DMG MORI 東京グローバルヘッドクォータを見学! オープンハウスは今週金曜日までやってるよ☆

9月1日(月)から9月5日(金)までの5日間、DMG森精機さんが東京グローバルヘッドクォータ オープンハウスを開催しています。この間は同社の展示されている最新機種を見学することができる絶好のチャンス!

というわけで、初日にお伺いしました(●∀●)

期間中、2階のセミナールーム1で開催されている技術セミナーもなかなか興味深いですよ。
テーマは「最新の加工事例」。下記の講師がそれぞれ貴重なお話をしてくれます。

・5軸加工:DMG商品部 部長 細田陽一郎氏
・航空機:東京SC加工技術部 部長 加治 敏氏
・自動車:執行役員伊賀事業所商品部加工技術担当 部長 大岩一彦氏
・金型:DMG森精機金型研究所 部長 合田慎吾氏 

タイムスケジュール

さて、今回、わたしは拝見したいマシンがありました。
それは最新も最新! 最新ホカホカのマシン、“ハイブリッド工作機械”と位置づける新製品『LASERTEC 65 3D』。1台のマシンでレーザ溶射とミーリング加工の両立ができるというものですが、レーザ溶射はパウダーノズルから金属の粉体を供給して積層する手法が使われています。

これがLASERTEC 65 3Dだ! デザイン性にも優れている


「チャンバーを別途設ける必要がなく、あらゆる素材の形状成形に対応する」と説明してくれたのは、同社の小田技師補。

「従来から採用されているパウダーヘッド方式は、チャンバー内に粉末を敷いた上で、レーザを照射し、粉末を焼結させる必要があったのですが、その必要がないため、最大20倍も高速です」(小田技師補)

レーザとミーリングによる加工を柔軟に切り替えることで完成形状ではアプローチ不可能な部位に対して直接仕上げ加工ができるし、余分な形状を追加することなく突き出し形状を生成することができるので、特に“大型ワークを経済的に加工したいユーザー”には、ぜひ見て欲しい1台ね。

さて、加工サンプルですが、これは切削1時間、積層で4時間ほど。赤丸で囲った部分をみてみると、この部分の材料費が削減できますから経済効果も期待できますね☆




これは約20分で出来上がるとのこと

さて展示会場内を歩いていると、日進工具さんのマイクロエンドミル マイクロドリルシリーズが展示されていました。日進工具さんは、最近、技術職の方を営業にも配置するなどユーザーニーズを細かく拾い集めています。使う人の気持ちに立った工具づくりに注力しています。

マイクロエンドミル

なお、DMG MORIの『LASERTEC 65 3D』は、今年開催されるJIMTOF2014にもご披露されます☆