タンガロイがヘッド交換式ドリル『DrillMeister』(ドリルマイスター)L/D=12を拡充

 タンガロイ(社長=木下聡氏)は、このほどヘッド交換式ドリル『DrillMeister』(ドリルマイスター)に従来の最大L/D = 8 ボディのラインナップに加えて、L/D = 12 ボディの発売を開始した。

 『DrillMeister』は、独自の自己拘束型クランプシステムの採用により、簡単で迅速なヘッド交換を可能にしている。工具交換はヘッドを付け替えるのみで、ツールホルダからのドリルボディの脱着や突出し量の調整が不要となることから、工具交換時間を大幅に短縮できる。また、ヘッドは小さな力で取付け・取り外しができ、必要に応じて機上での交換も可能。今回拡充を行うL/D = 12 は、工具径φ12.0〜22.9 mm に対応し、シャフトや熱交換器の穴加工等の深穴加工で、抜群の性能を発揮するヘッド交換式ドリル。ボディには強ねじれ溝を採用し、さらに溝面に特殊な磨き処理を施すことで、安定した切りくず排出性を実現している。これによって、特に切りくず排出が難しくなる深穴加工時に、抜群の切りくず排出性能を発揮する。

 『DrillMeister』は、加工能率の向上だけでなく、工具交換時間の大幅短縮、再研削にかかわる費用を0 にできるなど、トータルの加工コスト削減に大きく貢献する。
 主な特長は以下のとおり。

●工具径:φ12.0~22.9 mm(0.1mm 飛び)、加工深さ: L/D = 12。
●強ねじれ溝と特殊な磨き処理の採用で、抜群の切りくず排出性能を発揮。
●独自の自己拘束型クランプシステムが、簡単かつ迅速なヘッド交換を実現。
●本体部分の変形が少ないクランプ機構により、ヘッドの交換可能回数を大幅に増加。
●マージン部を持つ加工ヘッドによって、ソリッドドリルと同等の加工穴精度を実現。
●再研削が不要で、再研削コスト、予備工具の在庫削減等、工具管理も容易。

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