、炭素鋼や合金鋼の低中速切削領域での耐欠損性に優れた「MC6035」は、コーティング層の残留応力を緩和する新技術により、断続切削時の衝撃を分散させ、突発欠損を抑制することを実現している。また、低中速切削領域の耐摩耗性に優れるTiCNを厚膜繊維状とすることで、耐摩耗性と耐欠損性のバランスを確保している。

 既に発売済みである高速領域加工用「MC6015」、汎用性の高い「MC6025」と合わせ、鋼旋削加工用インサート「MC6000シリーズ」として、さまざまな鋼旋削加工に対応する。

 鋼旋削加工用CVDコーテッド超硬材種「MC6035」の主な特長は、以下の通り。

 ①コーティング層の残留応力を緩和する新技術により、断続切削時の衝撃を分散させ、突発欠損を抑制することを実現。
 ②TiCNを厚膜繊維状とすることで、低中速切削領域の耐摩耗性を確保。
 ③第一層のAl2O3を薄膜にすることにより、高い欠損性を実現。

【標準価格】: CNMG120404-LP (MC6035)  850円(税込価格 918円)
(代表型番)DNMG150408-MP (MC6035) 1,180円(税込価格1,274円)
      TNMG160408-RP (MC6035)  850円(税込価格918円)
       VNMG160404-MP (MC6035) 1,300円(税込価格 1,404円)

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