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ヤマザキマザックが中国 遼寧工場製 CNC旋盤を日本に輸入 ~旺盛な需要による長納期化を緩和~

180818マザック1遼寧工場から輸入されるQUICK TURN 200L ヤマザキマザック(社長=山崎智久氏)は、中国の生産拠点の一つである山崎馬扎克机床(遼寧)有限公司(以下、遼寧工場)製の工作機械を本年9月より輸入し、日本での販売を開始する。

 同社では、「昨年来、工作機械市場は大変活況であり、今年上半期の日本工作機械工業会の受注総額は、前年同期比+26.1%の9,640億円となるなど、異例のハイペースで成長を続けている。その中でも内需は、半導体や自動車関連を中心に幅広い業種で好調を持続し、同+33.7%と特に大きな伸びを見せている一方、供給能力を超える高い受注が続くことで、受注残が増加し、業界全体で長納期化が進んでいる。」としており、同社でも業界トレンドと同様、日本市場は過去最高レベルの受注が続いているため、需要に十分応えることができない状況となっている。このような状況を少しでも改善するため、本年9月より中国 遼寧工場製の小型CNC旋盤QUICK TURN 200Lを日本に輸入・販売することを急遽決定した。

 同社は2000年に稼働を開始した寧夏小巨人机床有限公司(小巨人工場)と、2013年に稼働した遼寧工場の2つの生産拠点を中国に有している。遼寧工場は過去にも供給支援として日本や欧州への輸出を行っており、その累計は1700台以上に及び、性能・品質は各市場で高く評価されている。中国市場・欧州においても引き続き高いレベルの受注が続いているが、一昨年より中国2工場の生産能力増強を進めており、旺盛な需要が続く日本へ供給が可能となった。

 量販機種である小型CNC旋盤「QUICK TURN 200L」は、現在、日本の顧客より多くの受注されている。遼寧製の同機種の輸入台数については当面 約10台/月を予定しており、日本製と併売し供給量を増やすことで納期を短縮し、日本国内の需要に対応していくとしている。

 同社は中国以外にも米国・英国・シンガポールに海外生産拠点を持ち、変化する市場環境に柔軟に対応できる生産体制を構築しており、「今後もグローバルな生産体制を活用し、お客様のニーズに迅速に対応していきます。」としている。

「QUICK TURN 200L」の主な仕様
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■遼寧工場の概要
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会 社 名 : 山崎馬扎克机床(遼寧)有限公司
所 在 地 : 中華人民共和国 遼寧省 大連市 経済技術開発区鉄山東路1号
敷地面積 : 約116,000 m2 (35,200 坪)
延床面積 : 約 31,000m2 (9,400 坪)
生産内容 : CNC 旋盤、レーザ加工機
生産能力 : 月産 約150 台

DMG森精機 上方修正

180818DMG森精機説明をする森社長 DMG森精機(社長=森 雅彦氏)は、第2四半期(2018年1月~6月)の連結決算を発表した。

 第2四半期における業績は、売上収益2352億8300万円、営業利益157億6300万円、税引前四半期利益136億300万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益88億8600万円となった。

 工作機械関連の受注金額は、2661億円で前年同期比24%増となり好調に推移した。機械本体に加え、同社が力を入れてきた多軸機、自動化システムの受注が拡大しており、販売単価の上昇を伴い各地域とも増勢基調を維持した。日本は53%増、米州は27%増、欧州は17%増、中国は36%増、中国を除くアジア・オセアニアは8%増となった。なお、2018年通期の受注計画について、従来の4700億円からさらに引き上げ4800億円以上を目指す。

 同社の事業戦略として製造現場での自動化・複合化の促進と5軸加工機の普及に取り組んでいる。自動車(EV)の増加など社会の変化を受け、製造業では、従来型の大量生産と複雑形状の少量多品種生産の二極化が進んでいる。同社は、生産の効率化をさらに高める自動化システムと複雑形状の加工を可能にする5軸加工機・複合加工機を組み合わせ、どちらの顧客に対しても最適な提案をしている。同社はあらゆる顧客の生産活動の課題解決を一手に引き受け、激しく変革する社会の中で重要な役割を果たし続けていく。

 新製品開発では、高い剛性と精度が求められる量産部品加工に最適な横型マシニングセンタNHX4000/5000 3rd Generationを開発し、5月の自社展示会伊賀イノベーションデーにて国内初出展した。3年保証付きの高性能主軸speedMASTERに加えて、切削油剤のタンク内に堆積する微細な切りくずを効率的に回収する新技術ゼロスラッジクーランドタンクを標準搭載することで、高速加工を実現しつつメンテナンス性を大幅に向上させた。また、オープンイノベーションを積極的に推進し、コンパクトなスペースで導入できる搬送用ロボット「D-Carry」をデンソーと、1台に機能を集約したロボットシステム「MATRIS mini」を不二越と共同開発した。

 一方、同社は社員が働き続けやすい環境整備にも引き続き取り組んでいる。総労働時間を年間2000時間以内に抑え、メリハリをつけた働き方により有給休暇の完全取得を目指す。加えて、4月には社員の子どものためにDMG MORI保育園を開園した。“よく遊び、よく学び、よく働く”をモットーに、今後とも広い分野での社員の活躍を支援し、全社一体となって成長していく。

 今後については、日本、米州、欧州の各地域ともに受注環境は引き続き堅調に推移すると思われ、同社では開発・製造・販売・サービスの各分野でAG社と連携を進め、営業サービス拠点がフルに稼働し、さらなる企業価値の向上に努めるという。次期業績(連結)は、営業収益4500億円、営業利益350億円、親会社の所有者に帰属する当期利益200億円を見込んでいる。なお、米ドルレートは110円、ユーロレートは130円を想定している。

アマダホールディングスが金属プレス加工の自動化装置メーカーを買収 ~自動車部品向け加工ラインの自動化ソリューションを提供~

 (株)アマダホールディングス(社長 磯部 任氏)は、このほど、(株)名村造船所(社長=名村建介氏)との間で、同社が100%の株式を保有するオリイメック(株)(社長=髙畠 一氏)の全株式を取得する株式譲渡契約を締結し、完全子会社とすると発表した。

 これにより、同社は、主に自動車部品の加工ライン向けに、当社グループの金属プレス加工機械とオリイメックの搬送ロボットなどの周辺装置を一体化させた自動化ソリューションを提供し、顧客の生産性向上、機械と周辺装置の導入コストや工数の削減、さらにはメンテナンスの効率化に貢献していく。

 オリイメックは、金属プレス加工ラインの自動化に必要な材料供給装置や搬送ロボットなどの周辺装置におけるリーディングカンパニー。市場ニーズを的確に捉えた商品や加工ラインシステムを創出する技術開発力と、国内外の販売・サービス網を通じた提案力に強みを発揮している。近年、自動車業界のEV 化、自動運転化、軽量化などの流れを受けて、自動車部品には、複雑な形状や多品種少量生産への対応が求められるようになり、素材の多様化も進んでいる。また、働き方改革や人材不足、海外の人件費高騰を背景に、生産現場の自動化、ロボット化へのニーズが高まっている。こうしたことから、アマダホールディングスは、プレス事業の競争力強化を目的に、金属プレス加工のトータルソリューションを提供できる体制を早期に確立することを目指して、このたびの合意に至ったとした。

 アマダホールディングスは、名村造船所との間で、同社が保有するオリイメックの発行済株式を全て取得する株式譲渡契約を締結、取得価格は、125 億円。株式譲渡は10 月初頭を予定しており、オリイメックは手続き完了後も顧客、取引先との関係を維持しながら、主要商品の製造、販売・サービスを継続していく。

 今後は、アマダグループのプレス加工機械とオリイメックの周辺装置を一体化させた総合的な自動化ソリューションをワンストップで提供する。具体的には、主に自動車部品の加工ライン向けに、複数のプレス加工機械と搬送ロボットをつなげて同期制御を行うタンデムラインシステムを展開していく。また、両社が持つ販売・サービス網や技術提案力を相互に活用することで、グローバルでプレス事業の拡大を目指す。

 両社の技術を融合させた金属加工の新たな自動化ソリューションの開発を進め、加工ラインの設計、導入から、メンテナンス等のサービスに至るまでを全面的に支援する。

 アマダホールディングスは、中期経営計画における成長戦略の施策として、自動化ソリューションビジネスの推進とグローバル市場の拡大を掲げているが、今回の買収を通じて、プレス事業の売上高を2021 年度までに250 億円、2016 年度の94 億円から2.7 倍に拡大することを目指すとしている。

■オリイメック株式会社 概要
社 名: オリイメック株式会社
所在地: 神奈川県伊勢原市鈴川
設 立: 1962 年
代表者: 代表取締役社長 髙畠 一
事業内容: プレス加工自動化装置、ばね成形機などの開発、製造、販売、サービス
資本金: 1,491 百万円 (2017 年12 月末)
売上高: 8,999 百万円 (グループ計、2017 年12 月期)
従業員: 408 名 (グループ計、2017 年12 月末)

DMG森精機が創業70周年記念 顧客70社とDMU 50 3rd Generation 70機で「5軸加工研究会」を発足

180818DMGMORI1あいさつをする森社長 DMG森精機(社長=森 雅彦氏)は2018年10月26日に創立70周年を迎えるが、周年行事として「5軸加工研究会」を発足し、8月7日に東京都内のホテルで全国70社の顧客とともに「5軸加工研究会発足式」を開いた。

 同社では、「昨年から今年にかけて、日本に留まらず世界中の製造現場で、工程分割から工程集約へと流れが急激に変化している。それに伴い、IoTやAIを活用した自動化や省人化への関心・需要の高まりは、どの業界においても顕著になっている。工作機械業界では、5軸加工機への関心の高まりとしてそれが現れている。」としており、この潮流を勢いづけるべく日本国内の5軸加工機普及を推進し、顧客の生産性向上に貢献することを目的としている。

180818DMGMORI2DMU 50 3rd Generation 具体的には全国70社の顧客に5軸加工機のスタンダード機である「DMU 50 3rd Generation」 70機を貸し出す。豊富な経験、知識を備えた同社で最高のエンジニアを毎月2回派遣し、近隣の顧客を集めた顧客向けプライベートレッスンを実施する。

 顧客の工場で働く5軸加工機の操作に不慣れなオペレータの育成・指導支援を行ない、抵抗なく、自信を持って5軸加工機を使用できるようサポートする。さらに、今後5軸加工研究会において、空間精度や加工誤差補正などについての最先端研究を行う大学教授による講演や意見交換会を開催していく。

 同社では、「今回の5軸加工研究会の発足が、5軸化の遅れが指摘される日本国内の製造現場への5軸加工浸透、延いては人手不足解消や、生産性向上、SMEsのイノベーション活性化の一助になればと考えている。」としている。

アマダホールディングスが米国・切削機械メーカーを買収 ~北米でバンドソーのリーディングカンパニーへ~

180818アマダ米国マーベル社製 竪型チルトバンドソー「SERIES-8」 アマダホールディングス(社長=磯部 任氏)は、7 月30日付(米国時間)で、米国の切削機械メーカーMarvel Manufacturing, Inc.(ウィスコンシン州CEO:Archie Stam、以下マーベル社)の全株式を取得し、完全子会社とした。(マーベル社は、同日付でAMADA MARVEL, INC.(アマダ・マーベル社)に名称変更)。

 マーベル社は、北米地区で100 年以上にわたり、切削機械・器具およびブレードの製造、販売を手掛けてきた老舗メーカー。同社の主力商品である竪型チルトバンドソーは、建材、各種車両、農業機械などに使われる鋼材の一種、軽量形鋼の切断加工機として、北米で高いシェアを維持している。アマダグループは、今回の買収を通じて軽量形鋼用のバンドソーを新たに商品ラインナップに加えることにより、北米においてバンドソーの売上高で第1位メーカーとなる。

 今後は、竪型チルトバンドソーの専用ブレードを日本で開発し、アマダ・マーベル社が北米で販売するほか、アマダグループの現地法人を通じて北米以外の地区でアマダ・マーベル社の商品を販売するなど、グループの開発・営業基盤を活かして切削事業をグローバルで拡大していく。

 また、同社の工場を切削機械の周辺装置を生産する製造拠点として活用することも視野に入れている。同社は中期経営計画における成長戦略としてグローバル市場の拡大を掲げており、この買収を通じて、商品ラインナップの拡充、およびグローバルで製販体制の強化を図り、グループの切削事業の売上高を2021 年度までに500 億円、2017 年度の340 億円から1.5 倍に拡大することを目指す。

■アマダ・マーベル社概要
社 名: AMADA MARVEL, INC.
所在地: 3501 Marvel Drive, Oshkosh, WI 54902, USA
設立: 1904 年(マーベル社設立年)
代表者: Archie Stam, CEO (アーチィ・スタム)
事業内容: 切削機械・器具の開発・製造・販売・サービス、ブレードの開発・製造・販売
売上高: 約 26 億円 (2017 年)
従業員: 101 名 (2017 年末)

三菱マテリアルが高能率加工用両面インサート式ラジアスカッタ 「WJXシリーズ」とチタン合金仕上げ加工用バレルエンドミル「VQT6UR」を発売

 三菱マテリアル 加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=中村伸一氏)は、このほど、高能率加工用両面インサート式ラジアスカッタ「WJXシリーズ」と、チタン合金仕上げ加工用バレルエンドミル「VQT6UR」の販売を開始した。

高能率加工用両面インサート式ラジアスカッタ 「WJXシリーズ」

180818三菱マテリアル 高能率加工用両面インサート式ラジアスカッタ「WJXシリーズ」は、独自逃げ面形状の両面インサートを採用し、ネガインサートの経済性、高強度とポジインサートの切れ味、多機能性を融合させた荒切削領域用のカッタ。アーバタイプ、シャンクタイプを同時に発売する。

●特長

 ① 切削開始時の抵抗上昇が少なく、断続切削や高切り込みでも、安定した静かな加工を実現。
 ② 切れ刃は、最大切り込み量まで直線を確保し、高切り込みでも安定した高送り加工を実現。
 ③ ダブテイル構造により、インサートの浮き上がりを抑制し、クランプ駒なしで安定したクランプを実現。
 ④ インサートの独自切れ刃稜線はコンパクトなカール状の切りくずを生成させ、工具本体やチップコンベアの切りくず詰まりを抑制。
 ⑤ インサートの厚みを増すことで、インサートの欠損および本体の破損を防止。

 「WJXシリーズ」は、アーバタイプは最大切削径 Φ63mmからΦ160mmの20アイテム。シャンクタイプは最大切削径Φ50mmの2アイテム。インサートは1形状 8材種。

・標準価格  WJX14R06305BA:80,000円
(代表型番) WJX14R10006DA :123,000円
  WJX14R16009FA:190,000円
WJX14R5003SA42S:58,500円
JOMU140715ZZER-M MP6130:2,200円
(いずれも税抜価格)

チタン合金仕上げ加工用バレルエンドミル「VQT6UR」

180818三菱マテリアル2 チタン合金仕上げ加工用バレルエンドミル「VQT6UR」は、航空機エンジン部品などの加工に求められる高品位・高能率を実現するための工具。先端Rと外周Rによるバレル(樽)形状を採用し、先端のRでR面取り加工を行うとともに、外周Rで翼面加工を行うといった複合加工に対応したエンドミルである。このほど難削材加工用の“SMART MIRACLEエンドミルシリーズ”から外径φ8mm~φ12mmの4アイテムを発売した。

●特長
 ① ボールエンドミルに比べて外周Rが大きく、理論上の仕上げ面粗さが抑えられるため、加工ピッチを大きくした高能率加工が可能。
 ② 先端3枚刃は、広いチップポケットを確保することにより、切りくず排出性の向上を実現。
 ③ 外周6枚刃は、多刃設計による高能率加工の実現と、不等分割設計でびびり振動を防止。

標準価格
・VQT6URR020R075S08:27,900円
・VQT6URR020R085S10:36,200円
・VQT6URR030R075S10:36,200円
・VQT6URR040R100S12:44,000円

JMAが優良工場表彰制度「2018 年度(第8 回)GOOD FACTORY 賞」決定 ~中国、マレーシア、日本の3ヵ国から5工場を表彰~

 日本能率協会(会長=中村正己氏、略称:JMA)は、日本およびアジア地域に進出している製造業の生産性や品質の向上、改善活動に成果をあげた工場を表彰する「GOOD FACTORY 賞」を2011 年に創設し、優秀事例を紹介する活動を行っているが、このほど第8回の受賞企業として、NEC、オークマ、コマツ、東レ、ブラザー工業、の5社・5工場を決定したと発表した。

 「GOOD FACTORY賞」は、日本およびアジア地域で、工場の生産性向上、品質向上など体質革新活動に取り組まれている事例に着目し、そのプロセスや成功要因、現場の知恵、働く方々の意識改革、社会的貢献などの内容を日本製造業の範として顕彰するもの。優良工場の事例を産業界に広く紹介することで、製造業の体質強化と発展に寄与することを目的としている。

 GOOD FACTORY賞審査委員会(委員長:東京工業大学工学院経営工学系教授伊藤謙治氏) の書類審査・現地審査を経て、以下の企業に決定した。

180818能率協会

コマツ、オプティム、ランドログ、被災状況の把握を目的としたドローン測量を無償で実施

180818コマツ被災状況確認イメージ コマツ(社長=大橋徹二氏)、オプティム(社長=菅谷俊二氏)ならびにランドログ(社長=井川甲作氏)、の3 社は、「平成30 年7 月豪雨」の災害支援として、自治体向に被災状況の把握を目的としたドローン測量を2018 年8 月3 日より無償で実施すると発表した。

 なお、この支援は、オプティムの「DRONE CONNECT」と、コマツの「EverydayDrone」を活用して提供される。支援を活用することで、人員を割り当てることなく、被災状況を素早く可視化・把握することが可能となる。

■各社の役割
●オプティム:ドローンパイロットシェアリングサービス「DRONE CONNECT」に登録しているプロフェッショナルドローンパイロットの無償派遣
●ランドログ: データプラットフォームの無償提供
●コ マ ツ: 3D 現況測量データ生成サービス「EverydayDrone」と、スマートコンストラクションアプリの無償提供

■申し込み期間
2018 年8 月3 日(金)~2018 年9 月3 日(月)
(*状況に応じて提供期間は変更する可能性がある)

■申し込み方法
「平成30 年7 月豪雨」の被災自治体の皆さまが対象となる。必要項目(住所・氏名・利用用途など)を記載し、下記フォームより申し込むこと。詳細は申し込み後、メールにて案内する。

▼申込みフォームURL
https://goo.gl/forms/oRBPtlmG2yoO0IiX2

タンガロイが焼入れ鋼仕上げ切削用「HP」チップブレーカ付CBN発売

180818タンガロイ タンガロイ(社長=木下 聡氏)は、このほど焼入れ鋼の仕上げ加工で抜群の切りくず処理性を持つ『HP』チップブレーカ付CBNを発売した。

 発売済みの焼入れ鋼の深切込み加工用「HM」「HF」チップブレーカ付きCBNは、すでに高い評価を博しているが、仕上げ加工用の「HP」チップブレーカを追加発売することで、全ての焼入れ鋼加工領域で切りくず処理性の向上が可能となる。「HP」チップブレーカは、切込み0.2mm以下の仕上げ加工領域で安定した切りくず処理ができ、切りくずトラブル解決により、作業能率を大幅に改善できる。

●主な特長

 (1)切れ刃とブレーカの位置を最適化することにより、クレータ摩耗を抑制し、安定した切りくず処理性が可能
 (2)低抵抗の刃先仕様により、ワークの変形とびびりの発生を抑制
 (3)切りくず処理性と優れた加工面精度を両立させるワイパー刃付きHPインサートを設定
 (4)連続加工に適するBXM10インサートと断続加工に適するBXA20インサートを設定

【レポート】OKKの東日本プライベートショーが大盛況! 協賛企業の最新製品を使った“お客様の手を助ける”デモ加工が大人気!

180731OKK1 OKK(社長=宮島義嗣氏、本社:兵庫県伊丹市)が、7月12日~13日の両日、東日本プライベートショーを開き、多くの来場者で賑わった。今回は協賛企業の最新製品を使ったデモ加工に注目が集まり、“高剛性のOKK”を存分にアピールした。

 今回のプライベートショー開催にあたり、宮島社長は、「現在、業界は活況に溢れており、こうした中でどういう提案がわれわれから出来るかが問われている。加工現場で活躍されている皆様はご多忙であり、人手不足に悩まされている。こうしたことは、機械本体ではなく、周辺機器を含めて自動化等を活用し、“お客様の手を助ける”といった提案ができたらと思い、周辺機器メーカーさんと一体になって訴求していきたい。」とコメント。

180731OKK2宮島社長 現在、半導体業界も絶好調なうえ、OKKのキャッチコピーでもある、“重切削・高剛性”が力を発揮する建設機械も動き出している。絶好調な工作機械だが、その一方で懸念されているのが部品の調達だ。この件について尋ねると、「部品調達の苦しい状態は続いているが、弊社のVMシリーズは、リニアガイドを使っておらず、これは強みだと思っています。」と宮島社長。

 「今年はJIMTOFの年。OKKが展示する内容を期待してください。」と元気いっぱい応えてくれた。



周辺機器メーカーとのコラボで来場者を魅了!

180731OKK3人気のVM53 展示会場入口には、岡本工作機械製作所の「PSG-SA1シリーズ」が展示されていた。製品が違うとはいえ、別の機械メーカーのものを展示するユニークさ! これは、OKAMOTOのベストセラー平面研削盤「PSG-DXシリーズの後継機。従来の汎用機と同様の感覚で全自動サイクルと簡単なオペレーションがウリだ。

 さて、OKKが提案していたのは“生産性アップ”。従来の機種と、最新VM/Rシリーズでスペックの比較をしていた。特に非切削時間が削減され、加工全体のサイクルタイムを短縮するという箇所には力がこもる。例えば従来の「MCV410」と「VM53R」と比較すると、加工能力を比較しても切削量が4倍以上で荒加工の時間短縮に威力を発揮する、といった具合だ。工具収納本数も20本から30本と増加していることも見逃せない。

180731OKK4OKKの剛性ある機械に威力を発揮する工具 今回の注目すべき点は、周辺機器メーカーとのコラボ。「VM660R」でコラボをしたのは三菱マテリアル。被削材はS50C。ワークサイズ400×400を平面加工、φ110ヘリカル加工を披露した。このデモ加工で使用されたのは未発表の「WJXシリーズ(髙送り加工用)」工具。8月には堂々リリースされるホカホカの新製品だ。カールをしたコンパクトな切り屑はその良好さを物語っている。同社では、「この工具は剛性のあるマシンの良さが生きる工具です。」とのことだった。難削材などの高効率加工を可能としたクラス最大級の重切削性能を見せつけてくれた。

180731OKK5機械最大限の口金開きが特長 

 さて、「VM76R」にジャストフィットさせた超低床 超ロングスチールバイス「VE200LWN」は北川鉄工所 キタガワグローバルハンドカンパニーのもの。コラム側、スプラッシュガード側への干渉を無くし195~605mm)まで把握可能。0~3レンジまでの締付力が自由自在の新商品だった。


180731OKK6気になる干渉も最小限 BIGでお馴染みの大昭和精機からは、多面加工のロスタイムを大幅短縮する「アングルヘッド」。

 独自のシーリング機構により防水・防塵効果がアップした。高剛性&コンパクト設計で扱い安いのも特長だ。刃具突き出し量も短くなりATCやマガジン周辺での干渉が最小限で済む。

 「VC-X500」では、三菱日立ツールのバレル工具による高能率加工をデモ。バレル工具では、同じ理論カスプハイト値で等高線加工をすると同一工具径のボールエンドミル比約1.7倍、R3ラジアスエンドミル比約3倍のピッチで加工できるという。

180731OKK7OKKの「VC-X500」と最先端工具で高能率加工を実演! ピッチを大きくできるので送り速度にかかわらず加工時間の短縮ができるメリットがあるのだ。「ピッチは大きく! カスプは小さく!」が仕上げ加工短縮の魔法の言葉。同ピッチで加工をすると加工面粗さが向上し、磨き工数を削減する。今回の加工ワークはNAK80(42HRC)。ワーク寸法は80×80×80。あっという間にピカピカだった。

 高剛性がウリのOKKと周辺機器が一体となって、新たな高能率加工方を提案していた今回の展示会は回を重ねるごとにパワーアップしている。