2016年6月分工作機械受注総額は1,090.6億円 日工会
日本工作機械工業会がこのほどまとめた2016年6月分の受注実績は以下の通り。
2016年6月分工作機械受注総額は、1,090.6億円(前月比+4.5% 前年同月比Δ19.9%)となった。受注総額は、内需の増加が寄与し、2カ月連続の1,000億円超。国内は需要回復に向かうも、外需は先行き不透明感が拡がる。
内需は507.6億円(前月比+30.6% 前年同月比△15.8%)で、補助金採択以降、国内案件が動き出し、3カ月ぶりの500億円超。前年同月比は前年の反動により減少。
外需は583.0億円(前月比△11.0% 前年同月比△23.1%)で、横ばい圏内の動きながら、主要3極はすべて前月比減少し、8カ月ぶりの600億円割れ。
国内需要は7月以降の政策本格化に期待。英国EU離脱問題等の各種リスクが国内外の経済に与える影響を注視。
6月分内需
507.6億円(前月比+30.6% 前年同月比△15.8%)。
・3カ月ぶりの500億円超。
・前月比3カ月ぶり増加。前年同月比は5カ月連続減少。
・補助金採択後に国内案件が動き出し、前月比大幅増加。
① 一般機械 219.3億円(前月比+39.0% 前年同月比△15.4%)
うち金型 32.1億円(前月比+42.5% 前年同月比△14.1%)
② 自動車 143.3億円(前月比+22.0% 前年同月比△24.3%)
うち部品 101.3億円(前月比+13.9% 前年同月比△24.1%)
③ 電気・精密 44.5億円(前月比+47.6% 前年同月比△20.3%)
④ 航空機・造船・搬送用機械 27.2億円(前月比+19.2% 前年同月比+7.5%)
6月分外需
583.0億円(前月比△11.0% 前年同月比△23.1%)
・8カ月ぶりの600億円割れ。
・前月比は2カ月ぶり減少。前年同月比は13カ月連続減少。
・主要3極は前月比すべて減少も横ばい圏内の動きが継続。
①ア ジ ア:255.7億円(前月比△3.4% 前年同月比△27.9%)
・東アジア:203.4億円(前月比△3.4% 前年同月比△32.0%)
〈中 国〉156.8億円(前月比△5.9% 前年同月比△32.0%)
・その他アジア52.3億円(前月比△3.6% 前年同月比△6.2%)
〈タ イ〉18.1億円(前月比+19.7% 前年同月比+29.9%)
〈ベトナム〉6.7億円(前月比+88.7% 前年同月比+33.5%)
〈イ ン ド〉10.1億円(前月比△42.9% 前年同月比△15.2%)
②欧 州:140.8億円(前月比△11.6% 前年同月比△13.5%)
〈ド イ ツ〉34.2億円(前月比△24.0% 前年同月比△9.4%)
③北 米:177.6億円(前月比△20.4% 前年同月比△20.1%)
〈アメリカ〉152.8億円(前月比△10.8% 前年同月比△24.3%)
〈メキシコ〉 18.3億円(前月比△60.5% 前年同月比+72.1%)