【JIMTOF強化月間】ナガセインテグレックスは「超精密革命」をコンセプトに7つの新製品を発表! 8年もの歳月をかけた超精密真直度測定ユニットは必見!

ものをつくるモトのマザーマシンであるからこそ、徹底したマシンづくりのこだわりをみせるナガセインテグレックス。今回は従来にない数多くの新しい製品・技術を押し出し、ナガセ史上最大の出展となるとのこと。力が入ってますね!

同社広報からは、「あっと驚く技術を会場内に用意しています」となにやら意味深な発言。ううぬ、超精密で名をはせているナガセインテグレックスの新たな技術をこの目で確かめなくては!

さて、今回、従来なかった「小さな超精密研削盤」3台と超精密画像測定・補正システムを開発したという同社。順送金型や精密プレス金型などの小型部品の高精度研削加工に対応し、素材からの精密平面研削に対応した超精密平面研削盤SGC-215、前加工の高精度・高能率化を実現する成形研削盤SHS-20、難削材の高精度加工が可能な総型成形研削盤ZGP-15を新開発し、さらに仕上げ加工の機上計測・補正加工を実現する画像計測システムNV-01の開発により、パンチ・ダイ等の小物部品加工のライン化・自動化に対応するマシン群の数々をご披露してくれるとのこと。

注目! この測定ユニットは機械自体の真直運動精度に左右されず、長い部品の真直度を3次元測定機などの測定専用機以上に測れるのがポイント! 
注目! この測定ユニットは機械自体の真直運動精度に左右されず、長い部品の真直度を3次元測定機などの測定専用機以上に測れるのがポイント! 
また、新たに開発したこの3機種は同プラットフォームの採用で、構成部品を共通化し、納期もコストも大きく削減したところも注目すべき点のひとつ。さらに大型ワークの真直度を高精度に測定可能な「改良型真直度測定ユニット」の開発に成功、初披露します!
なんとこの製品の開発には8年もの年月がかかっているとのこと。これは見逃せないわね!

この製品はマシンニングセンタや門型研削盤に取付け、機械精度に左右されることなく±0.25μm/2mの繰り返し測定再現性で工作機械ベッドのレール取付面や精密長尺部品、スリットダイの精密金型部品など大型ワークの真直測定が可能という。超精密成形平面研削盤SGC-840αのフルカバータイプ、超精密ロータリ複合研削盤RG-800の新モデルも初出展ですよ。

ナガセ史上最大! 主力製品群はコレだ!

(1)超精密成形平面研削盤 SGC-215SL2S-Zero3
小さなワークの精密平面研削のために開発。ブランク材からの精密六面体製作に最適。

「小物金型部品の精密加工」を実現するために開発された小型超精密成形平面研削盤。砥石軸は剛性に富み、磨耗がないナガセ独自の油静圧スピンドルを採用。さらにテーブル左右軸にも油静圧案内を採用。40m/minもの高速反転研削加工を可能としながら、超低振動なマシン特性を実現。
・チャックサイズ:W180mm×L130mm、砥石径:φ180~255×幅15mm。

(2)超精密ハイレシプロ成形研削盤 SHS-20BL2S-Zero3
高能率・高精度な「小物金型部品の前加工」のために開発。

高能率・高精度な「超硬部品等の前加工」を実現するために開発された超精密ハイレシプロ成形研削盤。テーブル左右軸に独自の油静圧案内を採用し、600反転/minもの高速反転研削加工(※20mmストロークの時)を実現。振動の発生を極小に抑制し、砥石形状を磨耗させることなく「高精度加工」を追求。チルトヘッド搭載。
・テーブル作業面積:150×100mm、砥石径:φ100×幅5mm。

(3)超精密ハイレシプロ総型成形研削盤 ZGP-15
チタン・SUS・耐熱合金等の高精度・高能率な難削材研削のために開発。

「チタン・SUS・耐熱合金などの難削材加工」を実現するために開発された超精密ハイレシプロ総型成形研削盤。テーブル左右軸に油静圧案内を採用。400反転/minの高速反転により、加工点での熱の発生を極小に抑え、砥石の磨耗を抑えた難削材の加工が可能。さらに砥石軸上部にドレッサを有し、効率的な総型成形加工を実現。
・加工範囲:200mm×150mm(チャックなし)、砥石径:φ250~405×幅60mm。

(4)超精密機上画像計測・補正加工システム NV-01
パンチ等の精度を決める「仕上げ成形研削の省人化・自動化、短時間化」を目的に開発。

サブミクロンの解像度、繰り返し測定再現性±1μm以下の精度で、機上でのワーク測定、砥石形状測定を実現。ナガセの超精密ハイレシプロ成形研削盤等に搭載し、ワークを取り外すことなく、機上で加工ワーク・砥石の高精度な輪郭形状測定が可能。従来にない画期的な高速補正加工を実現。ワークの自動交換ユニットとの併用によって、サブミクロンの繰り返し再現性で超硬パンチなどの小型精密金型部品の自動加工に対応。

(5)超精密成形平面研削盤 SGC-840S4-Zero3
世界最高レベルの平面精度、鏡面品位、クラウニング加工の実現のために開発。

精密順送金型やプレス金型等の高能率・高精度な平面創成に最適な超精密成形平面研削盤。新開発のフルカバータイプを初出展。サブミクロン精度の平面研削、ナノオーダの鏡面研削が可能。独自の多面拘束非接触油静圧案内を全軸に採用し、溝加工、コンタリング成形やクラウニング加工(op)も抜群の精度で可能。また繰り返し位置決め再現性の高さを活かし、本格的な機上三次元測定(op)が可能。
・チャックサイズ:800×400mm。

(6)超精密ロータリマルチ研削盤 RG-800S4LS2-N2
φ800以上で唯一無二の加工精度と複合加工を実現するために開発。

φ800でサブミクロンの平面創成が可能な超精密ロータリマルチ研削盤。ナガセ独自の多面拘束非接触油静圧構造をテーブル回転軸・砥石軸・テーブル送り軸に採用し、高精度な平面研削を実現するだけでなく、同期制御による形状創成加工から外径・内径研削(op)平面・内径・側面旋削(op)などの複合加工にも対応。最大φ2700サイズまで製作可能。
・チャックサイズ:φ800、砥石サイズ:φ200~355×幅25~38mm。

(7)超精密真直度測定ユニット SMU-01
機械精度に左右されず、2m以上のワークの高精度な真直度測定を実現するために開発。

機械精度に左右されず、加工機上で大型ワークの真直度測定が可能な超精密真直度測定ユニット。マシンニングセンタや門型研削盤に取付けて、±0.25μm/2mの精度で工作機械ベッドのレール取付面や精密長尺部品、スリットダイの精密金型部品、マスタゲージなどの真直度を測定可能。さらに短尺ゲージの併用で、水平面内の測定も可能。
・繰り返し測定再現性:±0.25μm/2000mm(マシンのサイズまで測定可能)

(8)超²精密同時5軸制御微細加工機 NIC-300S5-N5
φ300以上の加工面積において、多彩なナノ加工を実現するために開発。

中~大面積の自由曲面微細加工に対応できる同時5軸1ナノ制御微細加工機(6軸1ナノ制御機も有)。全軸に油静圧案内を採用し、熱変位・振動などの外部・内部擾乱を徹底的に抑制。ナノメータ精度での繰り返し再現性を実現し、光学レンズ・フィルム金型に求められる高品位・高精度加工が可能。エンドミル、レーザ等の工具を用いた加工にも対応(op)。
・加工面積φ300~700、1600mm×900mm。

(9)超精密小型インデックス SPI-01
超精密な歯車加工が必要な金型部品・加工メーカのニーズに応えて開発。

ナガセの成形研削盤を歯車研削盤に変える超精密な小型インデックス・ユニット。 専用機を買うほどではないが、精密な割出加工が求められるお客様に最適。ナガセの超精密成形平面研削盤SGC-840α・SHL-315等への搭載で、小径の超硬スプライン・セレーションパンチ等の製作が可能。同サイズでは考えられないほど、高精度な割出精度を実現。
・最小分解能:0.0001°、一方向割出位置決め精度:0.0003°。

全力投入の出展製品に関するサイトを公開!↓
http://www.nagase-i.jp/news/jimtof2014/index.html