2016年3月分工作機械受注総額は1,161.9億円 日工会 

 日本工作機械工業会がこのほどまとめた2016年3月分の受注実績は以下の通り。 
2016年3月分工作機械受注総額は、1,161.9億円(前月比+14.0% 前年同月比Δ21.2%)となった。受注総額は期末高価により4カ月ぶりの1,100億円超。1,000億円超は31カ月連続。

 内需は512.6億円(前月比+31.8% 前年同月比△7.8%)で、期末効果により8カ月ぶりの500億円超、様子見感は残るものの、国内需要は堅調。
外需は649.3億円(前月比+3.0% 前年同月比△29.3%)、5カ月連続の600億円超。前月から北米で増加したものの、アジア、欧州は減少。

 国内需要は政策効果が現れる年後半に期待。一方、国内外の経済動向やEMS特需の動向について今後を注視。

3月分内需

512.6億円(前月比+31.8% 前年同月比△7.8%)。

・8カ月ぶりの500億円超。
・前月比4カ月ぶり増加。前年同月比は2カ月連続減少。
・期末効果により前月から大幅増加。堅調持続。

① 一般機械  208.8億円(前月比+51.5% 前年同月比+5.6%)
  うち金型   34.3億円(前月比+66.0% 前年同月比+52.1%)

② 自動車   152.6億円(前月比+7.4% 前年同月比△29.3%)
   うち部品   102.1億円(前月比△1.1% 前年同月比△36.7%)

③ 電気・精密 51.1億円(前月比+59.8% 前年同月比+17.3%)

④ 航空機・造船・搬送用機械 28.2億円(前月比+11.0% 前年同月比△10.5%) 

3月分外需

649.3億円(前月比+3.0% 前年同月比△29.3%)

・5カ月連続の600億円超。
・前月比は2カ月連続増加。前年同月比は10カ月連続減少。
・主要3極は北米のみ前月比増加。外需全体では横ばい圏内の動きが継続。

①ア ジ ア:253.7億円(前月比△0.6% 前年同月比△50.0%)
・東アジア:189.9億円(前月比△4.1% 前年同月比△47.9%)
〈中 国〉135.5億円(前月比△11.2% 前年同月比△52.9%)
・その他アジア63.8億円(前月比+11.5% 前年同月比△55.3%)
〈タ  イ〉19.6億円(前月比+42.0% 前年同月比△16.8%)
〈ベトナム〉10.9億円(前月比+99.1% 前年同月比△86.0)
〈イ ン ド〉18.7億円(前月比△25.7% 前年同月比△16.4%)

②欧 州:159.1億円(前月比△5.2% 前年同月比△1.1%)
〈ド イ ツ〉37.6億円(前月比△2.1% 前年同月比△20.9%)

③北   米:229.3億円(前月比+14.6% 前年同月比△2.4%)
〈アメリカ〉200.2億円(前月比+14.2% 前年同月比△3.9%)
〈メキシコ〉 17.4億円(前月比+22.9% 前年同月比+8.3%)

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