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日本ロボット工業会 2026年1~3月期 マニピュレータ ロボット統計 受注・生産・出荷実績まとまる
ロボット工業会がこのほどまとめた2026年1~3月期のマニピュレータ ロボット統計 受注・生産・出荷実績は次のとおり。■業況 2026年1~3月期は、受注額が対前年同期比41.0%の増加、生産額が同22.9%の増加と、それぞれ大幅な増加となった。受注状況をみると、マニピュレーティングロボット、電子部品実装機ともに強い伸びを示し、受注額、生産額は前四半期に続いて過去最高となった。 実績をみると、国内向けは依然として勢いはなく、主要業種、主要用途で減少した。輸出は電子部品実装用が旺盛な需要を背景にけん引し、中国やタイ、ベトナムを中心としたアジア向けや、北米向けで大幅増となった。アーク溶接用やマテハン用も大きく増加した。 地政学リスクが重層化し、需要環境の不安定さは強まっているものの、世界的な自動化需要やAI関連投資、各種政策等を通して、ロボット市場の更なる成長が期待される。受注・生産・出荷の各状況は以下の通り。■受注 ・受注台数(台) : 60,412(前年同期比+33.0 【7四半期連続の増加】 ・受注額(億円) : 2,948(同+41.0%) 【7四半期連続の増加】■生産 ・生産台数(台) : 52,983(前年同期比+20.4%) 【5四半期連続の増加】 ・生産額(億円) : 2,442(同+22.9%) 【6四半期連続の増加】■出荷 ・総出荷台数(台) : 54,255(前年同期比+21.4%) 【5四半期連続の増加】 ・総出荷額(億円) : 2,519(同+24.8%) 【5四半期連続の増加】 ―国内出荷台数(台): 9,625(同▲5.3%) 【5四半期連続の減少】 ―国内出荷額(億円): 521(同▲4.0%) 【4四半期連続の減少】 ―輸出台数(台) : 44,630(同+29.3%) 【5四半期連続の増加】 ―輸出額(億円) : 1,998(同+35.4%) 【5四半期連続の増加】■国内出荷内訳電気機械産業向け ・国内出荷台数(台) : 3,088(前年同期比▲7.8%) 【5四半期連続の減少】 ・国内出荷額(億円) : 155(同▲6.4%) 【4四半期連続の減少】自動車産業向け ・国内出荷台数(台) : 2,660(前年同期比▲15.8%) 【5四半期連続の減少】 ・国内出荷額(億円) : 146(同▲12.6%) 【4四半期連続の減少】■輸出内訳電子部品実装用 ・輸出台数(台): 4,009(前年同期比+27.9%) 【8四半期連続の増加】 ・輸出額(億円): 839(同+47.7%) 【8四半期連続の増加】溶接用 ・輸出台数(台): 10,155(前年同期比+7.7%) 【2四半期連続の増加】 ・輸出額(億円): 242(同+4.7%) 【2四半期連続の増加】
代理店・販売店向けに新たなビジネスチャンスを配信 サンドビック・コロマント
サンドビック・コロマント(カンパニープレジデント=高宮真一氏)が、このほど代理店・販売店に向け、グローバル市場の最新動向や産業・地域別トレンド、新たなビジネス機会など、代理店・販売店の事業戦略となる情報「経営戦略インテリジェンス」を配信した。
高宮カンパニープレジデントは、配信の目的を、「グローバル及び日本の産業及び地域的な状況を特約店の皆様や営業責任者の皆様にシェアし、今後のビジネス拡大のチャンスにしていただくこと。」と示したうえで、切削工具需要予測などを述べた。
それによると、「世界の製造業景況感(PMI)は、日本・中国・インド・タイ・欧州・米国いずれも50を上回り、総じて拡大基調にある。特にインドは高成長が続き、欧州も回復の兆しが見え始めた。2026年の切削工具需要は、アジア・欧米ともに多くの産業で前年比3%以上の成長が見込まれる。中でも航空宇宙・防衛、半導体関連は今後3年間で大きな伸びが予想される。一方、自動車は当面回復するものの、その後は横ばい圏。工作機械は足元で回復するが、高付加価値機へのシフトにより工具需要は中期的に抑制される見通し。」としたうえで、国内では、「自動車は持ち直し後に横ばいから微減、航空・防衛は成長継続、工作機械や半導体製造装置は拡大が続く見込み。建設機械や金型は横ばい圏で推移するが、EVや半導体需要の影響を受ける。エネルギー分野はAIデータセンター需要などを背景に高水準を維持する。」と述べた。
地域別では、「東北は半導体や電子部品の回復で改善、関東は半導体の好調と自動車の弱さが相殺し、横ばいから微増と見込まれる。」との見方を示した。
なお、この「経営戦略インテリジェンス」は、今後継続的に年に数回配信する予定。
スクリューオン式カッタASXシリーズに「ASX300」を追加 三菱マテリアル

三菱マテリアル プロダクト領域 超硬製品事業部は、スクリューオン式肩削りカッタASXシリーズにダウンサイジングタイプの「ASX300」を追加し、本年年4月より販売開始した。
スクリューオン式肩削りカッタASXシリーズは、ポジティブインサートタイプでありながら、低切削抵抗と高い耐欠損性を両立したスクリューオン式カッタ。安定した切削性能により、高負荷加工においても生産性向上に貢献する。
今回発売するスクリューオン式肩削りカッタ「ASX300」は、インサートのダウンサイジングによる多刃設計を採用することで、テーブル送りの向上を可能にし、加工時間の短縮を実現した。さらに、切削時の電力負荷低減にもつながり、CO₂排出量削減にも寄与する。
〈特長〉
① インサートダウンサイジングによる多刃設計とすることで、テーブル送りを向上させ加工時間を短縮。
② 切れ刃稜線の改善により、底面および壁面において高品位な仕上げ面を実現。
③ 刃先形状の最適化により、切りくず排出性と刃先強度を向上。
④ 1刃当たりの加工負荷を適正に抑えることで、インサート寿命を向上。
⑤ 環境調和認定製品の採用により、環境負荷低減に配慮。
ファイバーレーザマシン3機種のラインナップを拡充、正式受注を開始 アマダ
アマダは、ファイバーレーザ加工機「REGIUS-AJe」「ENSIS-AJe」「VENTIS-AJe」の各シリーズのラインアップを拡充し、本年4月から正式受注を開始した。
今回の拡充では、ハイエンドモデル「REGIUS-AJe」に最大26キロワットの超高出力発振器を搭載可能としたほか、「VENTIS-AJe」には長尺材に対応する6.2メートル×2.5メートルの大型仕様を追加し、加工領域の拡大と生産性向上を図った。
一般的なファイバーレーザ発振器は複数のレーザモジュールの光ファイバーを束ねて出力を高めるが、結合時にビーム品質が低下する課題があったことを受け、同社はモジュール自体の高出力化を進め、最大15キロワットのシングルレーザモジュールを開発。高輝度なシングルモジュールを独自の「高輝度維持合波」技術により、ビーム品質を維持したまま最大26キロワットまでの高出力化を実現した。
さらに、材料や板厚に応じてビーム形状を制御する「ENSISテクノロジー」を各レーザモジュールに搭載し、個別制御を可能としたことで、多様なビームプロファイルの生成に対応。これにより、中厚板の無酸化切断(クリーンカット)の高速化や軟鋼の加工可能板厚の拡大を実現した。切断面の品質向上により、溶接や塗装など後工程への影響低減にも寄与する。
また、独自のビーム制御技術「LBC Locus Beam Control:軌跡ビームコントロール」」を搭載した「VENTIS-6225AJe」を新たに追加し、長尺材加工の効率化にも対応した。
板金加工業界では人手不足が深刻化し、技能継承や生産性向上が課題となっている。同社はレーザ開発で培った技術を生かし、製造現場の生産革新と新たな価値創出を目指す。
■ラインナップ一覧
(今回追加された箇所は下線)
*ENSIS-3015AJe単体仕様は除く
工作機械のキーコンポーネンツ「turnMASTER」、「turretMASTER」、「ERGOline X」安心の5年間保証を開始 DMG森精機
DMG森精機は、同社製工作機械の一部キーコンポーネンツについて、2026年4月の工場出荷分から保証期間を5年間に延長する。対象は従来の主軸「MASTERシリーズ」の3年保証を拡充するもので、製品の安心・安全性の向上を図る。
同社はこれまで、品質向上と安定供給の実現に向けて主軸やボールねじなどの内製化を推進。工程集約や自動化を軸とするMX(マシニング・トランスフォーメーション)により、機械の停止時間を削減し、無人運転の拡大を進めている。
こうした中、稼働率の向上に伴い、加工精度を左右するキーコンポーネンツの品質重要性が一段と高まっている。内製化による技術蓄積と迅速な改良体制が、今回の長期保証の実現につながった。
5年保証の対象は、ターニング主軸「turnMASTER」、刃物台「turretMASTER」、ヒューマンマシンインタフェース「ERGOline X」。
「turnMASTER」は高剛性と耐久性を備え、同社の次世代ターニングセンタ「NLX 2500 2nd Generation」に搭載。高性能エンコーダの採用によりC軸位置決め精度を高め、高精度加工を実現する。
「turretMASTER」はBMT(ビルトインモータ・タレット)により発熱や振動を抑制し、高いミーリング性能と加工精度を両立。
「ERGOline X」はタッチパネルとハードボタンを融合した操作系で、防塵・防水構造を備え、手袋着用時でも操作性と視認性を確保している。
機械は長期間使用される製品であることから、同社は今後も内製化を軸に品質向上を図るとともに、他のキーコンポーネンツについても順次保証期間を延長する計画。さらに、工作機械本体の保証期間についても現行の2年間からの延長を目指す。
核融合炉ダイバータ材料向け新規炭素複合材料の共同研究を開始 ~核融合の商用化に向け、タングステンに替わる高耐熱・高熱伝導材料の開発をめざす~ 三菱ケミカル
三菱ケミカル(社長=筑本 学氏)は、このほど、筑波大学(学長=永田恭介氏)および東京理科大学(学長=石川正俊氏)、と、核融合炉内の重要機器のひとつであるダイバータ向け新規炭素複合材料の開発および評価・実証と社会実装に関する共同研究を開始したと発表した。
■背景と目的
「地上の太陽」とも称される核融合発電は、次世代のクリーンエネルギーとして世界的に注目され、商用化に向けた技術開発が各国で加速している。核融合炉は多くの重要機器で構成されるが、中でもダイバータは、プラズマから放出される高熱や粒子が集中する過酷な環境で使用されるため、優れた耐熱性と高い熱伝導性が求められる。
現在、国際協力実験炉(ITER)ではダイバータ材料にタングステンを採用する計画だが、連続運転時の耐熱性や耐プラズマ性に課題が残る。このため、より高い耐熱性と熱伝導性を備えた新材料の開発が急務となっている。また、タングステンは海外依存度が高く、供給の安定性にも課題があることから、代替材料への期待が高まっている。
■新規炭素複合材料について
炭素複合材料は従来から1000度超の耐熱性と高い熱伝導性を持ち、さまざまな産業分野で利用されてきた。本研究では、この炭素複合材料に高融点金属を含浸させることで、2000度を超える耐熱性と高い熱伝導性に加え、耐プラズマ性能の付与を目指す。
この新材料は核融合炉用途にとどまらず、宇宙往還機や超音速機の熱シールド材などへの応用も期待される。核融合分野と航空宇宙分野の双方で活用が見込まれる、日本発の先進材料として注目される。
■それぞれの役割
2025年度後期国際交流・技能検定受検手数料助成先を決 天田財団
天田財団(代表理事理事長=磯部 任氏)は金属等の塑性を利用した加工およびレーザ加工(レーザプロセッシング)を利用した、加工に必要な技術に関する国際交流に対する助成、ならびに金属の加工に従事する者の技能と地位の向上を目的とした資格取得に対する助成を行っているが、このほど2025 年度後期の助成先を決定しましたと発表した。
国際交流助成
助成先総数は10件、助成金額総額は776万円

2025年度前期に採択した研究開発・国際交流助成を含めると、2025年度の助成先総数は124件、助成金総額は2億9,098万円となった。1987年(昭和62年)の創立以来、38年間で累計助成先件数は2,483件、累計助成金は45億8,355万円となった。
資格取得助成(技能検定受検手数料助成)
資格取得支援として、職業能力開発促進法施行令で指定され都道府県職業能力開発協会が実施する国家検定である「工場板金」「金属プレス加工」および「鍛造」の技能検定受検手数料に助成をした。助成先人数は275名(86団体:271名、個人:4名)、助成金総額は527万円。2025年度前期助成先を含めると、2025年度の助成先総数は372名(118団体:368名、個人:4名)、助成金総額は70万円。2019年後期以来、累計助成先数は2,636名(850団体:2,629名、個人:7名)、助成金総額は4,567万円となった。
2027年5月に本社を移転 日立建機
日立建機(社長=先崎正文氏)は、2027年5月、本社を現在の上野イーストタワー(東京都台東区東上野)から大手町ゲートビルディング(東京都千代田区内神田)へ移転する。
同社は、2022年の米州事業の独自展開や資本構成の変化を契機に、「第2の創業」と位置付けた経営改革を推進してきた。2027年4月には社名を「ランドクロス株式会社」、コーポレートブランドを「LANDCROS」に変更する予定。
こうした変革を踏まえ、成長戦略の推進と企業価値向上、グローバル連携の強化を目的に本社移転を決定した。新本社は国内外の拠点や顧客、パートナーをつなぐハブ機能を担い、グループの成長を支える拠点とする方針。
■新本社 概要
移転先所在地:東京都千代田区内神田1-1-16大手町ゲートビルディング
アクセス:東京メトロ・都営地下鉄「大手町駅」より徒歩3分/JR・東京メトロ銀座線「神田駅」より徒歩6分
入居フロア:23階~25階
移転時期:2027年5月(予定)
収容人数:約860
経産省・2026年2月度機械統計 機械工具生産動態調査
経済産業省の2026年2月度 機械工具生産動態調査(機械統計)は以下のとおり。

*機械工具(機械統計)との差はダイヤモンド工具のダイヤモンドドレッサー、グライディングホイール、カッティングソー、セグメント工具、その他ダイヤモンド工具。
*耐摩工具の一部はその他超硬工具に含まれる。
(表出所:日本機械工具工業会)
「INTERMOLD2026開催にあたって」 日本金型工業会 会長 山中雅仁
この度は、2026年「INTERMOLD/金型展/金属プレス加工技術展」開催に際し、関係諸官庁ならびに各出展企業、関連諸団体の皆さまには、多大なご支援とご協力を賜り、開催を滞りなく迎えることができましたことを厚く御礼申し上げます。さて、金型産業においては、「100年に一度の転換期」とも言われる環境変化に直面しています。
自動車を中心とする産業構造の転換に伴う金型需要の変化、米国を端とする通商摩擦とグローバルサウスの台頭による新たなサプライチェーンの構築、コストプッシュインフレの進行、構造的な人手不足下での技術技能の伝承と進化など 複雑に絡み合う複数の要因に対して、個社はもとより産業界を挙げて、抜本的な対応が求められています。そのような中で、INTERMOLD2026は、『変革の力を結集し、世界をリードする日本のものづくりへ』をテーマに開催されます。
ご出展各位においては、夫々に変革力を発揮され、最新技術を駆使した専門性の高い個性的なプレゼンテーションがされていますが、いずれも共通に感じますのは、旺盛なクラフトマンシップです。もとより、伝統的な技術を守りつつ、作り手と使い手が連携し、新たな価値を生み出すために、「変わり続けてきたこと」が日本企業の強みでもありますが、さらに素形材産業が、グローバルに進展するためには、デジタルオープンイノベーションによる産学官・他社・異業種との連携、協業がKFSになると考えています。本展示会では、特別企画フェアを併設し、関連業界だけでなく異業種分野との交流機会なども設けておりますので、変革力の相互触発により、ビジネスの飛躍に繋げて頂ければご幸甚です。
最後になりますが、関係各位のご尽力とご協力のもと、本展が開催できますことを重ねて御礼申し上げますとともに、すべてのモノづくり産業および関連業界の益々のご隆昌を
祈念し、ご挨拶とさせて頂きます。
