温故知新

先日、三井精機さん本社工場にお伺いしました。
三井精機さんの規模にもなると1日に多くの来客があります。打ち合わせのスペースは仕切られていますが、節電対策もあり打ち合わせをしていない机の上の蛍光灯には電気がついていません。

今まで気付かなかったのですが、S氏がポチっと蛍光灯を付けました。ポチっとですよ、ポチっと。

この写真をよーく見てください

なぜ、ポチっと、と言ったかというと・・・。
この蛍光灯のひとつひとつに太い線に卵型のスイッチがぶら下がっていたのです。

なんと昭和な蛍光灯なんでしょうか! 今の時代、滅多にお目にかかれないシロモノです。

人生の大先輩方から「懐かしい~!」の声が聞こえそうですが、このタイプの蛍光灯のよいところは、蛍光灯ひとつひとつにスイッチがあるということです。使用するスペースだけ点灯することができるのです。

おそらく新しいタイプのビルだと、ひとつのシマに対しての消灯スイッチなら対応しているのでしょうけれど、ひとつひとつの細かい照明にはスイッチがついていないと思われます。

まさに昭和の時代に逆戻りのような気がしますが、今後はビルを建設する際、消灯スイッチをひとつひとつの照明に対応するようにし、蛍光灯をLEDタイプにすれば、節電効果が増すこと間違いなし! 

まさに「温故知新」だと思いました。

それにしても新エネルギーや再生エネルギーへの課題が議論されていますが、現在、ものづくりの世界では、これからも電気の「安定供給」が保障されるのかどうかがとても気になるところです。