アマダマシンツールが超速切断の最新型バンドソー「HPSAW-310」(ハイパーソー)を新発売 ~高速切断から超速切断へ 超硬丸鋸盤の2倍の生産性を実現~

 アマダマシンツール(社長=田所雅彦氏)は、このほど新しい機構により誕生した新型バンドソー 「HPSAW-310」(ハイパーソー)を発売した。
 この製品は、ブリッジ型ソーヘッドフレームと高剛性ダブルポスト門型ガイドの採用により、マシンフレームの剛性を確保すると同時に大容量ブレードモーターの搭載が可能であり、さらにはハイパーソー専用ブレード「AXCELA HP1」との相乗効果により、超硬丸鋸盤では対応が難しかった大径材料の大量連続切断を実現する世界最高速の切断技術とエコロジー・エコノミーなどの環境面への配慮を両立した最新型バンドソー。

主な特長

1.世界最高速切断テクノロジー
・新設計「ブリッジ型ソーヘッドフレーム(特許出願中)」と「高剛性ダブルポスト門型ガイド」により、大容量ブレードモーターを搭載。

・高速切断に対応したハイパーソー専用ブレード「AXCELA HP1」と、今回採用した「ブレードひねり角度0°」のハウジング構造の相乗効果により、超硬丸鋸盤と比較した生産性は約2倍を達成(同社調べ)

2.省エネ・環境への配慮
・アマダの超硬ブレード技術により、同クラスの超硬丸鋸刃に対し切り代を約60%削減(同社調べ)
・サーボモーターを活用した「高速送りバイス」と「FR3バイス構造」により残材歩留りとタクトタイムを向上
・ブレード交換などの作業を考慮した最新デザインによる、カバー開閉構造を採用
・ダブルダンピングローラーによる静粛性の実現
・ミストコレクター搭載(オプション)

3.高精度監視
・「ダブル切れ曲がり検出センサー」により切れ曲がり検出精度を向上

4.オプション
・顧客の生産現場の環境に合わせた、各種前後装置ソリューションによる構築が可能(材料搬入装置、搬出開閉テーブル)

 現在、バンドソー市場では自動車や鉄道車両の増産や環境・先端分野などの受注が増加傾向にあり、超硬丸鋸盤では対応が難しい大径材の大量切断の需要ニーズも高まりを見せている。ハイパーソーはアマダグループの創業当時からの事業である「鉄の塊を切断する」切削事業(バンドソー)の新商品であり、これまでの長年にわたる技術研鑽とマシン本体の設計とブレード(鋸刃)との一体開発による加工技術の成果として、ユーザーの成長戦略に合わせたシステム構成を提案していくとしている。

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