アマダホールディングスが「東北サテライトセンター」をオープン

 アマダホールディングス(社長=磯部 任氏)、が11 月24 日(木)、宮城県富谷市に東北サテライトセンターを新たに竣工し、オープンした。11 月24 日・25 日のオープニングイベントには、会長兼CEO 岡本満夫も現地に駆けつけ、北東北シートメタル工業会、福島県シートメタル工業会の会員企業をはじめ、東北地域の顧客約100 名が招待された。

 サテライトセンターは、アマダが世界各地において展開しているビジネスモデルであり、最新のマシンやソフトウエア、金型等を実際に地域の顧客に使ってもらい、本社にあるアマダ・ソリューションセンターと最新の加工技術やモノづくりの情報を共有しながら、顧客の課題を解決する「加工技術提案」を積極的に行っていく地域密着型の拠点となる。

 東北サテライトセンターは、東北地域の顧客の活用拠点として、課題解決を実際に確かめることができる「実証加工」や、「加工技術提案」を強化するとともに、加工技術のセミナー・研修・講演などを開催し、マシン導入後も顧客の自動化設備の効率的な運用が可能となるようサポートを強化していく方針。

■東北サテライトセンター概要

東北サテライトセンター内
東北サテライトセンター内

所 在 地 : 宮城県富谷市大清水1-31-8
敷地面積 : 1,993 m2
延床面積 : 1,056 m2
展示設備 : 297 m2
投資総額 : 約5.4 億円(土地取得費用含む)



■【東北サテライトセンター 主な展示マシン
(1)3 軸リニアドライブ・ファイバーレーザマシン「FLC-3015AJ」
(2)工程統合・ビルトイン・コンパクト複合マシン「LC-2012C1NT」
(3) ハイブリッド・ドライブシステム搭載 高速・高精度ベンディングマシン「HG-1303」
(4)ネットワーク対応型エコベンディングマシン「HD-8025NT」
(5) ID 金型対応自動金型研削機「ID-TOGU」
(6) 板金エンジニアリングシステム「VPSS 3i(ソフトウエア)」

あいさつする岡本満夫会長兼CEO
あいさつする岡本満夫会長兼CEO
 今回の東北サテライトセンターのオープンにより、同社では、国内の6 支店(東北支店、北関東支店、南関東支店、中部支店、関西支店、九州支店)のすべての地域に、顧客が活用できる地域密着型の拠点が整ったことになる。

 同社では、「東北サテライトセンターでは、精密溶接に関わる課題解決の場として、アマダグループの精密溶接事業を担当しているアマダミヤチの“アプリケーション・ラボ”も設置し、金属加工機械の総合メーカーとして最新のトータルソリューションを提案していく」としている。

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