「IoT/インダストリー4.0 & DMG MORI スマートファクトリー」をJIMTOFで披露

 DMG森精機(社長=森 雅彦氏)が、11月17日(木)~22日(火)の6日間、東京ビッグサイトで開催される「JIMTOF2016」では、出展企業中最大となる2,160 ㎡のブースに、新機種7台を含む計23台の工作機械を展示し、全ての機械でデモ加工を行うと発表した。

 JIMTOF2016では、「IoT/インダストリー4.0 & DMG MORI スマートファクトリー」をテーマに、センサ搭載機やシェフラー社(ドイツ)と共同で取り組む実証プロジェクト「マシンツール4.0」を紹介する。また、工作機械、やロボットやローダさらには治具、工具、測定まで一体となったシステムをワンストップで提供できるホリスティックソリューションを展示し、顧客の利益を最大化するソリューションを提示し、さらに工作機械の生産性を高める20種類以上のDMG MORIテクノロジーサイクルの実演も行う。

 同社のテクノロジーサイクルとは、①機械本体、②切削工具や周辺機器などのオープンイノベーション、③組込ソフトウェア、④CELOSなどのHMI(Human Machine Interface)を融合させたDMG森精機の新しいソリューションの形。テクノロジーサイクルを用いることで、これまで専用機や専用プログラム、特殊な工具で行っていた加工・段取り・計測を、汎用的な工作機械や標準的な工具・治具などで、誰もが簡単かつ短時間で素早い立ち上げと高い品質を実現することができる。

 テクノロジーサイクルは、機械の段取りをサポートするHandling(ハンドリング)、 高精度な計測を行うMeasuring(メジャリング)、複雑加工をサポートするShaping(シェイピング)、センサで加工を監視、検知するMonitoring(モニタリング)の4機能に分類され、用途に応じて、柔軟に利用できる仕組みを持つ。

 新機種では、世界最高のベースマシン立形マシニングセンタ「CMX 1100 V」の展示を行う。
「CMX 1100 V」は、これまでの立形マシニングセンタの標準オプションを網羅した全 290 種類の多彩なオプションから、ユーザーニーズに合わせてカスタマイズが可能であり、さまざまな業種の幅広いワークに対応する高い汎用性で、生産性の向上に貢献する。

 また、会場では今回で12回目を迎える切削加工ドリームコンテストの全応募作品を展示する。

 なお、11月17日(木)にはブース内で優秀作品の表彰式を行う。11月19日(土)には出展者ワークショップとして、藤嶋 誠専務執行役員による「DMG MORI テクノロジーサイクル」をテーマとした講演を行う。

 さらに、プレミアムパートナーシップを締結しているポルシェがFIA世界耐久選手権に出場している「ポルシェ919 ハイブリッド」も展示。11月22日(火)にはポルシェチームのドライバーMark Webber(マーク・ウェバー)によるトークセッションとサイン会も開催予定である。

 また、トヨタ自動車と FIA 世界ラリー選手権(WRC)でのパートナーシップを締結したことを受け、トヨタのラリーカーに関する展示も行う。

【DMG森精機 JIMTOF2016の見どころ】
●テクノロジーサイクル
新機能を含む20種類以上を発表し、デモでご紹介
●CELOS+インダストリー4.0
センサを搭載した工作機械をIoT(Internet of Things、モノのインターネット)として
ネットワークにつなげることで、稼働監視や予知保全、品質向上など、新たな付加価値を生み出す実例をご紹介
●システムソリューション
弊社の工作機械とファナック社、不二越社のロボットを組み合わせたオープンイノベーションによる、自動化システムをご紹介
●革新的な新機種
新コンセプト機立形マシニングセンタCMX 1100 Vなど、世界初公開を含む計7台の新機種を発表
●XXL大型機
門形加工機4台分の加工能力を備えたJIMTOF史上最大*となる大型5軸加工機「DMU 210 P 2nd Generation」を日本初公開

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