2016年4月分工作機械受注総額は992.4億円 日工会
日本工作機械工業会がこのほどまとめた2016年4月分の受注実績は以下の通り。
2016年4月分工作機械受注総額は、992.4億円(前月比△14.6% 前年同月比Δ26.3%)となった。受注総額は3カ月ぶりの1,000億円割れ。国内外ともに先行き不透明感等によりやや弱めの動き。
内需は389.7億円(前月比△24.0% 前年同月比△19.6%)で、前月の反動減もあって、2カ月ぶりの400億円割れ。16年1月、2月とほぼ同水準で国内需要は堅調持続。
外需は602.6億円(前月比△7.2% 前年同月比△30.1%)、6カ月連続の600億円超。前月から主要3極はすべて減少も、現状に大きな変化は見られず。
国内需要は政策効果が現れる年後半に期待。一方、国内外の経済動向やEMS特需の動向について今後を注視。
4月分内需
389.7億円(前月比△24.0% 前年同月比△19.6%)。
・2カ月ぶりの400億円割れ。
・前月比2カ月ぶり減少。前年同月比は3カ月連続減少。
・3月の反動減により前月から減少。政策待ちにより、様子見続く。
① 一般機械 152.3億円(前月比△27.0% 前年同月比△9.9%)
うち金型 25.0億円(前月比△27.2% 前年同月比+7.9%)
② 自動車 135.2億円(前月比△11.4% 前年同月比△36.3%)
うち部品 81.5億円(前月比△20.1% 前年同月比△48.4%)
③ 電気・精密 27.0億円(前月比△47.2% 前年同月比△23.2%)
④ 航空機・造船・搬送用機械 21.7億円(前月比△23.1% 前年同月比△5.3%)
4月分外需
602.6億円(前月比△7.2% 前年同月比△30.1%)
・6カ月連続の600億円超。
・前月比は3カ月ぶり減少。前年同月比は11カ月連続減少。
・主要3極は前月比すべて減少。外需全体では横ばい圏内の動きが継続。
①ア ジ ア:229.6億円(前月比△9.5% 前年同月比△52.8%)
・東アジア:177.6億円(前月比△6.5% 前年同月比△52.2%)
〈中 国〉129.6億円(前月比△4.3% 前年同月比△56.9%)
・その他アジア52.0億円(前月比△18.5% 前年同月比△54.8%)
〈タ イ〉16.2億円(前月比△17.3% 前年同月比△32.6%)
〈ベトナム〉4.3億円(前月比△60.1% 前年同月比△92.6)
〈イ ン ド〉17.1億円(前月比△8.3% 前年同月比△1.2%)
②欧 州:158.6億円(前月比△0.3% 前年同月比+2.5%)
〈ド イ ツ〉47.3億円(前月比+25.6% 前年同月比△6.1%)
③北 米:208.8億円(前月比△8.9% 前年同月比△0.3%)
〈アメリカ〉169.7億円(前月比△15.2% 前年同月比△6.7%)
〈メキシコ〉 31.0億円(前月比+78.3% 前年同月比+136.0%)