産業別では、引続き航空機部品、医療関連向けは堅調に推移するも、自動車関連、一般機械、SMEs(Small Medium Enterprises)、建設機械向けが調整局面を迎えている。半導体装置関連向けは昨年半ば以降低迷を続けている。このような環境のもとで同社は、9月にドイツで開催されるEMOを最大限活かし受注拡大に努めるという。
また、イメージ戦略として、海洋冒険家の白石康次郎氏を迎え入れDMG MORI SAILING TEAMを発足し、単独・無寄港・無補給の世界一周ヨットレースVendee Globe 2020への参戦を目指している。現在建設中の新艇「DMG MORI Global One」号には、同社の最新鋭の同時5軸加工機ならびに複合加工機で加工した部品が搭載されている。同社は、顧客に最先端の工作機械とソリューションを届けるとともに「DMG MORI SAILING TEAM」の活動を通じて、グローバルな製造業の発展に貢献していくという。
さらに今回、同社が推進していた「Connect Plan」は、工作機械をつないで、工場の稼働実績や稼働記録を見える化することにより、稼働率アップのための分析を支援するシステム。安全にインターネット接続をするためのセキュリティ機器である「OKUMA NET BOX suite-S」を使用すれば、いつでもどこからでも工場の稼働状況が見えるうえ、機械でアラームが発生したことを伝えるメールを確認したり、オークマのサービスセンターとつながり、オンラインでサポートを受けることができるという製造現場にとっては、心強いシステムの紹介があった。
① エポックSUSマルチ(EPSM)と比較してすくい角・ねじれ角を大きく設定することで、切削抵抗を低減するとともに切れ味のある刃形設計を採用した。 ② エポックSUSシリーズで採用の不等分割形状を継承し、振動抑制効果を高めている。また、振動抑制効果と切削抵抗低減効果によって、側面切削時にワーク上面に発生するバリを低減させることができる。 ③ 耐摩耗性の高いPNコーティングの採用により長寿命な加工が可能。 ④ レギュラー(2.5Dc)・ミディアム(4Dc)・ロング(5Dc)の刃長違いの工具をラインナップし、あらゆる加工状況に対応する。 ⑤ 他のエポックSUSシリーズと組み合わせて使用することで、より高能率で高品位な加工が可能になる。