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タンガロイ 高性能深溝入れ・突切り加工用工具「AddForceCut」に溝幅6&8mmインサートとAH6235材種を追加

230925タンガロイ

 タンガロイがこのほど、深溝入れ・突切り加工用工具「AddForceCut」(アド・フォース・カット)に、溝幅6mm、8mmインサートと高靭性のAH6235材種を拡充設定し、発売を開始した。

 この製品は1コーナ仕様のインサートと、高剛性セルフクランプ機構により、深溝入れ加工や突切り加工に対し、安定した切削性能を発揮する溝入れ工具シリーズ。独自の高剛性クランプ機構を採用したインサートポケットは、上側一か所、下側二か所の3点クランプによってインサートを確実に保持し、高いクランプ剛性を確保する。また下側に設けたストッパー部分で切削力を確実に受止め、深溝加工や最大Φ120mmの突切り加工でも安定した加工が可能。

 インサートには汎用のQGM形、切れ味が良く切削抵抗の低いQGS形、端面溝加工に最適なQTX形の3種類をラインアップし、幅広い深溝入れ・突切り加工に対応する。

 今回、QGM形とQGS形に6mm幅と8mm幅のインサートを追加し、これにより溝幅CW=2~8mmのラインナップとなり、広範囲の深溝入れ加工や大径の突切り加工をカバーした。
 
 また、高靭性材種のAH6235を全ての溝幅とチップブレーカに拡充設定し、突切り加工などで発生しやすいチッピングを抑制し、さらには断続部のある深溝入れ加工や突切り加工においても安定した長寿命を実現する。
 

■主な形番と標準価格(税抜価格)
 ・QGM6-030 AH7025:1,910円
 ・QGM8-040 AH6235:2,410円
 ・QSER2525-6T36:19,800円
 ・QSER3232-8D102-CHP:39,000円
 

三井物産マシンテックがロボットショールームを品川にオープン

 三井物産マシンテックが、9月1日に産業用ロボットショールーム(名称:Industrial Robot Hub(インダストリアル・ロボット・ハブ))を開設した。

 同ロボットハブでは、製造業のより高度で効率的な製造プロセスをサポートするための最先端のロボットテクノロジーを提供し、産業用、協働ロボットシステムの展示・デモンストレーションを通じて、顧客のニーズに最適なロボットソリューションを提案する。

 ロボットハブ内には、専門知識豊富なスタッフが担当する。来場は事前予約制。

 問い合わせ先は下記の通り↓
 robothub@mmknet.com

 

「JIMTOF2024(第32回日本国際工作機械見本市)」開催概要を発表

 日本工作機械工業会と東京ビッグサイトが去る8月2日、東京都内のトラストシティカンファレンス・神谷町で、来る2024年11月5日(火)から10日(日)までの6日間、東京ビッグサイトで開催される「JIMTOF2024(第32回日本国際工作機械見本市)」開催概要を記者団に発表した。この展示会は、工作機械やそのあらゆる周辺機器が一堂に会するものづくりの総合見本市であり、かつ最先端の技術や製品が世界中から集結する世界最大級の国際技術ショーである。

キャッチコピーは「技術のタスキで未来へ繋ぐ」

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日本工作機械工業会 柚原専務理事

 日本工作機械工業会の柚原一夫専務理事は、「現在、製造業はカーボンニュートラルへの対応、労働力不足の解消、サプライチェーンの強靭化などさまざまな課題に直面をしている。このような動きの中、内外の有力メーカーが一堂に集うJIMTOFでは、各出展者の方々がこれらの課題をニーズとして捉え、グリーン・デジタル・レジリエンスという3つのキーワードを視野に入れながら、最適なものづくりが提案されるものと期待をしている。さらに顧客の価値創造に寄与する〝コトづくり〟を融合することで、ソリューションに磨きをかけ、工作機械に対する需要を引き起こすこともできると期待している。主催者としては、出展者の方々のパフォーマンスが最大限に発揮されるよう来場者の回遊性の強化、来場日の分散化、デジタル技術を有効活用した展示会の利益他、環境整備に努めていく。また、日本のものづくりを支える製造業界の社会的認知のさらなる向上にも資する企画・イベントを積極的に盛り込み、業界の未来を担う人材の発掘と育成にも注力していく。」と意気込みを示した。

 柚原専務理事によると、今回の目玉は、「南展示棟に出展者と学生を繋ぐアカデミックエリア(仮称)」だという。特に会期中の週末を中心として次世代を担う学生と現役世代の方々との交流の場を創出することで、技術のタスキで未来を繋ぐことを実現するのが狙い。

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東京ビッグサイト 津国常務

 東京ビッグサイトの津国保夫常務は、「JIMTOFは、1962年の初開催から半世紀以上経過し、この間に日本経済の基盤となる製造業の技術は大きく変改した。近年では、AIの進化やDXの活用とともに、GX化の推進など生産技術の革新が続いている。JIMTOFはその時代時代における製造業の最先端技術を国内外へ発信し続けてきた。このような目覚ましい技術革新が続く時代においてこそ、JIMTOFは最新の技術や製品を展示・発表する場としまして、また最先端の技術を競う質の高い見本市として、現状に満足することなく、より一層世界にその存在感を示していくことが重要となる。主催者は、今回も南展示棟を含む過去最大規模で開催する中で、これまで以上に多くの最新鋭、最先端の製品・技術を集結し、披露する。さらに併催企画や出展者、来場者サービスについてもさらなる充実を図り、ものづくりの無限の可能性を拡げ、未来へ受け継がれていくことを願っている。」と期待を込めた。

 230911JIMTOF3「JIMTOF2024」のキャッチコピーは『技術のタスキで未来へつなぐ』。このコンセプトは、JIMTOFに集う最先端ものづくりの技術が、未来へ受け継がれていくことの象徴を〝タスキ〟で表現したもの。また、タスキは無限(∞)の可能性を秘めていることをイメージする〝メビウスの輪に見立てた帯〟で描いている。

 

 

「JIMTOF2024」の特長

(1)最先端技術・製品をいち早く披露 ~国際技術ショーとしての魅力向上~
 JIMTOFでは、毎回半数を超える出展社が「初披露」の製品を出展している。この展示会に焦点をあわせ、新製品開発を進めている出展者が非常に多いことから、新製品・技術を「いち早く」見学できる展示会として高い評価を博している。

(2)時代のニーズに即した最適な併催企画 ~魅力溢れる併催イベント・企画展示~
 JIMTOFでは出展者の展示だけでなく、主催者として併催企画も多く実施している。JIMTOF2024では多彩な講演会や、最新技術トレンドを体感できる企画展示、製造業全体の未来を担う学生を対象とした学生企画など、「国際ショー」としてのプレゼンスを発揮する機会を展開。前回初開催した「Additive Manufacturing Area in JIMTOF」については、JIMTOF2024でも特別併催展として、継続開催が決定した。また、今回はアカデミックエリア(仮称)を新設し、物作り産業の時代を担う学生と現役世代との交流の場を創出する。

(3)出展社・来場者サービスのさらなる充実 ~DX化の推進と充実した会場内サービス~
 JIMTOF2024では、公式WebサイトやSNSなどを活用し、会期に向けて継続的に来場者からの興味・関心を拡大していけるような新サービスを実施予定。また、遠方からの来場者も積極的に誘致するため、各種媒体等のデータ展開を促進する。そのほかにも広い会場内の回遊性向上に向けた巡回シャトルバスの運行など、出展社・来場者が求める各種サービスを充実する。

〈出展募集スケジュール〉

●申込期間
【主催者・共催団体会員/海外工業会会員】
 2023年10月2日(月)~10月31日(火)23:59
【海外・国内一般】
 2023年11月1日(水)9:00~11:30(木)23:59

三菱マテリアル 小物部品加工用ボーリングバーに「鋼シャンクホルダ」「ISOインサート」を追加

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 三菱マテリアル 加工事業カンパニーは、このほど小物部品加工用ボーリングバーに「鋼シャンクホルダ」「ISOインサート」を追加し販売を開始した。

 同社の小物部品加工用ボーリングバーは、高精度・高生産性・高品質な加工が求められる小物高精度部品内径加工において優れた性能を発揮し、特に小型自動旋盤を活用している顧客より高い評価を博していることから、今回、適用範囲拡充を図るべく、「鋼シャンクホルダ」「ISOインサート」をラインアップに追加した。

〈特長〉

(1)「鋼シャンクホルダ」は、工具のイニシャルコストを低く抑えられ、コストパフォーマンスに優れる。
(2)「ISOインサート」は、豊富な形状と材種のレパートリーにより、幅広い加工領域に対応可能。

「物部品加工用ボーリングバー」は、「鋼シャンクホルダ」が計52アイテム、「ISOインサート」が計212アイテムとなっている。

■標準価格(税抜き価格)
 ・「鋼シャンクホルダ」S18-16SCLCR09-150-C:20,020円
 ・(代表型番)「ISOインサート」CCGT09T301M-FS  VP30RT:1,860円
 

DMG森精機 「5 軸加工技術検定」提供開始

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 DMG森精機がこのほど、工程集約、自動化による生産性向上、高精度化を実現する5軸加工技術のさらなる普及と高度専門技術者の地位向上を目的とし、2024年1月より「5軸加工技術検定」の提供を開始すると発表した。

 同資格制度は、切削加工・割出し5軸加工の基礎を学習した方を対象として実施するWeb試験で、技術者の技術水準を「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」の4段階で評価する。

 ブロンズは5軸加工を理解し、既定の加工工程を立ち上げることができるオペレータを対象とし、シルバーは加工立ち上げ担当者で、5軸加工の手順を理解し、安全に加工を立ち上げることができる人材を認定する。ゴールドは工程設計と現場責任者を兼ねて、加工図面を読み解き、加工工程を計画し、機種や工具、治具の選定から様々なケースに応じてワーク加工の立ち上げまで行うことができる技術者、または優れた指導者に与えられる。プラチナは、5軸加工に関してゴールド相当の知識・経験・スキルを持ちつつ、卓越した専門技術・知識を有しており、加工技術の普及に貢献している人材を対象としている。

 同社では、2024年末までに500名の受験を目標としており、まずはブロンズ試験、順次上位試験についても開始する計画。また、2030年までに公的資格にすることを目指しており、5軸加工の外部専門家による監修、Web試験受験時の不正防止の仕組みの構築などを実施した上で企画推進している。

 同資格制度は、工程集約、自動化による生産性向上、高精度化を実現する先端加工技術である5軸加工の普及施策の一環であり、2018年に設立した5軸加工研究会や、優れた加工の腕を競う切削加工ドリームコンテストなどとも連携を計画している。

 また、各種教育プログラムと併せてご提供することで、業務経験を元に体系的に技術・知識を習得し、資格取得を通して評価し、顧客の業務範囲の拡大と品質向上、高度専門技術者の地位向上に繋げるという循環を生み出すことを目指している。

230911DMG森精機2 資格取得に至るまでの技術者育成についても全面的にサポートする。機械操作やNCプログラミング、対話プログラミングについて実践的な内容を学ぶことができる対面型スクール「5軸加工シーメンス」や、eラーニングサービスのデジタルアカデミー「5軸加工機ベーシック」、100ワークの事例から工程設計を学べる「工程設計アドバイザ(割出し5軸編)」などの既存の教育プログラムと組み合わせ、顧客毎に最適な方法を提案する。

 さらに、今回新たに「5軸加工活用講座」と題し、ブロンズの試験範囲を効率的に自己学習いただけるコースの提供を開始する。このコースは手軽に学習頂けるeラーニング形式を中心に、対面型の実習講座と組み合わせる事で5軸加工の基本を速習頂ける形態での提供を予定している。

 同社では、同資格制度の導入により、日本国内における5軸加工機の理解者を増やし、その普及を図ることで、高度専門技術者の育成と地位向上、また業界全体の技術力向上に貢献する方針。


 

アマダ 国際的な環境イニシアティブ「RE100」に業界初加盟 ~国内全拠点電力を100%再生可能エネルギーに切り替え~

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アマダ・グローバル・イノベーションセンター(AGIC)

 アマダは、このほどグループ会社含む全拠点の事業活動で使用する電力を100%再生可能エネルギーにすることを目指す国際的な環境イニシアティブ「RE100」に加盟したと発表した。「RE100」の加盟は工作機械業界で国内初となる。

 また同社では、2022年度より国内全拠点(事業所・工場・営業所等)で使用する電力を 100%再生可能エネルギー由来に切り替えた。これは、温室効果ガス排出量の約28,000トンの削減となる。他のCO2 削減の取り組みを含めると、国内の事業所・工場の CO2 排出量(Scope1+2)は、省エネ等含め2013 年度比90%削減(海外含む全拠点では65%削減)となる。 

 アマダグループは事業活動における CO2 削減の取り組みとして、以下の 2 点を進めてきた。

CO2 排出量ゼロ達成のための主な取り組み

(1)省エネルギーの取り組み 
 ・工場内の生産工程におけるエネルギー削減施策の実施 (マシンフレームの焼鈍工程廃止、熱処理工程改善、粉体塗装焼付工程の電化、チラーのブースター冷却方式への更新など) 
 ・照明のLED化や高効率空調への更新 
 ・老朽施設更新による省エネルギー対策

(2)再生可能エネルギーの導入 
 ・伊勢原事業所や土岐事業所、小野工場、福島工場への太陽光発電の設置
 ・再生可能エネルギー電力の調達の推進

 アマダグループは2021年に制定したサステナビリティ基本方針に基づき、「脱炭素社会の実現」を取り組むべき重要な課題としており、その達成のため、事業所・工場において 2030 年度CO2排出量75%削減(2013年度比)、2050年度カーボンニュートラルを目指す目標を策定している。また、関連した国際イニシアティブへの対応として2022年4月には TCFD(気候関連財務情 報開示タスクフォース)に賛同し、同年11月には SBT(科学的根拠に基づく温室効果ガス削減目標)の認証を取得した。

 加えて、使用時の2030年度CO2排出量50%削減(2013年度比)を目標とした商品を通した環境施策も行っている。2023年2月に開設したアマダ・グローバル・イノベーションセンター(AGIC)では、先端技術を活用した環境に優しい新商品をラインナップしている。

環境に優しい新商品の例

(1)CO2排出量表示を含む新 NC 装置「AMNC 4ie」搭載マシン 
(2)CO2排出量を65%削減した(2013年代表商品比較) 新ファイバーレーザマシン
(3)駆動軸のオイルフリーを実現した電動サーボ新ベンディングマシン
(4)夜間での自動化加工を可能にするレーザ用多段棚システム

 2023年5月に発表した「中期経営計画2025」では、事業所や商品のCO2排出量削減を進めていくため、2025年度までに国内海外合わせ約100億円の環境関連投資を行うことを明示している。またカーボンニュートラル達成に貢献するため、2030年度までに自社での環境配慮型商品開発、設備更新、自家発電設置等を進めていくことで、環境関連投資は約 300億円を予定している。

 アマダグループはこれまで機械業界において先進的に環境関連活動に取り組んできた。同社グループ環境宣言のスローガンである「エコでつながるモノづくり」を、これからも長期的な視点で実践し、持続可能な社会の発展に貢献するとともに、100年企業へ向けて企業価値の向上を目指していくとしている。

メカトロテックジャパン(MECT)事前来場登録とセミナー聴講予約の受け付けを開始

 ニュースダイジェスト社(社長=樋口八郎氏)と愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏)はこのほど、本年10月に開催する工作機械見本市「メカトロテックジャパン(MECT)2023」の事前来場登録とセミナーの聴講予約の受け付けを開始した。公式ウェブサイト(https://mect-japan.com/2023)で受け付けている。

 10 月18日~21日にポートメッセなごやで開催するMECT2023は、東京で西暦偶数年に開かれる「日本国際工作機械見本市(JIMTOFJIMTOF)」に次ぐ国内で2番目の規模の工作機械・技術の専門見本市。会期中に開催するセミナーでは、トヨタ自動車元町工場長の宮部義久氏や日産自動車横浜工場長の和田民世氏、ボーイングジャパンシニアマネージャーの大沢裕史氏、川崎重工業ロボットディビジョン理事の真田知典氏など各分野に精通した6 人の講師が「自動車」「航空機」「自動化」をテーマにものづくりの現状とこれからについて講演する。各セミナーとも定員は400人。事前登録制で申し込みは先着順。

セミナー概要

●講演内容 
■10月18日(水)テーマ「自動車」明日の自動車づくり 

講演①:13:00~14:00
 「マルチパスウェイを実現するモノづくりの進化」 
 トヨタ自動車 元町工場 工場長 宮部義久 氏 

 講演②:14:20~15:20
 「変わらないものから生まれるモノづくりの進化と新領域への挑戦」 
 日産自動車理事横浜工場工場長和田民世氏

■10月19日(木)テーマ「航空機」航空機産業の展望 
講演①:13:00~14:00
 「ボーイング・ジャパン・リサーチ・センターの紹介」 
 ボーイングジャパン ボーイングリサーチアンドテクノロジージャパン 
 シニアマネージャー兼 ボーイングジャパンリサーチセンター 
 センター長 大沢裕史 氏 

講演②:14:20~15:20
 「航空の脱炭素化にむけた取り組み」 
 IHI航空・宇宙・防衛事業領域 技術開発センター 
 副センター長 増田和裕 氏 

■10月20日(金)テーマ「自動化」最新ロボットどう使う 
講演①:13:00~14:00
 「Kawasakiが描く、これからのロボティクス」 
 川崎重工業 精密機械・ロボットカンパニー 
 ロボットディビジョン 理事 真田知典 氏 

講演②:14:20~15:20
 「ヤマハ発動機が描く搬送自動化 ~μ to km~」 
 ヤマハ発動機 執行役員 ソリューション事業本部 
 ロボティクス事業部長 江頭綾子 氏 

 

●開催場所:交流センター3階会議ホール 
●開催時間:10月18日(水)~20日(金)①13:00~14:00 ②14:20~15:20
●聴講料金:無料 
●申し込み方法:公式ウェブサイト(https://mect-japan.com/2023)から受け付け 
※事前来場登録が別途必要。 
●定員:各セミナー400 人(先着順)
 

「モノづくり体感スタジアム2023」にMOLDINOが出展 ~超硬工具のことを学びながら粘土でキーホルダーをつくろう~

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 モノづくり日本会議は、体験型のワークショップを通じて子どもたちにものづくりや理科、科学への興味や関心を喚起し、想像力やコミュニケーション能力などを養うことを目的とした「モノづくり体感スタジアム」を実施している。本年は8月26日(土)~27日(日)の2日間、東京都立産業貿易センター浜松館で開催し、同スタジアムに切削工具メーカーのMOLDINOが出展し、親子が一緒になってものづくりの楽しさを体験した。

 MOLDINOのテーマは「超硬工具のことを学びながら粘土でキーホルダーをつくろう」。超硬工具と同じ形のキーホルダーをつくることがミッションだ。インサートと同じ形のキーホルダーの型をつかって粘土で形をつくりつつ、子どもたちは超硬工具について学んだ。

産業用ロボット・自動化システムの専門展「ROBOT TECHNOL OGY JAPAN JAPAN」出展募集を開始

 ニュースダイジェスト社(社長=樋口八郎氏)と愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏)は9月1日から、2024年7月に開催予定の産業用ロボットと自動化システムの専門展「ROBOT TECHNOL OGY JAPAN JAPAN(ロボットテクノロジージャパン)2024」の出展募集を開始する。

 同展示会は、2024年7月4日(木)~7月6日(土)の3日間、Aichi Sky Expo Expo(アイチ・スカイ・エキスポ、愛知県国際展示場)で開催するもので、自動車などの製造業、物流、食品・医療品・化粧品産業などでロボット導入を考えるユーザーと、ロボットシステムインテグレーター(S IerIer)や機械商社を主な来場の対象にした産業用ロボットと自動化システムの専門展。

 生産現場で自動化や省人化を実現する産業用ロボットや無人搬送車(AGVAGV)、自律走行型搬送ロボット(AMRAMR)、ロボットハンドや各種センサーといった各種構成機器、物流拠点などで利用される自動倉庫やソーター、マテハン装置、さらには工作機械や食品機械、包装機械、物流装置などにセットアップした各種システムや自動化に関するAI・IoT関連ソフトウエア、装置などが主な出展対象製品となる。なお、工場などでの生産や物流に使用しないサービスロボットや介護ロボットは対象外。

 また、前回展に続き、本展でもロボットシステムを構築するSIer専用の展示ゾーンを設ける。一般の展示ゾーンよりも25%ほど出展料を安価に設定し、具体的な自動化システムの展示を充実させ、SIerの商機拡大に貢献するとしている。

 初開催となった2022年展には、202社・団体(1096小間)から出展申し込みがあり、2022年6月30 日(木)~7月2日(土)の3日間の会期中に4万1880 人の来場者があった。
 

タンガロイ「DrillForceMeister」L/D=8仕様ボディをさらに拡充!

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 タンガロイがこのほどφ20mmからφ41mmに対応するヘッド交換式ドリル「DrillForceMeister」(ドリル・フォース・マイスター)のL/D=8仕様ボディの工具径を拡充し、全国で発売を開始した。

 「DrillForceMeister」は、独自のヘッドクランプ方式を採用し、φ20mm~φ41mmの比較的大径の穴あけ加工において、驚異的な信頼性を誇るヘッド交換式ドリル。ドリルヘッドとボディの拘束接触面を広くとることにより、高いクランプ剛性を誇り、大径穴において高い加工穴精度を実現することが特長。また、穴入口や出口が円弧になっているワークや、剛性の低いワークに対しても性能を発揮する。

 工具交換はヘッドを付け替えるのみで、ツールホルダからのドリルボディの脱着や突出し量の調整が不要となることから、工具交換時間を大幅に短縮できる。

 今回この「DrillForceMeister」シリーズのL/D=8仕様ボディについて、φ20mm~φ25.9mm用を新たに拡充した。これによって、L/D=8仕様ボディもφ20mm~φ41mm用のフルラインアップが完成する。また、φ20mm~φ25.9mm用ボディは、シャンクの後端部にRc1/4"の管用テーパねじ(めねじ)を設けている。旋盤で使用される際に、このねじ穴へ切削油の給油ホースを接続することで容易に内部給油加工が可能となる。

 今回の拡充によって、「DrillForceMeister」は工具径φ20mm~φ41mm、加工深さL/D=3、5、8という非常に幅広いレンジの穴あけ加工に対応できるシリーズが完成。自動車、金型から重工業まで、あらゆる機械部品の中~大径の穴あけ加工で大幅な加工能率向上を実現する。

■主な形番と標準価格(税抜き価格)
・TIS200F25-8    :75,500円
・TIS220F25-8    :75,500円
・TIS250F32-8    :92,900円
(計8アイテム)