【JIMTOF強化月間】ダイジェット工業は会期中に荒加工革命を巻き起こす! ワイルド&エクストリーム! 

マニアックなファンも多いダイジェット工業。今回のJIMTOFでも来場者の足を止める展開が待っている予感がするわ!

そんな同社が今回展示する中でも、マシン・工具・機器のベスト3をご紹介するわね。

①SKSエクストリームEXSKS形
好評の高送りダイマスターSKS型を更に進化させた新製品。軸方向切込みは最大3mmで1刃当たりの送り2mmの高送り加工が可能。チップは両面使用可能で従来品の倍の6コーナーと経済的。

チップ厚みを7.5mmと厚くし断面強度は従来品比1.5倍、新コーティングJC7560採用で長寿命を実現。チップ拘束面がクサビ形状の為、ネジ1本の取付でもチップ動きが防止され着脱も容易。工具径はφ50~φ160。



②ワイルドラジアスWDR形
金型の荒加工などで取り代が不均一な場合、高送り工具では非加工時間が多くなり効率的ではない。本工具はラジアス形状で同外径のボールエンドミルより本体剛性を有し、かつ最大切込み深さは18mmで被削面の凹凸が大きい場合でも効率的な加工が可能。ボールエンドミルよりピックフィードが大きく取れる為、推奨条件下での能率はボールエンドミルの約3倍を実現する。チップ形状は2コーナーR10タイプ、材種は新コーティングJC7560で長寿命。またチップにはキーが付いており使用時のチップ動きを防止し安定加工が可能。ネジ1本の取付で着脱が容易。工具径はφ40~φ125。



③TA-EZドリル8DタイプXL形
好評の刃先交換式ドリルTA-EZに加工深さ8Dタイプを追加する。TA-EZドリルの特徴は低切削抵抗のEZ刃形と高剛性Gボディを採用している事だが、8Dタイプは専用設計の溝形状+平滑化処理に加え二番取り(外周部の逃がし)も採用、切粉排出性良好で溶着も防ぎ、長寿命かつ安定加工が可能となった。











ここは絶対に見て欲しい! 注目すべき点はココ!

①難削材加工用工具
難削材といっても例えば高硬度材と耐熱合金では全く特性が違う。ダイジェット工業は超硬原料の配合から完成工具まで一貫生産しており、工具形状や被膜に加え素材からその加工に最適な選定が可能である。特に高硬度材用ではキャラクターも好評の「シグマドリルハード」や「フィニッシュハードリーマ」をはじめ、小径刃先交換工具のQMシリーズでは「ハードチップ」と称し専用チップを用意。他にもエンドミルなど高硬度材用工具を豊富に取り揃える。JIMTOFでは難削材加工コーナーを設け被削材別に各工具を紹介する。

②モジュラーヘッドシリーズ
ヘッド交換式工具もダイジェット工業の得意とするところである。多彩なヘッドとオール超硬シャンクアーバ「頑固一徹」のサイズの豊富さは業界一を自負。また「ミラーボール/ラジアス」はヘッド交換式でありながら高精度を誇る同社のベストセラーである。

③アルミ合金加工用工具
アルミ用の工具も早期に商品化しているダイジェット工業。アルミ用エンドミル「AL-SEE形」はその品質に加え、サイズや種類の豊富さは評判が高い。

ダイジェットがこの2年間で進化したものとは!?

今回JIMTOFの新製品は特にインサート製造技術とコーティング技術向上の相乗効果によるところが大きい。また超硬素材の品質向上にも注力している。同社は近年、難削材加工用工具として高硬度材加工や耐熱合金加工に注力してきたが、「今後は主力の金型加工用工具においても新技術による高能率で高品質な製品を展開して行きたい」としている。また耐摩耗用工具では同社独自のレアメタルレス複合新材料「サーメタル」の実用例などを紹介する。

■ワークショップ
【日 時】11月1(土)15:00~16:00 会議室607
【テーマ】革新的コーティング材種による高能率加工