ヤマザキマザックがロングセラーのレーザ加工機にファイバーレーザを搭載した「SUPER TURBO-X FIBER シリーズ」を追加!

 ヤマザキマザック(社長=山崎智久氏)が、1990年発売のロングセラーのCO2レーザ加工機SUPER TURBO-Xシリーズに、新たにファイバーレーザ発振器を搭載したSUPER TURBO-X FIBERシリーズを追加した。11月17日から東京ビッグサイトで開催されるJIMTOF 2016(日本国際工作機械見本市)にも出展する。

 ファイバーレーザは、従来のCO2レーザに比べて波長が短く熱吸収率が高いため、銅・真鍮・アルミなどの高反射材の加工を安定して行なうことができ、しかも、薄板や中板を高速で加工できることから高い生産性が得られるのが特長。また、ミラーなどの光学部品を使用しないため、定期交換などメンテナンスコストが大幅に削減できる。

 SUPER TURBO-X FIBERシリーズは、独自のマルチコントロールトーチにより、板厚や材質に合わせたノズルの自動選定やビーム径を自動制御する機能を標準搭載し、数々のインテリジェント機能と合わせて、さらなる生産性向上と高品質加工を実現する。

 CNC装置MAZATROL PREVIEW 3は、エルゴノミクス(人間工学)に基づいた最適なボタン配置やタッチパネル式15インチカラー液晶画面などにより快適な操作性を追求した。
また、単体機導入後でもレーザFMSによる自動化システムや棚の増設にも対応するなど、顧客の生産体系に合わせた拡張が可能である。

特長

1.ファイバーレーザ搭載による生産性向上とメンテナンス及びランニングコスト削減
(1) ファイバーレーザは、従来のCO2レーザに比べて波長が短く熱吸収率が高いため、銅・真鍮・アルミなどの高反射材の加工を安定して行なうことができ、しかも、薄板や中板を高速で加工できることから高い生産性が得られる。
(2) ミラーなどの光学部品が不要なのでメンテナンスコストの大幅削減が可能。
(3) レーザガスが不要なのでランニングコストを削減。

2.マルチコントロールトーチとインテリジェント機能による生産性向上と高品質な加工
(1)マルチコントロールトーチ
板厚や材質に合わせた最適なノズルの自動選定交換やビーム径を自動制御。
(2)インテリジェント機能
インテリジェントセットアップ機能、インテリジェントモニタリング機能およびインテリジェントカッティング機能が、加工プロセスをサポートし、さらなる生産性向上と高品質な加工を実現。
(a)インテリジェント セットアップ機能
板厚や材質の変更の都度に行う段取り作業や調整作業を自動化し生産性を向上。
①自動焦点位置決め
②ビーム径変更機能
③オートキャリブレーション機能(自動倣い設定機能)
④オートノズルクリーニング機能
⑤自動ノズル交換機能
⑥焦点検知機能
(b)インテリジェント モニタリング機能
作業者に代わり、加工状況を自動監視。加工ヘッドに搭載したセンサがピアシング貫通や加工異常(バーニング、プラズマ)を検知し、最適な加工を実現。
(c)インテリジェントカッティング機能
マザックの蓄積した高度な技術とノウハウにより高速・高品質な切断を実現。

3.エルゴノミクスに基づき快適な操作性を追求したタッチパネル式CNC装置“MAZATROL PREVIEW 3”
(1)エルゴノミクス(人間工学)に基づいた最適なボタン配置
(2)タッチパネル式15インチカラー液晶画面
4.レーザFMSにより、生産体系に合わせて単体機導入後でも自動化システムや棚の増設が可能

■主な仕様

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JIMTOF2024