【JIMTOF強化月間】安田工業は「付加価値の高い加工を実現し他社との差別化を図る武器になってほしい」の願いのもと、世界最高峰の超高精度マザーマシンを見せつける!
「世界最高峰の超高精度マザーマシンの開発」を掲げ、高精度を必要とする加工現場に貢献する安田工業のテーマは、「Process Innovation to the World」。
出品する5台それぞれの機械には、導入するユーザーの加工工程に革新をもたらし、新しい加工法の提案、自動化・無人化による高効率化、測定機能や設備環境の見える化機能を搭載した高品質化など、ユーザーが付加価値の高い加工を実現し、他者との差別化を図る武器となるマシンを紹介していくとのこと。
今回、ユーザーとのコラボレートによるワークサンプルの展示では、「これまで例に見ない者ばかり」とのことで、来場者には加工技術の面からアプローチするそうよ。どんなサンプルが出てくるのか楽しみですね。ブースではバージョンアップした5軸加工機の実演も行うとのこと。
これが主な出展機種5台だ!
(1)CNC歯車成形研削盤「GT45」(新製品)
この製品は高精度な中型歯車成形研削向けに開発したもので、製品の特長は、Ⅰ総形研削方式でJISNI級~N4級の高精度歯車を高能率に研削。任意歯形の歯車、マスターギヤ、電極歯車、少・中量産の歯車などの製作に適している。歯車の3次元修整を充実させ、任意歯形歯車のソフトウェアで歯形データの回転機能を搭載可能。
・加工最大外径:450mm、ワーク最長長さ:1200mm
・加工最大歯幅:800mm、使用砥石径:φ100~380mm
(2)横形5軸マシニングセンタ「YBM 7Ti」
このマシンは剛性と高速性を両立するハイブリッド直線ガイドに加え、旋回/回転軸に高出力DDモータ+高剛性軸受けを採用氏、高速・高精度・高剛性を並立させた5軸制御マシニングセンタ。複雑形状部品のワンチャック加工から、難削材の同時5軸加工まで、オールマイティに対応。特長は、同社伝統の横型構成に、新設計のテーブル・オン・テーブル型DD2軸テーブルを搭載。剛性向上の結果、ワーク積載時の変形量を大幅に低減(同社比1/2.5)。さらに温度制御された熱交換液の循環により、長時間連続運転下でも、幾何精度が安定して維持される。
・運動量X/Y/Z:1250/100/1100mm、移動量B/A:±100/360°、主軸最高回転10,000min-¹
・早送り速度X/Y/Z:45/48/48min、早送り速度B/A:70/100min-¹
・テーブル作業面500×500mm、最大ワーク細雨φ630/h500mm
・最大ワークモーメント500Nm
(3)立型5軸マシニングセンタ「YMC430Ver.Ⅱ+RT10」
「医療機器」、「IT関連」、「小型精密金型」に代表される微細加工分野をターゲットに開発したもので、特長は、全軸(X、Y、Z)高速リニアモータ駆動、高剛性シンメトリカルフレーム構造にしたこと。専用の2軸テーブル(RT10)を搭載することで複雑形状加工に対応する。旋回・回転駆動にはDDモータを採用氏、高速・高精度位置決めを実現している。ワンチャッキングでの多面割出加工はもとより、高い追従性が必要な同時5軸加工に対応し、バックラッシュのない高速・高精度な位置決めを実現。
・軸移動量(X、Y、Z):420×300×250mm、作業テーブル:600×350mm
・主軸回転速:40,000min-¹、主軸テーパ:HSK-E32
・テーブル傾斜軸の移動範囲:-10~100deg.
・テーブルの最大積載質量:15kg
(4)立型5軸制御マシニングセンタ「YBM Vi40」
この製品は、高硬度金型や精度を要求される、複雑形状部品の加工をターゲットに開発した製品。特長は、5軸加工技術を用い、金型製造分野に必要な高精度・高面品位を実現した。剛性の高いシンメトリックな一体型ブリッジ構造を採用している。徹底した熱対策により、長時間にわたる高精度加工が可能である。オペレータポジションを正面だけでなく右側面にも設定することで作業性を向上している。
・移動量X/Y/Z:900/500/450mm、主軸最高回転:24,000min-¹
・テーブル傾斜軸の移動範囲:±110deg.、テーブル作業面:φ400mm
・テーブルの最大積載質量:200kg
(5)立型マシニングセンタ 「YBM640V Ver.Ⅲ」(高精度仕様)
高精度加工、高速加工、高精度なコンタリング加工を含む金型加工を主目的に開発したもので、特長は、剛性のないプリロード自己調節型スピンドルを搭載し、重切削と後面品位加工を両立。高精度なコンタリング加工を含む金型加工に卓越した能力を発揮。高精度補間機能を搭載することで、高品位なNCデータを正しく加工に反映。大型ボールスクリューを採用した剛性の高い送り機構で、要求度の高い高速・高精度加工を実現。
・移動量X/Y/Z:600/400/350mm、主軸最高回転:24,000min-¹
・早送り速度X/Y/Z:20,000/20,000/20,000min
・テーブル作業面700mm×450mm
■工作機械トップセミナー ~ようこそ 夢のある工作機械の世界へ~
【日 時】11月2日(日)13:00~16:40 会議棟7階 国際会議場
【テーマ】工作機械メーカー経営者から学生へメッセージ
【講 師】安田拓人 安田工業 社長
プロフィール
業界新聞社の取締役編集長を経て、インダストリー・ジャパンを設立。製造現場は日本の底力!をスローガンに製造業専門ニュースサイト「製造現場ドットコム」を運営している産業ジャーナリスト兼フリーライターです。霞ヶ関から錦糸町まで守備範囲が広いのが特長。現場取材は数知れず。些細なことや泥臭いことに真実が隠れているのを知り、今では何より本当のことを言うのが大好き。いつも働く女性と頑張るオヤジたちの味方よ。
ブログでは取材のこぼれ話やお知らせのほか、日常のことを綴っています。
機械振興会館 記者クラブ加盟
最近のブログ投稿
- 【お知らせ】アマダ 「AGIC 」11月特別イベント開催!
- DMG MORI SAILING TEAM「Vendée Globe2024」出航しました!
- 【JIMTOF特別講演】11月8日(金) 空想世界をリアルに検討する前田建設ファンタジー営業部の岩坂役員が登壇!
- 【お知らせ】日工会が、HP上で自動化生産システムを実現するためのサービス(デジタル)自動化を普及・促進するための3Dマトリックスソフトを公開
- 日工会「IMTS2024」速報を発表
- 「JIMTOF2024」に学生のための新エリアが南4ホールに誕生!
- 【お知らせ】建機ファン注目! 8月31日(土)常陸那珂臨港工場で「日立建機フェスティバルinひたちなか」を開催
- お詫びと訂正
- 映画「ラストマイル」のロケ地としてトラスコ中山の物流センターが全面協力!
- 芝浦機械が初TVCM!