三菱マテリアルが高能率仕上げ切削用正面削りカッタ「FMAX」に小径サイズを追加発売すると共に、「MS plusエンドミルシリーズ」を拡大!

 三菱マテリアル 加工事業カンパニ-(カンパニ-プレジデント=鶴巻二三男氏)は、このほど高能率仕上げ切削用正面削りカッタ「FMAX」に加工径Φ50mmとΦ63mmを販売開始するとともに、超硬エンドミル「MSplusエンドミルシリーズ」にラジアス形状を追加し、販売開始した。

高能率仕上げ切削用正面削りカッタ「FMAX」

 高能率仕上げ切削用正面削りカッタ「FMAX」は、軽量化と高剛性を両立させ、従来品以上の多刃設計により、アルミ合金などの非鉄金属を、工具径125mm、24枚刃において、テーブル送り速度毎分20m以上の高能率で加工することが可能となった。自動車部品などの加工の高能率化を実現できる正面削りカッタである。加工径Φ50mmとΦ63mmの小径サイズを追加することにより適応範囲が広がった。
 高能率仕上げ切削用正面削りカッタ「FMAX」の主な特長は、以下の通り。

 ① インサートのすくい面上に設けたボディプロテクタと切れ刃に向かうクーラント効果により、理想的な切りくずを生成し、カッタボディへの擦過損傷を抑制。

 ② アルミ合金と特殊スチール合金の組み合わせにより、カッタボディの軽量化と高剛性を両立させ、ダブテイル拘束(逆テーパ溝形状)構造とすることで、高速回転時のインサートの飛び出しを防止。

 ③ インサートの振れ精度調整機能により、複数回の再研磨に対応した調整量を確保し、高精度なセッティングを容易に行うことが可能。

■標準価格
・FMAX-050A08R 133,000円(税込価格 143,640円)
・FMAX-050A10R   153,000円(税込価格 165,240円)
・FMAX-063A10R   155,000円(税込価格 167,400円)
・FMAX-063A12R   175,000円(税込価格 189,000円)

超硬エンドミル「MS plusエンドミルシリーズ」

 一般鋼から50HRC程度までの高硬度鋼の金型材や部品加工の幅広い範囲で安定した寿命を発揮する“MS plusシリーズ”に、ステンレス鋼や炭素鋼などの部品加工に高能率加工を実現する4枚刃制振ラジアスエンドミル「MPMHVRB」をシリーズ追加し、先に発売のスクエア形状の外径16mmと20mmを追加することで、シリーズの拡充を図った。
 超硬エンドミル“MS plusエンドミルシリーズ”「MPMHVRB」の主な特長は、以下の通り。

 ① 「MS+(エムエスプラス)コーティング」を採用。炭素鋼から50HRC程度の高硬度鋼まで、幅広い被削材で優れた耐摩耗性を発揮。

 ② 異なるねじれ角による不等リード形状により、びびり振動を抑制し、突出しの長い加工での安定した切削が可能。

 ③ 刃長と全長を従来品より長い設定としたことでより高い汎用性を実現。

・標準価格   : 6,150円~67,800円
(代表型番)・ MPMHVD1600    36,400円(税込価格  39,312円)
・MPJHVD2000AP80 67,800円(税込価格  73,224円)
・MPMHVRBD0200R010 6,150円(税込価格  6,642円)
・MPMHVRBD2000R500 58,500円(税込価格  63,180円)

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