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【注目】「INTERMOLD2018(名古屋)」の各社の見どころを要チェック!

 6月13 日(水)から 16 日(土)までの4日間、ポートメッセなごや(名古屋市港区)で「INTERMOLD名古屋/金型展名古屋」(主催:日本金型工業会)、「金属プレス加工技術展名古屋」(主催:日本金属プレス工業協会)を開催する。初の名古屋開催とあって来場者の期待も大きいようだ。出展者数409社・団体、884小間の開催規模となり、中部圏に向け、各社の見所も満載といったところである。一足早く注目メーカー各社の新技術や目玉製品を紹介する。

 (イワタツール、オークマ、岡本工作機械製作所、黒田精工、大昭和精機、ダイジェット工業、DMG森精機、ナガセインテグレックス、日進工具、ブルームノボテスト、牧野フライス製作所、三井精機工業、三菱日立ツール、安田工業)

HRC40~72の焼入れ鋼に穴があく!
●イワタツール

180611IM1 最近、ユーザーの期待に応えるべく生産量をアップしたイワタツールが力を入れているのは、HRC40~72の焼入れ鋼に穴があく「トグロン®ハードロングドリル」。焼入れ鋼に直接穴をあけることができるスグレモノ。金型のエジェクタピン穴加工をはじめ、ワイヤ放電加工のスタート穴、部品加工でも精度向上や工程短縮ができる。世界最速1穴0.2.秒で40000穴以上加工可能なステンレス・調質鋼等の安定加工も出来る「GPドリル」(特許取得)や、他にも切れ味、面粗度、精度と仕上がりの美しさにこだわった売れ筋No.1の「SPセンター」に加え、面取り加工に特化することでコスト低減と加工スピードアップを両立した「トグロン®マルチチャンファー」と、アルミ・樹脂・真鍮に最適な「トグロン®シャープチャンファー」も展示する。

「得意の金型業界へPR! 新研削盤で研削革命を!」
●岡本工作機械製作所

180611IM23面直角研削盤SQG100 同社が得意とする金型分野の研削。単品加工が多用され、汎用性の高い機械が求められる同業界に向け、計4機種をPRする。2017年4月から発売を開始して金型業界に好調のPSG-SA1シリーズは研削作業に必要な汎用性を生かしたまま、大型タッチパネルでの自動ドレス&研削サイクルを実現。IoT技術を活用して各部品の稼働状況の把握でサービス面の向上に成功、今後の研削盤業界を牽引する新型研削盤だ。さらに金型加工で必要とされる直角出しを自動化するため開発をされたSQG100を展示。ワンチャッキングで3面加工を行うため、高い直角精度に仕上げることができる。是非、近年研削盤業界に斬新な発想を提案する岡本工作機械の研削革命に注目頂きたい!

独自の自動化技術とマシンの融合が製造現場に革命をもたらす!
●オークマ

180611IM3MU-8000V LASER EX 今回同社では、金型加工をはじめあらゆる分野で高能率加工を実現する工作機械3台を展示し、加工を含む実演を行う。出品機は、レーザ積層による金型補修が可能な「MU-8000V LASER EX」、切削・ミーリング加工能力を強化し広い動作範囲を実現した「MULTUS U3000」、スジ目やエッジの不揃いを低減し、手仕上げ磨き工程の時間を削減する、Hyper-Surface搭載の「MB-56V」の3台だ。また、独自の知能化技術や、IoTを活用した稼働率向上支援システム「Connect Plan」を紹介する。加工現場の経済効果を高めるためのノウハウがここにある!

誰でも簡単に安定した高精度加工を実現!
●黒田精工

180611IM4 今回の見どころは、精密平面研削盤「GS-PFⅡシリーズ」。豊富なオプション機能を用意し、加工から計測までを自動化し誰でも簡単に安定した高精度加工を実現できるようになった。機上計測システムは加工から計測までを自動化する事でオペレータの作業工数を大幅に削減。スキルレス化にも繋がり、安定した品質を維持するとともに生産性向上にも寄与する。フルオートバランサ―は砥石のバランシングを機上にて自動で実施。段取り時間の短縮や研削面精度の向上に貢献する。砥石接近センサーは砥石とワークの接近をセンサーで検知する事で従来難しかった加工開始位置の設定を簡単にし、さらに効率化のオプションの高効率マイクロファインバブルで加工時間の大幅な短縮、反りやひずみの低減、加工精度の向上、面粗さの向上などが期待できる。主軸メタル軸受けもオプションに加え、様々な方法で高品位研削加工を実現する。

ビビリをシャットアウト!
●大昭和精機

180611IM5 嫌なビビリをシャットアウトしてくれる頼もしい製品を展示する同社。深穴ボーリングや長い突き出しによる加工では、ビビリによる仕上げ面精度に問題が生じるが、「BIGスマートダンパー・ボーリングヘッド」は、内部に特殊なダイナミックダンパーを設け、ビビリを瞬時に減衰。高い防振効果で従来の5〜6倍の加工能力が向上する。これにより、ボーリング加工径の縮小を最小限に抑制することができる。高精度仕上げボーリング「EWNヘッド」が一体型になったタイプと、高剛性の荒用ボーリング「SWヘッド」が一体のタイプのいずれもがヘッド一体型のため、より刃先に近い箇所まで内部のダンパーを大きく設けることができ、さらに高い防振効果が得られビビリをシャットアウトする。一体型SWヘッドは加工径φ41〜φ110。一体型EWNヘッドは加工径φ32〜φ203。いずれもBIG+KAISER CKコネクションシステムでの連結にて使用が可能。会場では防振効果のデモ機を触り体感していただくコーナーもあり!

生産性向上をもたらす最新工具を出展!
●ダイジェット工業

180611IM6TAタイラーモジュラーヘッド 今回同社では、5軸加工対応工具および高硬度材やチタン等の難削材加工に最適な工具など、品質および生産性向上をもたらす最新工具を出展。併せて、今展示会にてさらなる新製品も発表。耐摩耗用工具ではレアメタルレスの複合新材料「サーメタル」製品を展示。6/16 (土)13:00からは、テクニカルワークショップ第2会場において「モジュラーシリーズを利用した高能率加工のご紹介」と題し、ワークショップを開講、高速化・難削材化する金型加工の高能率加工事例を紹介する。イチオシは、写真にあるホカホカの新製品「TAタイラーモジュラーヘッド」。プレス金型や大型構造物のボルト座ぐり穴加工や、干渉物を考慮した座面への加工の要望に応え、先端180°フラットの刃先交換式座ぐり加工用ドリル「TAタイラードリル」にモジュラータイプを追加ラインナップする。

金型加工に最適な5軸制御マシニングセンタ、レーザ加工機など4台を展示!
DMG森精機

180611IM7DMU 50 3rd Generation 毎度、華やかなブース展開で来場者を楽しませてくれる同社。今回は、「5軸とレーザを融合した最先端の金型加工」をテーマに、5軸加工機での工程集約やレーザ加工機での高精度な面品位など、金属加工におけるあらゆるメリットを体感できる。また、CAMを用いたプログラミングや簡単な操作で実現する計測、そして同社のサービス体制など、5軸加工機の導入に不安を感じている方にも安心して使用できるためのソリューションを提案してくれる。見どころは、トータルソリューションの提案と最新5軸加工機の展示。自動車、航空機、建機、エネルギー、医療など、さまざまな産業において、最新の加工技術をもったエキスパートが、お客様のさらなる高精度な金型生産に貢献する技術・ノウハウを紹介してくれる。

「生産性激変!!」がテーマ “超能率加工”で生産性が爆発的UP
●ナガセインテグレックス

180611IM8 同社では、「生産性激変!!」をテーマに、驚異の生産性を生み出すマシンと加工システムを出展。ぜひ同社のブースにて注目してもらいたいのは、昨年の発売開始以来、大反響の新しい高精度平面研削盤「SGS-75」だ。今回のINTERMOLD名古屋に初出展する。コストパフォーマンス抜群のコンパクトで高精度な中型サイズの平面研削盤は魅力たっぷり。また、生産性を爆発的に向上させる超能率加工システムで、加工時間の短縮並びに工程の削減に大きな効果をもたらす超精密クーラント濾過・改質・供給システム「爆削」や、同社の超精密マシンで加工した各種サンプルワークも見どころだ。

困難な金型の「磨きレス化」を実現する工具を展示
●日進工具

180611IM9 今回の見どころは、高硬度材の超仕上げ加工に対応したPCDボールエンドミル「PCDRB」だ。ダイヤモンド焼結体(PCD)の特性を活かす画期的な工具デザインが、高速マシニングセンタの加工で面粗さをナノレベルまで引き上げる。この工具は、切削では困難とされていた「金型の磨きレス化」を実現する工具として4月に開催されたINTERMOLD大阪でも大きな注目を浴びた。金型の磨きレス化は、工具と共に高精度な高速加工機、加工環境、ツールパスの最適化など、その状況で加工結果が大きく変化するため、加工にトライするハードルも高いという声も多く、同社ではそのハードルを少しでも低くし、磨きレス化を体験できるようにと前回同様「PCDトライアルキット」も展示。加工に必要なワーク・工具・NCプログラムが同梱されており、すぐにテストが開始できる体験キットとなっている。

ワーク加工精度を見える化! デモンストレーションも要チェック!
●ブルーム-ノボテスト

180611IM10 同社では、金型ワークの品質安定化や製造工数削減に向けた、加工後ワークの機上3次元測定を実現する「フォームコントロール」を展示。この製品は、測定ソフトウェアでワークのCADデータをPCに取込み、PC上に表示された3D画像にマウスクリックで測定点を指定、プローブの最適計測パスをPCで自動作成し、干渉チェックもPC上で実行する簡単操作が特長である。測定結果は帳票に加え、ワーク3D画像へのグラフやマッピング表示、またCSV形式での出力となる。機上での加工後ワーク測定で計測工数削減、後工程への不良排出抑制、且つ不良ワークを機外へ取外すことなく追加工が可能だ。そして、今回、注目してほしいのが、「LC50-DIGILOG」のロボドリル実機搭載デモンストレーション先行展示。なお正式な発売はJIMTOF2018からとなる。

金型のリードタイム短縮を実現するマシンが並ぶ!
●牧野フライス製作所

180611IM11V90S 今回の見どころは、中・大物金型の中仕上・仕上加工に特化した5軸制御立形マシニングセンタ「V90S」。このマシンの特長は、良好な面品位を保ちつつ、高速・高精度の同時5軸加工が可能であること。これにより放電加工や磨きなどの後工程を大幅に削減でき、金型のリードタイム短縮を実現する。他にも年々要求精度が厳しくなる順送プレス用金型加工に適しているうえ、高い真円度・ピッチ精度を実現した高精度ワイヤ放電加工機「UP6 H.E.A.T.」が展示される。高い要求精度を維持するための機体温度制御の他、3面アプローチ可能な接近性の良い構造、新しい自動結線方式など新技術を多く採用し、高精度だけでなく、使い勝手の良さを追求しているところも嬉しい。

「さらなる高精度、高機能への挑戦。」がテーマ
●三井精機工業

180611IM12Vertex55X Ⅲ 同社は、5軸立形マシニングセンタ「Vertex55X Ⅲ」とジグ研削盤「J350G」を出展。 「Vertex55X Ⅲ」は、「最小の設置スペースで最大の加工エリア」を実現した初代Vertexの特長に加え、さらに精度・剛性を向上させている。今回のマイナーチェンジはベッド剛性の向上と主軸熱変位補正機能のバージョンアップが重点。オプションでHMI機能を搭載した15"カラーLCD付き操作盤に対応等も行っている。一方のジグ研削盤「J350G」は、砥石自動切り込みストロークの大幅な拡張で、異径穴の自動加工範囲を飛躍的に拡大させた。特に「J350G」はIntermold2018大阪でも、新たに開発したテーパー研削加工のデモンストレーションで大きな注目を浴びた。もちろん名古屋でもデモを行う。従来の機種ではテーパー角度が3°までだったが、本機は90°までのテーパー角度の加工が可能となったこと。従来機では不可能だった加工を実現したことで、プラスチック金型等、本機が活躍できる範囲が大幅に拡大した。

高精度な金型製造に欠かせない工具群を展示
●三菱日立ツール

180611IM13 同社では、従来から金型の高精度な加工を実現するために基礎加工の段階から金型の仕上がり精度を意識してトータル工程で高精度を追求する「Hi-Pre²」コンセプトを紹介しており好評を博してきたが、今回、同コンセプトに加えて最新工具を駆使した加工ソリューションで課題の解決事例を紹介する。優れた耐摩耗性と耐熱性を有する新コーティングTH-3を搭載した“エポックディープボールエボリューションハード-TH3”の加工では「加工の開始から終了まで精度を維持したい」「高硬度材の高品位面加工を実現したい」といったニーズを解決する。また最新のCAD/CAMを活用し、大きなピッチで加工するGALLEAシリーズでは高能率かつ高精度な加工事例を紹介する。そのほかにも金型製造に欠かせない穴あけ・ねじ切りなどの加工ソリューションを紹介する。高精度な金型を効率よく作りたいというニーズに対し、同社がいかにこうした課題に真摯に取り組んでいるか、がこの展示で分かるだろう。

見どころは微細加工分野で活用されている「YMCシリーズ」
●安田工業

180611IM14YMC650+RT20 今回の見どころは微細加工の分野で活用されているYMCシリーズ。ストロークの拡張でも伝統の高精度加工は引き継ぎ、さらに同時5軸運動でも3軸機と同等の精度を実現する。「YMC650+RT20」は、同社のベストセラーマシンYMC430の特徴を引き継ぎながらストロークを拡張、ワイドレンジに高精度、高面品位を実現できる最新鋭のハイエンドマシンにDDモータ駆動の同社製高精度傾斜円テーブルを搭載したモデル。全軸リニアモーター駆動、高剛性コンストラクション、長時間の可動においても安定した高精度加工を実現する熱変位対策を、惜しみなく投入しているところに注目したい。また、直感操作、自己診断、解析をわかりやすい形で提供する新「OpeNe」を搭載した。また、工具のプロファイル計測を行い、新しいツールマネジメントを提案してくれる。「YBM640V」では、高速・高精度加工機能は必然で装備し、かつきめ細やかなユーザーサポート機能を装備の「YBM 640V Ver.Ⅳ」を紹介。多彩な自動測定機能で自動化のお手伝いを提案してくれる。

「INTERMOLD名古屋/金型展名古屋/金属プレス加工技術展名古屋」開催にあたり 日本金型工業会 会長 小出 悟

180611開催にあたり この度は、『INTERMOLD名古屋/金型展名古屋/金属プレス加工技術展名古屋』へご来場を賜り厚く御礼申し上げます。

 本展開催に際し多大なるご支援・ご協力を賜りました関係諸官庁ならびに各出展企業、関連諸団体の皆様には、盛況に開催を迎えることができましたことを厚く御礼申し上げます。

 本展は素形材産業の専門見本市として、これまで30年にわたり東京・大阪にて交互に開催して参りましたが、自動車・航空機産業などものづくりの集積地である名古屋にて初めて開催することができますことを重ねて御礼申し上げます。

 さて、日本の金型業界を経済産業省生産動態統計(機械統計編)の生産金額から見てみると、2017年は前年比5.6%増とリーマンショック前の水準へ向けて着実に回復の道を歩んでおります。
 
 世界へ目を向けてみると製造業のグローバル化、現地調達、現地生産という事業環境の変化に対応し、日本の製造業が、優れたブランドを築き、進化させ、市場における競争力を維持するためには、あらためて存在価値が注目される金型産業の更なる技術の高度化は欠くことができません。

 日本の金型は、品質、納期、価格において世界トップレベルの技術と技能を有しているものと自負しておりますが、それは決して金型メーカーのみによるものではなく、金型材料や工作機械、熱処理、表面処理等の日本が世界に誇る周辺産業との強固な連携こそが、日本の金型産業の競争力の源泉であると考えます。

 そのため、本展が、最先端技術や情報を提供し、企業の競争力強化、安定した経営体質づくりの一助となることを願うと共に金型産業をはじめ日本の製造業界の連携強化にお役に立てることを願っております。

 最後に、関係各位のご協力のもと、本展が盛大に開催できますことを御礼申し上げますとともに、今後の金型業界および関連業界の益々の発展を祈念しご挨拶とさせて頂きます。

DMG森精機の「伊賀イノベーションデー2018」が盛況裡に閉幕 ~コネクテッドインダストリーズとしてつながる機械・つながる工場を実演~

180611DMG森精機1 DMG森精機(社長=森 雅彦氏)が、5月22日(火)~26日(土)の5日間、同社伊賀事業所にて「伊賀イノベーションデー2018」を開催し、盛況のうちに幕を閉じた。

 今回は、自動車・航空機・医療に加え、新たにオープンする金型エクセレンスセンタより、同社エキスパートによる最新加工ソリューションを多数提案した。会場では、世界初披露となるALXシリーズを含めた約50台の最新の工作機械を華やかに展示し、DMG森精機認定周辺機器やモジュラーロボットシステム「MATRIS」など、工作機械に関する悩みについての解決法を提案し、好評を博した。また、DMG MORIのコネクテッドインダストリーズとして、つながる機械・つながる工場を実演した。さらに、NAGANOものづくり諏訪圏域「新技術・新工法展示商談会」と題し、諏訪圏ものづくり推進機構の会員を中心とした47企業が出展し、諏訪圏域の新技術・新工法を紹介した。

 今回の見どころは、世界初披露となったターニングセンタ「ALXシリーズ」。全6機種を一挙公開。優れた重切削能力と耐久性を備えた高性能主軸turnMASTERを標準搭載したことや、新機能追加でさらに効率化した高性能オペレーティングシステムMAPPS Pro / MAPPS Ⅳの搭載、複雑な加工をシンプル操作かつ短時間で実現する11種類のDMG MORIテクノロジーサイクルなどに注目が集まった。

 また、同社が認定する世界中の工具、治具、計測器、クーラントなど世界中のパートナー企業45社が出展し、魅力ある製品を展示した。

 来場者の興味をひいたのは、「DMG MORIのコネクテッドインダストリーズ」。機械・工具・拠点間をネットワークでつなぐIoT技術と、機械状況を分析しトラブルを未然に防ぐAIソリューションを駆使することで、高能率で無駄のない加工および工場運営を示した。

 同社では、今後の成長が予測される金型市場に特化した部門として、伊賀事業所のグローバルソリューションセンタ内に「金型エクセレンスセンタ」をこのほど設立したが、新たな金型加工技術の開発を用いて顧客へ最適なソリューションを提案する施設としてお披露目された。主に自動車大型金型(プレス、射出成形、ダイキャスト等)、高精度金型において、積極的に顧客の意向を取り入れ、欧州の技術を含めた最新加工技術をもって、顧客のさらなる高精度・短納期の金型生産のために尽力するとしている。また、テスト加工、タイムスタディを通じた顧客への無人化・自動化などの提案や、デモ加工や展示会、セミナーも積極的に実施し、高品質な加工へのきっかけづくりを行うとしている。金型製造で5軸加工を行うメリットを追求し、CAD/CAMから工具、治具、機内計測までのトータルソリューションを提案し、パートナー企業とのコラボレーション企画を展示していた。

 

顧客の自動化に対応できる体制づくりに注力

180611DMG森精機2説明をする森社長 5月22日には、テクニカル記者会見が開かれた。森社長は全世界の工作機械需要見通しについて、「前年比で5.9%伸びるという見通しより、やや強めに見ている。中国、アメリカ、ドイツ、日本、イタリア、韓国、メキシコ、インド、台湾、ロシアという順番となっており、当面活況が続いていくと思われる。国別では、日本+4.4%、台湾+5.9%。中国+5.7%、インド+7.3%、ヨーロッパ各国も大変良い。全体では8.0%の伸びとなっている。私どもの受注も昨年と比べると10%以上の伸びを示しており好調は現在も続いている。」と述べた。

 また主要産業である自動車産業についても触れ、「2018年時点から2050年に向けて車を必要とするのは、1億4000万台と見られている。そこで重要なことは、ガソリン車そのものは徐々に減っていくが、ハイブリット車、プラグインハイブリッド車を含めると、何らかの形でエンジンが付いたり、複雑な制御が必要な車は、現在よりも数千万台増えていくということ。モーターはさらに必要となり、大ロット生産になる一方、その他の部品はさらに小ロットになっていく。今の自動化、専用機から、さらに自動化、多軸化の大量加工と、5軸複合化の多品種少量生産に大きく変わってくると思われる。設備に対する要求はさらに多様化してくるだろう。EV車に必要なリチウムイオンの工程は多岐にわたっており、EV化の動きは、技術の要求を考えていけば、追い風にしかならない。半導体もさらにIТ化が進む中、長い工程が必要なので、われわれにとってはビジネスチャンスが増えてくる。」と明るい見通しを示した。

 工作機械の展望については、「今まで専用機で行ってきた仕事が、複合加工と5軸の進化によって随分置き換えられるようになった。ターニングとミーリングだけで戦っているのではなく、複合加工、5軸によって、専用機というブルーオーシャン(大きく豊かな市場)が広がったと考えられる。また、高齢化に伴い自動化が進むことによってわれわれの守備範囲が広がっていく。今年は1兆7000億円の予想だが、2020年から2025年の間に2兆円に届くと思われる。全世界の工作機械の生産高は6兆円とも7兆円とも言われているが、これを自動化、デジタルファクトリー化することによって、10兆円、15兆円にすることもできるだろう。DMG MORIにとってもその分野は成長できるブルーオーシャンと考えている。」と話した。

 さらに昨今の高齢化社会において工作機械が貢献できる分野に触れた。この中で森社長は、「高齢化社会では、クォリティーライフを長くする。90歳まで健康で100歳まで生きる。直接的に工作機械が貢献できるのはインプラントを作ること。」とその一例を示し、医療分野で力を発揮できる旨を述べ、「生産現場では省力化、省人化、自動化が鍵になると考えている。素材の投入と、完成品の搬出。それから検査工程、AI(人工知能)と画像認識でカーバーされていく。標準化の自動の仕組みとして現在157機種あるが40種類の自動化システムを商品化しており、それを見直して、お客様の自動化に対応できる体制を整えていきたい。」と意欲を示した。

 同社では、1月から3月で“非常に大きな工場を丸ごと請け負う案件”を32件受注しており、ドイツの受注を入れると50件ほど。「現在は、自動化案件が多いが、建設機械や航空機、産業機械でもフルターンキーと言われる案件が増えてきている。それを、コネクテッドインダストリーに繋ぎ、それぞれの分野で見える化につなげる。情報系データーのハンドリングも含めて受注している。」とのことで、絶好調だ。

 また、70周年の記念プログラムとして、5軸を体験してもらうという狙いのもと、DMU50 3hdを合計70台、1年間貸し出しし、「お客様と一緒に、日本中に5軸の文化を盛り上げよう!」という太っ腹な企画も行っている。また、このほど野村総合研究所と協業してデジタル技術を用いて、工場等における生産設備の高度な活用を支援するシステム・サービスを専門に提供する新会社「テクニウム」の設立に至った経緯についても説明した。

日本工作機器工業会が「第26回通常総会」を開く

180611機器1あいさつする寺町会長 日本工作機器工業会(会長=寺町彰博 THK社長)が5月22日、都内の芝パークホテルで「第26回通常総会」を開催した。

 総会後の懇親会であいさつに立った寺町会長は、「昨年は正会員が2社増えて会員数が71社となった。会員数の減少が懸念される会もあるが、これは喜ばしいこと。」とした。工業会の販売実績については、「9年ぶりに2,000億円を突破し、2,008億円の対前年比17.5%増となった。特に工作機械等、様々なところに使用される部品関係が22.8%増となった。2018年度の予想は、現在のところ2006年度過去最高の2,145億円を上回る7.9%増の2,167億円を予定している。現在のところは順調に拡大しているので、二桁台の成長に繋がればと思っている。最近、国内の政局が不安定化し、世界を見渡すと地政学的な問題が非常に多くなっており、リスクがあり、先々の不安を醸しだしているが、株価が上昇に転じたり、私どもの顧客から話をお伺いすると、大変強気である。特に2020年からIoTの時代を迎えるということもあり、わたしどものハードな部品を取り扱っている企業とのコラボレーションをどうしていくかが各企業の命題になり、また、先端を行くことが企業の残存にとっては非常に重要なことだろう。」とあいさつした。

180611機器2経済産業省 片岡 産業機械課長 来賓を代表して片岡隆一 経済産業省製造産業局産業機械課長が、「工作機械をはじめとする産業機械の高い精度・性能は、皆様方の基幹部品のお陰であると感じている。現在、業界はかつて無い活況に満ちており非常に好景気であるが、その一方で人手不足があり、日本の製造業は大きな岐路に立たされている。その人手不足を乗り越えるためにも、産業機械をはじめとする自動化のための大きな世界の流れ、日本の流れを止めることなく、皆様の原動力で進んでいって欲しい。また、皆様方の機械設備についてもこの機会にぜひIoT税制等を活用し、最新鋭のものにして頂きたいと思う。」と述べた。

 乾杯の発声は北川祐治 北川鉄工所会長兼社長が行った。宴もたけなわの頃、散会した。
180611機器3

三菱マテリアルが鋼旋削加工用ブレーカシリーズ”「FPブレーカ」のアイテムを追加発売

180611三菱マテリアル 三菱マテリアル 加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=中村伸一氏)は、“鋼旋削加工用ブレーカシリーズ”「FPブレーカ」のアイテムを追加し、このほど販売を開始した。

 “鋼旋削加工用ブレーカシリーズ”「FPブレーカ」は、低炭素鋼から合金鋼までの幅広い領域に対応する仕上げ切削加工用ブレーカで、低切り込み量での切りくずの分断性を向上し、高送り加工での切りくず詰まりを抑制する。低切り込み高送り加工用としてコーナR1.2のアイテムを追加し、シリーズの拡充を図った。

 主な特長は、以下の通り。

 ① 最適化されたコーナ部の2段突起とぬすみ形状によって低切り込み量での切りくず分断性を向上し、高送り加工での切りくず詰まりを抑制。
 ② 高い突起形状と大きなすくい角により、軟らかい被削材の切りくず乗り上げを抑制。
 ③ 20°の大きなポジティブすくい角は、剛性の低り被削材の加工においてびびり振動や変形を抑制。

標準価格
CNMG120412-FP NX2525:840円
(代表型番)CNMG120412-FP MP3025:940円
DNMG150412-FP MC6015:1,300円
SNMG120412-FP MC6025:1,100円
VNMG160412-FP MC6025:1,430円
(*いずれも税抜価格)

オークマがインド初の営業・テクニカルサービス拠点「グルガオンテクニカルセンター」を開設

180611オークマ オークマ(社長=花木義麿氏)のインド法人Okuma India Pvt. Ltd(オークマインド)は、顧客からの高まるニーズに応えるべく、このほど首都デリー近郊のグルガオン市(デリー空港から車で約10分)に営業・技術・サービスの拠点となる「グルガオンテクニカルセンター」を開設した。

 インド経済は順調な経済成長が続いており、生活水準の向上に伴い高い品質の工業製品が求められ、自動車や農機・建機向けに工作機械市場も拡大している。顧客の加工サポートやアフターサービスに対するニーズの高まりを受け、地域に根ざした営業活動と技術支援、アフターサービスの一層の充実と、オークマブランドの浸透を図ることが狙い。

(1)製品の展示、テストカット対応、 加工サポート及びソリューション提供の強化
(2)サービスパーツ在庫の充実による迅速サービスの強化
を掲げ、年間30億円の受注獲得を目指している。

 現在同社では、インド国内にグルガオンテクニカルセンター以外に5ヶ所の駐在事務所があるが、今後広大なインド市場をカバーするため、来年以降も同様のテクニカルセンターをインド各地に展開していくとしている。

■グルガオンテクニカルセンター
Okuma India Pvt. Ltd内に設置
敷地面積:370㎡
展示機:最新CNC工作機械3台(立形マシニングセンターMB-56VA、横形CNC旋盤GENOS L2000M、複合加工機MULTUS U4000 (10月搬入予定)
初期投資額:約1.0億円

■Okuma India Pvt. Ltd
100%出資のインド子会社
資本金:119,799,000インドルピー(約1億9,800万円)
所在地:Plot-89, Phase 2, Udyog Vihar, Gurgaon, Haryana, India
設立:2007年3月
従業員数:16名(うちテクニカルセンター要員2名)

アマダが平板・パイプ(形鋼)兼用ファイバーレーザマシン「ENSIS-RI」を新発売! ~高い生産性と変種変量生産を実現するファイバーレーザの新提案~

180611アマダ アマダ(社長=磯部 任氏)は、平板とパイプ(形鋼)を1台で切断加工ができるファイバーレーザマシン「ENSIS-3015RI」の発売をこのほど開始した。

 近年の板金加工業界においては、「生産性の向上」「変種変量生産への対応」が課題となっているがその解決策として、「高速加工が可能なファイバーレーザ発振器を用いることや、複数の加工工程の統合が求められています。」と同社。

「ENSIS-3015RI」は、高速、高品位、高い安定加工で定評のある独自のビーム制御技術「ENSISテクノロジー」を搭載した自社製3kWファイバーレーザ発振器に、パイプ・形鋼加工が可能な「ロータリーインデックス機構」を搭載したオールインワンマシン。金属の平板、パイプ、形鋼、これらの加工工程をすべて1台で行うことができ、省スペース化と段取り時間を削減するとともに、高い生産性と、さらなる変種変量生産への対応を実現した。

 アマダグループでは現在、ファイバーレーザマシンの販売拡大を目指し、ENSISシリーズのラインナップの拡充により、生産性の向上を実現する加工ソリューションを提案していくとしている。

「ENSIS-3015RI」の 主な特長

(1)ファイバーレーザマシンとパイプ加工機の融合
 従来は、平板とパイプを切断する場合、別々のマシンでプログラムし、切断する必要があったが、例えば、平板と角パイプを組み合わせた装置フレーム製品の場合、1台のマシンでプログラムおよび切断加工することができ、さらに、平板加工モードからパイプ加工モードへの切り替えを高速に行うことで段取り時間を大幅に削減する。また、パイプ加工モードでは新しいZ軸制御により、高速で安定した加工が可能。省エネ性と高速加工を兼ね備えたファイバーレーザとの相乗効果で、ランニングコストの低減を図ることもできる。

(2)ビーム制御技術「ENSISテクノロジー」を搭載
 ファイバーレーザ発振器には、材質や板厚に応じてレーザ光を最適なビーム形状に自在にコントロールできるアマダ独自の「ENSISテクノロジー」を搭載。薄板から厚板に切り替える際に発生していたレンズ交換の段取り作業が不要となり、さらに、ビーム形状の最適化により、安定した高品位な加工を実現する。

(3)新しい「ロータリーインデックス機構」を開発
 パイプ・形鋼を加工時に回転させる新しい「ロータリーインデックス機構」を開発した。材料を2カ所で固定するメインチャックとサポートチャックを同期で回転させる機構により、加工時の鋼材のねじれや回転時のスリップキズを防止する。また、材料自体にねじれ、ひずみがある場合においてもこの同期回転機構により、これまでにない高精度な加工を実現する。

(4)材料端面を検出するタッチプローブ機構を搭載
 穴あけやホゾ溝加工においては、タッチプローブでパイプ・形鋼を測定し、材料の端面やパイプセンターを割り出して加工することができ、より高精度な加工を実現する。

(5)長尺材(6m)に対応
 マシンに鋼材のつかみ替え機能を搭載し、6mの長尺材でも、そのままマシンへの搬入が可能。マシン投入前に別の切断機による前切断加工が不要なため、段取り工程を削減する。

日本建設機械工業会が「平成30年度通常総会」を開く 

180611建機1あいさつする大橋新会長 日本建設機械工業会が5月23日、都内のシェラトン都ホテル東京で「平成30年度通常総会」を開催した。今年は改選期にあたり、新会長に大橋徹二(コマツ社長)が選任された。

 総会終了後の懇親会であいさつに立った大橋新会長は、「当工業会は復興支援や会員企業のグローバル化に対する対策、省エネ、Co₂対策、さらに国の施策であるアイコントラクションを柱として、今後もこの方針を堅持しながら注力していきたい。今年は内需が厳しいようだが外需は相変わらず好調だ。建設機械工業は日本の基幹産業としてますます成長していかなくてはならず、皆様のご指導ご鞭撻をよろしくお願いいたします。」とあいさつをした。

180611建機2経済産業省 片岡 産業機械課長 来賓を代表して、片岡隆一 経済産業省製造産業局 産業機械課長があいさつをした。この中で片岡課長は、「日本の少子高齢化は世界最速である。オペレータの高齢化や人手不足も課題だ。衝突回避システムの搭載等安全性を高めた建設機械の開発と販売に各社注力され、現場に多大な貢献をされている。となりの中国あたりでは機械をつくる技術が相当高まっているようだ。」旨を述べた。

外需にまだまだチャンスあり!

180611建機3平野前会長 場所を移して会長交代の記者会見が行われた。平野耕太郎(日立建機 社長)前会長が、「大橋新会長にバトンを繋いだ。私の会長在任は1年間だったが、皆様からの暖かいご指導とご支援に感謝申し上げる。2017年度の建設機械の出荷額は前年度比17.6%増となった。こうした中で新たな排ガス規制導入やアイコントラクションへの対応等、国内外の様々な重要な案件に関して取り組みを進めてきた。工業会の活動と関係各位の多大なご支援をもって現在国内の建機業界は好調を維持していると思っている。日本の建設機械業界は世界に誇る技術と優秀な従業員、サプライヤーを含めた層の厚い総合力がある。今後も大橋新会長のもと、日本の建機業界がキープレイヤーとなって日本をはじめ世界の持続的な発展に貢献できればと思っている。」と退任のあいさつをした。

 大橋新会長が新任のあいさつをした。この中で大橋新会長は、「建設機械工業会は1990年に発足した。4つの柱として、①東日本大震災・熊本の支援、②地球環境に関する対策、③会員企業のグローバル化、④アイコントラクションへの対応―――を平野前会長から引き継いだ。私もしっかりと注力し、伸ばしていきたい。また、当工業会は過去からコンプライアンスについては非常に熱心な活動をしており、様々な部会活動でも弁護士が入って競争法上の疑義が生じないようにしている。これは他の業界と比べても、とても進んでいるといえるだろう。今年は内需が多少厳しいかもしれないが外需はまだまだチャンスがある。工業界全体で、ますます発展していきたい。」旨、意気込みを述べた。

■大橋徹二氏 プロフィール
180611建機5
1977年 4月 (株)小松製作所 入社
1998年10月 生産本部 栗津工場管理部 部長
2001年10月 生産本部 真岡工場 工場長
2004年 1月 コマツアメリカ(株) 社長兼CEO
2007年 4月 執行役員生産本部長兼e-KOMATSU管掌
2012年 4月 取締役専務執行役員 事業戦略、生産・販生、情報戦略、産機事業管掌
2013年 4月 代表取締役社長兼CEO

【告知】三菱マテリアルの“切削アカデミー2018”基礎コースが追加開催

 三菱マテリアル 加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=中村伸一氏)は、2016年度6月より切削工具ユーザーに向けて、技術者育成を目的とした切削工具メーカーならではの体系的な研修を開催しており、同社では「切削加工に関する全般的な知識を深め、さらなる切削加工マスターを目指す方にはぜひともご注目いただきたい研修である。」としている。

 5月に開催された基礎コースは、募集定員に達する多くのユーザーが参加し、「実際に工具を手に取り特徴がよく分かった」、「切削加工を実際に見ることで理解が深まった」などの高い評価を受け、基礎コースを9月に追加開催することとなった。

■追加開催
【日程】 9月3、4日(2日) 場所:東日本テクニカルセンター

追加および10月以降開催予定の切削アカデミー予定表

*東日本TC=東日本テクニカルセンター、中部TC=中部テクニカルセンター

●基礎コース(2日)
切削加工の種類、被削材と切削工具の基礎知識を学び、切削条件の計算式を習得する。

<対象者>
切削加工作業経験2年以上の方向け。

<日程( )内は場所>
・9月3、4日(東日本TC)
・12月3、4日(東日本TC)

●ターニングトラブルシューティングコース(1日)
旋削加工で課題となる切りくず処理の考え方、工具損傷の原因と対策などトラブルシューティングに特化して学ぶ。

<対象者>
基礎コース・応用ターニングコースを修了された方(注:2018年度開催分について基礎コース・応用コースの終了は必須としていない。) で、切削加工作業に従事しており、工具損傷の基礎知識を有し、工具選定、切削条件設定ができる方向け。

<日程>
・10月19日(東日本TC)

●ミーリングトラブルシューティングコース(1日)
工具寿命予測からミーリング工具のさまざまなトラブル事例を基に最適な解決方法を学ぶ。

<対象者>
基礎コース・応用ミーリング・ドリリングコースを修了された方(注:2018年度開催分について基礎コース・応用コースの終了は必須としていない。) で、切削加工作業に従事しており、工具損傷の基礎知識を有し、工具選定、切削条件設定ができる方向け。

<日程>
・12月14日(中部TC)

●ドリリングトラブルシューティングコース(1日)
穴あけ加工の工具損傷の原因と対策について学ぶ。

<対象者>
基礎コースと応用ターニングコース・応用ミーリング・ドリリングコースいずれかを修了された方(注:2018年度開催分について基礎コース・応用コースの終了は必須としていない。) で、切削加工作業に従事しており、工具損傷の基礎知識を有し、工具選定、切削条件設定ができる方向け。

<日程>
・1月25日(東日本TC)
・2月8日(中部TC)

●高速度カメラ解析コース(1日)
切削状態の観察、切りくず処理の不具合、不安定な切削状態の発生について学ぶ。

<対象者>
基礎コース・応用コースを修了された方(注:2018年度開催分について基礎コース・応用コースの終了は必須としていない。) で、切削加工作業に従事しており、工具損傷の基礎知識を有し、工具選定、切削条件設定ができる方向け。

<日程>
・2月22日(東日本TC)

●CBN高能率加工コース(1日)
CBN工具の選定基準やソリッドCBNフェイスミルカッタによるFC250の超高能率加工等を学ぶ。

<対象者>
基礎コース・応用コースを修了された方(注:2018年度開催分について基礎コース・応用コースの終了は必須としていない。) で、切削加工作業に従事しており、工具損傷の基礎知識を有し、工具選定、切削条件設定ができる方向け。

<日程>
・3月15日(東日本TC)

●切削抵抗解析コース(1日)
切削抵抗測定装置を用いて、切削中に生じる現象を学ぶ。

<対象者>
 基礎コース・応用コースを修了された方(注:2018年度開催分について基礎コース・応用コースの終了は必須としていない。) で、切削加工作業に従事しており、工具損傷の基礎知識を有し、工具選定、切削条件設定ができる方向け。

<日程>
・1月18日(東日本TC)

 受講料は抗すごとに設定。申込み方法は、下記のWEBサイトより申し込むこと。
▼申込みサイト
http://carbide.mmc.co.jp/solution/purpose/education/training/academy

■所在地
東日本テクニカルセンター:埼玉県さいたま市大宮区北袋町1丁目600番地(加工技術センター内)
中部テクニカルセンター:岐阜県安八郡神戸町横井1528-1(岐阜製作所内)

日本フルードパワー工業会が「第19回定時総会」を開く

180611フルパ1あいさつする石川会長 日本フルードパワー工業会(会長=石川 孝・TAIYO社長)が5月17日、都内の東京プリンスホテルで「第19回定時総会」を開いた。

 懇親会であいさつに立った石川会長は、業界を取り巻く環境に触れた。この中で石川会長は、「世界の政治情勢は東アジア、朝鮮半島を中心に大変めまぐるしい動きが始まっている。年明けの平昌オリンピックでの韓国と北朝鮮の合同チームから始まり、その後の電撃的な両国の首脳会談、さらには二度に亘る中朝首脳会談を経て、米朝首脳会談を実施される予定となっている。しかしながら昨今、めまぐるしく変わる政治情勢を鑑みると、まだまだ余談を許さない状態であると考えている。特に一連の動きが最終的にもたらす結果については、私どもは大変平和裡に終わることを願っているが、注意深く見守っていかなければならないと感じている。一方、中東に目を向けると、米国のイラン核合意からの離脱表明やイスラエルの米国大使館がエルサレムに移転するといったようなことがなされ、わが国のエネルギー供給問題とも絡んで、大きな変化をもたらす要因のひとつになりかねないと考えている。変化の激しい世界情勢だが、その一方、わが国の経済全般に関して、概ね順調に推移をしているという見方が適当ではないかと思っている。世界的なIT需要の高まり、さらには世界の好景気、また円安を基調としたトレンドによって、輸出が堅調に伸びている。また、国内の設備投資においても、劣化した設備の更新需要が引き続き根強いものがあり、また、人手不足を背景とし、省力化としての投資も力強い動きがあると認識している。つい昨日発表があった2018年、1-3月期のGDPでは、2年3カ月ぶりにマイナス成長にはなったというものの、全体を通してみれば、今年1年プラス1%を超えるGDPの成長が引き続き予想されている。私どもを取り巻く経済環境はまずまず好ましい状況にあるのだろうと見ている。」と述べた。

 また、日本フルードパワー工業会が発表している成長率については、「油圧機器全般では対前年比19.5増、空気圧はそれ以上の23%増という数値を記録し、大変素晴らしい伸びだったと思う。今年は、好調な景気もあって、生産側がやや能力に近い生産活動を続けられているという背景もあり、工業会としての油空圧としての伸びはトータル5.8%増とやや前年度に比べ穏やかな数字となった。しかし、高い生産状況である中、好調を維持した形での穏やかな成長ではないか。」とした。

180611フルパ2上田 経済産業省大臣官房審議官 来賓を代表して、上田洋二 経済産業省大臣官房審議官が、「安倍政権発足から5年が経過した。名目GDPも55兆円の増加をし、企業の経常利益も過去最高の81兆円となった。政府においては2020年まで生産性革命を進めている。賃上げや設備投資、人材育成、IoT投資等々に積極的な企業には、法人税の負担を最大20%程度引き下げるということを促している。第四次産業革命が脈々と進んでいる中で、スピーディな経営判断と新技術の社会実装が今後の鍵になるのではないか。政府としても規制のサンドボックス制度の創設や企業のサービス、ビジネスモデルの創出にしっかりと後押しをしていきたい。」とあいさつをした。