【JIMTOF強化月間】ヤマザキマザックは新CNC装置「MAZATROL SmoothX」を搭載した最新鋭のマシンや世界初の新技術を採用したハイブリッドマルチタスキングマシンなど計21台を展示!

ヤマザキマザックといえば、ブースのつくりがなんといってもゴージャス!
前回の展示会でも、「マザックのブースはすごかったね!」なんて声を多く聞きました。
今回はどんなブースになるのか楽しみですね。

さて、ヤマザキマザックの今回のテーマは、「次代の扉を開く」。
スマートフォン感覚で直観的な操作のできる新CNC装置-MAZATROL SmoothXを搭載した最新の5軸・複合加工機や、世界初のとなる新技術を採用した2台のハイブリッドマルチタスキングマシンを含む、計21台の最新鋭工作機械とレーザ加工機を展示するとのこと。

つい最近、同社では3Dプリンター事業に参入する発表し、業界を驚かせてくれたわよね。この最新鋭マシンである、複合加工機にAM、金属積層機能を持たせたハイブリッド複合加工機「インテグレックスiAM」も出展するんですって。要注目機種ですね☆

さて、出展機の複合加工機の代名詞インテグレックスシリーズは、加工部品の形状に合わせて、きめ細かなシリーズラインナップを完成。第2主軸を新しく搭載したエントリー機のjシリーズ、同時5軸加工のできる高機能機のiシリーズや大型部品加工の工程集約による生産リードタイムの短縮を実現するe-H、e-V、i-Vシリーズなど、多面加工の必要な部品の加工から3次元形状の複雑な部品、例えばタービンブレードや人口骨、クランクシャフト、エンジンケースなど付加価値の高い部品加工に威力を発揮するマシンとして注目されていますが、中でも航空機、建設機械、船舶などの大物部品加工に対応した複合加工機「INTEGREXe-1600V/10S」は、この1台で全工程を完結(DONE IN ONE)し大幅な生産性向上をもたらすマシンとして、同社では主力展示製品として前面に押し出すとのこと。

同社では、「大きな加工領域と重切削への対応だけでなく、タッチパネル式の新CNC装置MAZATROL SmoothXを搭載し、高機能、高精度に加え、操作性、保守性に優れ、環境負荷も低減しました。無人化・自動化や2パレット仕様など、お客様の様々なご要望にお応えするオプション展開も豊富に揃えています」と今回の展示会の意気込みをみせています。

できたてホヤホヤの新製品はコレだ!

●大物部品加工の生産性を大幅に向上させる複合加工機 「INTEGREX e-1600V/10」

大物部品加工の生産性を大幅に向上させる複合加工機INTEGREX e-1600V/10は、複数台の機械により各工程別に加工されていた大物部品を、一台で全工程を完結(DONE IN ONE)し大幅な生産性向上ももたらすマシン。大きな加工領域と重切削への対応だけでなく、タッチパネル式の新CNC装置MAZATROL SmoothXを搭載し、高機能、高精度に加え、操作性、保守性に優れ、環境負荷も低減している。
無人化・自動化やシングルパレット仕様など、ユーザーの様々な要望にお応えするオプション展開も豊富に揃えている。
 
特長は、大きな加工領域。C軸割り出しせずに、加工物上面□1000mmの加工が可能(X軸の主軸越えストローク500mmにより)、Y軸ストローク1600mm(従来機e-1550Vは1550mm)、最大積載加工物サイズがφ2050x1600mm(従来機はφ2000x1440mm)。ダイレクトドライブモータの採用など大物部品の重切削にも対応している。また、「内径旋削ヘッド」、「ボーリングヘッド」、「ガシングヘッド」、「スナウドヘッド」の4点クラウン婦アタッチメントヘッド(オプション)による加工アプリケーションの拡大も魅力。

●旋削機能付き同時5軸加工・高精度多面加工マシニングセンタ「VARIAXIS i-800T」

同時5軸加工・高精度多面加工マシニングセンタに旋削機能を付加したマシン。昨年9月に発表したVARIAXIS i-700Tに続くシリーズ機。テーブルサイズφ500mmのVARIAXIS i-500からφ800mmのVARIAXIS i-800までと、旋削機能付きのVARIAXIS i-700Tまで全5モデルがあり、今回発表のVARIAXIS i-800Tを加え全6モデルとなる。

このマシンは、VARIAXIS iシリーズの高速・高精度化したロータリテーブル(C軸)に旋削機能が追加され、旋削加工から同時5軸加工・高精度多面加工までワンチャッキングで連続加工が可能となり、更なる工程集約による生産性向上を実現。テーブルサイズφ800mm、最大ワーク寸法φ1000mm×375mm(φ800mmX500mm)の加工が可能で、ロータリーテーブルはダイレクトドライブモータを採用し、最大回転速度800min-1の旋削加工が可能。 また、操作性・作業性の向上、環境負荷の低減も図っている。
航空機業界をはじめその他の業種の中サイズの部品加工に適しているマシン。

それから、マザックブースで楽しみなのはマシンだけじゃないわ!
バッグよ、バッグ! 前回のJIMTOFで、同社のバッグは注目の的だった。
欲しがる来場者も大勢いて、会期中、あっという間に無くなってしまったほどの人気っぷりだったのよ。今回のJIMTOFでは一体どんなスペシャルバッグをお配りしてくれるのか期待が高まりますね☆

なお、併催行事として国際工作機械技術者会議が開催されます。1981年マザトロール発表から33年、同社では工作機械のインテリジェント化に注力してきました。講演では、これまでのインテリジェント機能の開発をひも解き、インテリジェント機能の真髄に迫ってくれます。

■国際工作機械技術者会議:テクニカルセッション3 一般講演
【日 時】11月1日(土)15:50~16:25 会議棟 レセプションホールA
【テーマ】「工作機械のインテリジェント機能の開発」
鈴木康彦 ヤマザキマザック 技術本部制御設計部 次長